【Zenfone 3】がっかりな声の多い国内モデル。低価格でなくなったからには…

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ASUSは最低レベルのサポートしか行っていないメーカーです。中国系でもAcerと同等レベルの低さで、Lenovoなどに比べるとかなり劣ります。まあ、Lenovoは国内ではThinkPadブランドを持つほどなので、それなりの高い商品価格になっているからなんでしょう。

国内ではZenfone 3(ZE520KL)は一番安いモデルが税別39,800円、国外(台湾)ではこれは26,000円程度で売られています。つまり、53%割高。並行輸入でも31,000円程度なので、それに比べても割高です。これでは、格安スマホとして出していた過去の製品と比べて競争力に劣ります。スペックも正直言って高いわけではありません。Snapdragon625ならば、ハイエンドというわけでもないです。昨年出ていたZenfone 2では、ATOMとはいえどもハイエンドに近い物で3万程度の驚異的なスペックと価格だっただけに見劣りします。

また、deluxeの廉価版モデルZS550KLとはちょっと違いますが、ZE552KLという私が持っているZenfone 3の5.5インチモデルは国外(台湾)では33,000円以下で売られています。平行輸入盤でも今は安くなって38,000円ちょっとで売られています。これとほぼ同等のスペックを持ったZS550KLは59,800円。こちらは55%ほど高くなっています。元々サポートが最低レベルであれば、それを期待せずに並行輸入の業者を使い、それも一部の業者ならば1年間メーカー保証期間の間は業者が中間に立ってくれることで、直接現法と対応する必要が無いというケースもあります。

私が買った所ではウェブでそういった旨をうたっています。こういった買い方がいいのではと思います。ただし、au VoLTEを使わない場合は、となります。(台湾モデルはau VoLTE未対応)これにも但し書きがついており、au VoLTE利用の場合には格安SIMとの2枚差しで使うことができないという欠点もあります。まあ、mineoのAプランなどでVoLTEを利用したいときには便利かもしれません。ただ、この価格と用途ならば中古で出回り始めたhtc10を狙った方が遙かにいいと思いますけど。

フルスペックのdeluxeモデル(ZS570KL)は私が狙っているモデルです。というのもCDMA2000 が利用出来るので、今使っているガラケーからスマホへ1台にまとめる事ができるようになります。そうすれば、持ち歩く端末が減るので良いかなと。スマホのハイエンドモデルってのは買ったことがないので、一度くらい買ってもいいかなと思う気持ちもありますし。

そして、この一番高いモデルは日本では税別89,800円、税込みだと96,984円となります。台湾モデルはいくつかありますが、日本と同じ256GBストレージモデルは81,000円ほど。こちらだけ10%割り増し程度になっています。元々が高いだけに50%アップはできなかったんでしょうね。そして、この価格が高いか安いかと言えば、比較対象としてあげるとすればXperia X performanceはキャリアモデルで税込み9万ちょっとで買えます。違いとしては、au3Gは使えなかったり、カメラモジュールが本家ソニー製のスマホよりも高性能な物を積んでいたり、液晶サイズが5.7インチと大きめだったり、オンスクリーンキーじゃなかったり、ストレージが4倍多かったり。

逆におサイフケータイやワンセグ・フルセグはついていないし、防水モデルでもなくフロントカメラは800万画素とやや抑えめになってたりします。これで7,000円程度の違いを考えると高いか安いか微妙かもしれません。つまり、正当なハイエンド機になっているということです。

今までのようなハイエンドで格安というのをやめた(できなかった)のかなというイメージがZenfone 3 deluxeです。これでiPhone一択状態の日本で戦うのは難しいでしょうね。Androidのハイエンドモデルはキャリア割がないとほとんど売れていない現状を考えると、ASUSはなにを考えたんだろうと思います。

そして、冒頭のサポートの問題に入ります。ASUSはPCのサポートも最悪で有名なんですが、ハイエンドスマホを日本でリリースして、どこまでちゃんとしたサポートを提供できるんでしょうね。ここでヘタ打ったら日本では二度と売れなくなりますよ。安かろう悪かろうで済んでいた今までのZenfoneですが、今回は良かろう高かろうにしたいのでしょうから、どこまでちゃんとできるのか見物ですね。

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