普通、twitterクライアントと言うと、実用性ばかりが重要とされている。 
今回紹介するのは、そんなtwitterクライアントとは少し違う、遊び心がメインのtwitterクライアントだ。
Feel on! for Twitter 1.5.1(無料)
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.0 以降が必要
 Feel on! for Twitter 1.5.1
Feel on! for Twitter 1.5.1 
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング 
価格: 無料  
 
更新: 2011/06/21


twitterクライアントと言うと
iPhone用に使われるtwitterクライアントと言えば、ついっぷるや、tweet ATOK、Twitter公式アプリ等が良く使用されるだろう。 
それこそ、星の数ほど有るクライアントは、基本的に機能が重視され、少々遊び心が足りない。 
ともすれば無機質と捉えられてしまう物が多い。 
もちろん実用性は重要な要素だが、それだけではつまらない。 
決まりきった形のクライアントではなく、実用性もあるがそれよりも楽しさを重視したクライアント、それが、feel on!である。
漫画の様に…
feel on!は、タイムライン上に漫画の様に絵を表示させる。事が出来る。 
文字だけのtwitterに絵を表示させる。ただそれだけの事なのだが、その絵がtweetの内容と連動している。 
様々なトリガーがある様で、ー例としては、「W」や「(笑)」を入力すると、笑った絵が表示される。 
Replyを続けていると、会話と絵が繋がっていく。 
すべてが会話とあう画像とはならないものの、概ね意図が見えるようになっている。 
表示されるキャラは「しもん君」と名前がつけられており、公式アカウントもある。 
こうした遊び心がある、楽しさを前面に出した今までの文字だけだったtwitterを少し変える存在となっている。 
有料オプションを購入することで、「しもん君」の使える画像が増えたり、ダイレクトメッセージにも「しもん君」を利用することも可能となる。
ソフトハウスは
feel on!を開発したのは、ベンチャー企業のLisB(エルイズビー)というソフトハウス。 
社長は横井という人物で、あのジャストシステムの出身だ。 
ジャストシステムではKasperskyのプロジェクトリーダーを務めていた。 
第2回SFNewtech JapanNightの予戦を勝ち、出場決定し、6月28日にサンフランシスコでプレゼンを行う。 
他の5社が国際的なアプリケーションでの出展であるが、このfeel on!は日本語処理の部類に入る気がするので、国際的なイベントに出るのは珍しいかも知れない。
機能は?
iPhoneのtwitterクライアントとしては、標準な機能を持ち合わせており、特に不満が出る事はない。 
有料版と無料版が有るが、大きく機能は変わらない。 
ただ、2011年6月のバージョンアップで一部不具合が出ているのが残念だ。(6月21日のアップデートで改善) 
表示させる絵は、基本的に自動で選択されるが、手動で選択する事も可能だ。 
画像が多用されるせいか、やや動作が重いのが残念だ。 
iPhoneではそうでもないのかもしれないが、私のiPod touchではもっさりした感じが否めない。
総評
今まであったtwitterクライアントとは方向性が少々異なるアプリだ。 
単に機能性で勝負するのは差別化が難しい。 
だからこそ、楽しむアプリとして行くのは、正しいのかもしれない。 
feel on!は、そんな方向性を感じさせるアプリだ。 
今後の課題としては、絵とtweetの内容が乖離しない様に更なる改善が必要となるだろう。 
新しいtwitterクライアントの先駆けとなる。 
そんな予感がするアプリだ。 
ちなみに、Webクライアントもあるので、そちらも試してみると良いだろう。 
http://www.feel-on.com/ja/browser.html