回転寿司で有名な「あきんどスシロー」が新しい創作鮨の店舗として展開を始めたのがツマミグイ、創作鮨だけではなくて鮨を「つまみ」とすることにも着目しているということだ。
さて、そんなこのお店でとりあえずランチを食べてみた。店内はカフェのようなおしゃれな感じで寿司屋っぽくない。ただ、こういうのは日本ではあまり無いかもしれないが、カリフォルニアロールなんかを出すアメリカちっくなお店ではありそうな店構え。日本ではこれがどういう風に受け取られるのかは今後答えが出るでしょう。
ランチは「い」「ろ」「は」の3つの鮨ランチ。そして、寿司屋の天丼と言うのがある。税抜き900円からの価格帯、結構いいお値段取りますね。
ろの膳1200円
鮨が6貫、巻物が4つ、天ぷらが付いています。あと、みそ汁かうどんを選べる。私は冷たいうどんを選んでいます。ぱっと見てもわかるようにこれで1200円はいいお値段。ちなみに、天ぷらがなくなると「はの膳」になって900円となります。
まず鮨なんですけど…なにこれ、シャリはちゃんと握っていない。型にはめたかロボット作成のシャリ。形は同じになるかもしれないが、固くみっちりしたシャリなので、鮨特有のシャリがほぐれる感覚は全くない。また、のりを嫌う外国人に剥けたのか巻物は内側にのりが入っているカリフォルニアロール風の物で、ネギトロも軍艦巻きじゃなくてシャリにそのまま載っているので食べづらい。わさびも中に入っているのではなくて添えてあるだけなので、自分で作らないとイケない。鮨のわさびはシャリとネタの間にあってしょう油が付かない状態で後からツーンとくるのがいいのであって、これじゃあ鮨っぽくない。
ネタもいうほどいい物ではない。天ぷらはサクサクどころかゴリゴリいうような堅さの天ぷらでうまくない。これならよっぽど別の店に行った方がいいと思う。特に新橋は寿司屋が多い所なので、この価格帯でこの内容はいただけません。
何より、職人が握ったわけでもないのにもかかわらず出てくるまで30分近くかかりました。まだ開店してから半月程度なので勝手がわからないのかもしれないが、あまりにもお粗末な感じ。
創作などを考えるのはいいでしょうが、基本がなっていなければ創作は意味がありません。個人的にはリピートはないかなあ。もう少し店が落ち着いたらもう一回だけ行ってみるかもしれないけど…。
結論としては「高くて普通以下」でした。
ごちそうさまでした。