【ZenWatch2】iPad mini4とのリンクには公式アプリではなくて…

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基本的にスマートウォッチはタブレットで使う事を考えられていないことが多い。Apple WatchだってiPhoneとはリンクできるがiPadとはリンクできない。Android wearのアプリもiPhoneがベースで開発されています。

鞄の中に入れたスマートフォンの通知、それも主には着信通知を受け取ることができるようにするというのが目的のひとつなので、これは仕方が無いことでしょうが残念ですね。

でも、まあAndroid wearはiPadにインストールしても問題無く動きますし、通知もちゃんときます。なので、iPadを利用している人にとって、iPadでLINEなどを使って通話をガラケーなんていう私のような人にとってはApple Watchは使い物にならないもので、Android wear一択って事になるようです。

アップルの製品じゃないのにおかしな話ですけどね。

で、公式アプリを入れたときは短くバイブするだけなんですけど、非公式アプリの場合にはバイブが長い。通知をメインというところで考えるならば、Android wear公式よりも別の物を使った方が良さそうだという事に気がついたわけで。

幸いなことにうちにはAndroid wear対応のスマホ(Android4.4以上)がある。HTC J Oneを使ってペアリングさせつつも、各種通知はタブレットからというやり方にします。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.codegy.wearconnectforios&hl=ja

Aerlink:Wear Connectというアプリですが、これを利用するとある程度Android wearの良さを受け継ぎつつもiPadで利用できます。

手順

1.AndroidスマホにAndroid wearをインストールする。

2.スマートウォッチとペアリングさせる。ここまでは公式のやり方の通りです。

3.Android スマホにWear Connectをインストールする。ここでスマートウォッチにも自動的にインストールされます。

4.スマートウォッチ側の設定をする。

screen4

左にスワイプしてアプリ一覧を表示させて、このAerlinkを探してタップします。

screen 3

その後、このiOS ServiceをOnにします。

5.iPad側にアプリを入れる。BLE(Bluetooth4.0から採用された新しい通信)のクライアント。

有料版ならばhttps://itunes.apple.com/jp/app/aerlink/id995058068?mt=8 (Aerlink公式アプリ)無料版は適当に探してください。BLEでApp Storeを探せば出てきます。わかりやすいのはこの動画を見てみるといいと思います。

これで通知はiPadから来ますが、ペアリングはAndroidスマホとなっています。

メリットとデメリット

メリットとして感じていること。

  • スタンドアローンで動かせるAndroid wearアプリが使える。
  • ウォッチフェイスがGoogle Playからダウンロードできる。
  • Androidスマホ向けのツール類が利用可能。
  • Android wear For iOSよりも長いバイブで通知される。
  • スマートウォッチにiPadのバッテリレベルが表示可能。

これくらいでしょうかね。

特に通知をメインとして考えている場合にはバイブが長めなのは良い、公式アプリだとたまに気がつかないことがある。iPhoneの場合にはバイブの長さを変えられるのか分かりませんが、変えられないのであればこれは便利。

デメリットとして感じるのは

  • Androidスマホが無いとGoogle Nowなどが利用出来ない。
  • 初期設定が少々めんどくさい。
  • 地図アプリなどもAndroidスマホが手元に無いと使えない。
  • つまり、フル活用するにはAndroidスマホとiPadの2台持ちとなる。

こんな所ですかね。

普通に考えればGoogleがかいはつしている物なので、Androidが無ければ使いづらいのは当たり前のことで有り、それをデメリットとして感じるかというと、Apple WatchがiPadで利用出来ないことを考えるとデメリットとしてはたいしたことが無いと感じています。

また、スマートウォッチは表示画面…ウォッチフェイスをカスタマイズしたり色々選べることがメリットとしてありますが、現状公式アプリではそこに制限がある。そして、Androidであるが故のアプリのインストールも公式アプリではできない。

そのあたりを考えると、わざわざ時計に話しかけて検索したりするか?と言われるとしないだろうな、と思ってしまいます。つまり、現状では公式アプリよりもイレギュラーな使い方の方がメリットが多いのでは無いかと感じています。

私の場合は、すでにスマホにはSIMが刺さっていないため、もし2台持ちで出歩くとなると、iPadでテザリングをしないとフル機能が使えません。そこまでして時計に話しかけたいとは思いませんので、現状で満足しています。

後は、公式アプリがもっと使いやすくなったりすればその時には考え直したいと思いますけどね。

コメント (4)
  1. yabuyabu より:

    こんにちは、ブログ拝見させて頂きました。とても参考になります。
    質問なのですが、ウォッチフェイスをグーグルプレイでダウンロードしインストールしたいのと、ラインとメールの通知機能を使いたいだけなのですが、上記手順でウォッチフェイスをインストールしたあとはAndroid機なしでiPadのみでラインやメールの通知機能は使用は可能でしょうか?
    moto360 sportsを使用しています。

    1. tknr より:

      はじめまして。過疎地のブログを読んで頂きありがとうございます。

      内容につきまして、結論から言うと可能でした。
      最初のインストール時にのみAndroidスマホがあれば問題ありませんでした。
      Android wearとしては挙動は同じだと思うので、moto 360でも同じだと思います。

  2. yabuyabu より:

    ありがとうございます。ウォッチフェイスとラインを使うのは出来ました。
    あと、どうしても繋げたいのが、icalとの同期です。icalにgmailで登録したアンドロイド端末のアドレスを紐つけると、紐付けられた予定は表示されるのですが、他のが表示されません。
    ひょっとして、アンドロイドにicalがインストールされないので、Aerlinkで紐付けられないのでしょうか?
    ちなみにiPadだけでmoto360をandroidwearで使用するとicalの予定は全部表示されます。
    大分とマニアックな領域に踏み込んでしまいましたが、ここだけ突破できればmoto360を好きに慣れそうです。ご存知でしたらよろしくお願いします。

    1. tknr より:

      icalってカレンダーですよね?
      おそらくですが、アップル純正のアプリからの通知は難しいのでは無いかと思います。
      試しにですが、通知拒否リスト(Android ware上の設定)で何かしら解決できないでしょうか。できないようならば無理かもしれないですね。
      あと、Android機が近くにないときにはGoogle Nowも利用できませんのでご注意を。

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