iPad Pro(第2世代)はiPhone 7よりちょっとスペックの高いA10X Fusionが搭載されています。A9Xに比べてかなり良くなったという話です。ただ、A9Xの端末を持っていないので、比較することは出来ません。うちにあるのはA8を搭載したiPad mini 4とSnapdragon 660を搭載したZenfone 4だけですから。
このA10XはIntelでいう省電力版のCPUよりスペックは高いと言われています。最も、アーキテクチャが違うので単純な比較は出来ないのですが。少なくとも同じARMアーキテクチャのSnapdragon835よりは高性能らしいです。
私が持っている端末の中でデスクトップPC、Surface Laptopに続くベンチマーク結果を出しているのは間違いありません。しかし、これもx86とはアーキテクチャが違うので単純にベンチマークが高いからといって高スペックかというとちょっと違う気もしています。
ただ、ひとつの目安としてベンチマークは有りだと思っています。というわけで、恒例のantutuによるうちにある端末の比較をしてみます。今うちにある稼働状態の端末はデスクトップ(Core i5 2500k)とSurface Laptop(Core i5 7500U)、そしてスマホのZenfone 4とこの間までの主力機iPad mini 4です。
こういうのはやっぱり低い順番で出すのが良いのかなということで、一番低かったのはiPad mini 4でした。
A10Xとは世代的にいえば2世代前、そしてXが付かない標準クロックモデル。そう考えるとこの数値は悪くないように思えます。昨年買ったZenFone 3はこれより低いスコアでした。でも、そんなに不都合は無かったので、もう性能は飽和状態なのかもしれませんね。
続いてはZenfone 4です。
メインで使っているスマホが実質一番性能が低いってのもアレかもしれませんが、使っている内容を思えばこんなんでも十分なのかもしれませんね。ゲームをバリバリやる人はこの程度のスペックじゃ満足できないでしょうけど、私はそこまでやらないのでこれで十分です。
RAMがちょっと遅い感じですね。DDR3なのかな?と思います。しかし、Zenfone 3よりはかなり上がっていますね。これだけのパフォーマンスならば大体のことがこなせます。そして、このSnapdragon 660はあまり熱くなりません。800系に比べて発熱が少ないのはいい事です。
さて、ここで次にくるのは今回の本命iPad Proです。さすがにデスクトップは古いんですけど、ちょっとだけこいつより上。Surface Laptopも上でした。
Zenfone 4が約5万で購入。iPad Proは値引きがかかるので実質5万程度。といっても、通信費は高いですけど。元々の価格を考えるとおおむね順当というか、10万するiPad Proに大して約半分のスペックで価格も半分のZenfone 4。画面サイズが全く違うので単純な比較は出来ませんが、スペック的にはまあ順当。
しかし、こんなに数値が高いのも3Dが重視されているからなんだなというのがわかります。つまり、単純なCPU性能よりグラフィック重視でこういう事になるんですね。
続いてデスクトップ。MK31です。こいつはCPUにかなり古いCore i5 2500Kを搭載しています。よく言われる第2世代Core iシリーズ、Sandy BridgeといわれているCore iシリーズが本格的に良くなった頃のCPUです。今では骨董品でしょうけどね(第8世代が出始めたので)
CPUの値は圧倒的にiPad Proより高いんですが、グラフィック周りが圧倒的に弱いのでこういう事になっています。元々、Intelの内蔵グラフィックに関してはしょぼいのは当然で、ビジネス向けにとりあえず表示させられるようにしているのが基本的な所です。それより高いスペックが欲しければ、専用のグラフィックボードを搭載しましょう。という考えなんでしょうから。
タブレットでグラフィックにそこまで性能を割り振るのはどうなんだろうとも思います。まあ、そこまでCPU性能が高くなくても十分って事なのかもしれませんけどね。
単純な比較は出来ないアーキテクチャ違いなんですが、こいつは据え置きで4万程度で買っています。まあ、ディスプレイは別ですし、入力デバイスも別途必要なのでもう少し金がかかっているんですけど、それでもやっぱりパソコンの性能はiPadなどのタブレットよりも高いのかなと思います。
自宅の環境で一番ベンチマークの結果が良かったのはSurface Laptopでした。こちらもやっぱりCPUはA10Xよりかなり高いんですが、3Dは弱めという結果。なんでしょうね、微妙にベンチマークの罠にはまっているような気もします。
でもまあ、順当なのかもしれません。Apple曰く市場に出ている70%のパソコンより速いという言い方をしていたようなので、上位30%にこいつが含まれたのかもしれません。
ちなみに、iPad Proのベンチマークは朝方の冷えたときに回しています。2回、3回とやるとどうも熱を持つらしくスコアがかなり落ちました。(連続して2回やると19万くらいまで落ちます。)
しかし、iPadでここまでスペックが高くなると、ホントMacBookイラネってなる人も出てくるんじゃないでしょうか。私はどうしてもwindows PCが無いと困るのでそこまでではありませんけどね。
パフォーマンスの高いiPad Proですが、本格的に使うためにはキーボードやカバー(スタンド)、ペンなど更に追加投資が必要となる場合が多い。特にキーボードとカバーが一体となったやつは結構高い。しかも、10.5インチ版はなぜか評判が悪い。何でも重さのバランスが悪いようで手前がばたつくんだそうです。そんなのキーボードとして失格です。まだSurface Laptopのややたわむキーボードの方がマシですね。
キーボードは前にCube i7用に買ったやつがあるので、それを流用します。
こんなんを持っています。まあ、キーボードは無くてもソフトキーボードでも良いかなという気もしてきていますが。
追加で買った周辺機器について、次回ちょっと書きたいと思います。