モデルとしては2019年の夏ごろに発売を開始された旧モデルという位置づけですが、その分少し安いというところと、CPUの性能以外は2020年モデルとあまり変わりが無いというのも特長のひとつです。今回はものすごい高性能PCを求めたの購入ではないことなどから、このモデルで十分だろうと考えての購入となります。まあ、適当にキャンペーンで安めだったって事もあってこれにしただけというところもあります。
このPCは小型のPCで、持ち運びをメインに考えるPCに仕上がっています。ほんの数ヶ月前には持ち運び用の小型ノートなんて要らねーとか思っていたのに、今はやっぱりノートは軽量コンパクトがいいなと思ったりしてます。それぞれ用途が違うので今の私の用途ではやはりこういうのがいいなと思うだけです。どっちが良いとか悪いじゃなくて、その時に必要な用途に合った物を使うだけです。
さて、今回このPCはどんな作りかというと、名前の示すとおり液晶とキーボードをひっくり返してタブレットのようにすることができるモデルです。ついでに私はペンも買ったのでペンタブレットのようにして使うことも可能ですし、iPadのように用途が限られた物というわけでもありません。Surfaceと違ってクラムシェルとして使うこともできるので膝の上に載せて使うこともできる。ある意味万能なモデルになります。
もっとも、iPadほど軽くもなく、Surfaceほど解像度が高いわけでもありません。画面解像度や作りは一般的な物となっている機種に仕上がっています。園かもなく不可も無くと言うのがとがったところが少ない無難な作りと思えるところもあるかもしれませんね。最近の私はPCというとゲーミングPCばっかりでディスプレイの大きいノートPCや色々光るデスクトップなんかを買っていたので、それに比べるとかなりおとなしいイメージの残るPCと言えます。ただひとつ、パームレスト部分がクルミの木であるウォールナットを利用しているというのが特徴でしょう。汚れに弱い素材をパームレストに置くというのは堂なんでしょうね。Surface Laptopもアルカンターラを使ったときにかなり汚れに対して文句を言われる事になりましたし。
私が買ったのはストレージが512GB搭載されているRyzen5のモデルでストレージには余裕があります。持ち運びのモバイル端末ですが、オフライン用の動画を入れておいたりする必要もあるので256GBよりは多めがいいなと思ってこのモデルにしたわけです。
このタッチパッド部分もウォルナットが貼られているようですが感度が衰えてないのはいい設計かもしれません。
マウスの代わりに使うのがタッチパッドですが最近思うんですけど、二本指での操作でスクロールができますが、この挙動が機種によって異なるのはなんとかならないんでしょうかね。OS側で設定はできるのがなんとなくタッチパッドの場合には操作としてはスマホ側に寄せようという思考があるのかもしれませんが、マウスのスクロールとタッチバッドで逆転してしまうとむしろ使いにくいような気もするんですけど、これは私が進化について行けてないオールドタイプであるだけなのかもしれませんが、どうしても慣れません。
Ryzenのロゴマークの左上に小さく見えているのが指紋センサーです。いまいちわかりにくいんですけど、一応見た目上ではここはウォルナットではないので木目ではなくなっています。センサーの感度は私の指の関係もあるので良いのか悪いのかはわかりませんが結構な頻度で私は失敗しています。
ノートPCならばカメラついているんだからカメラで認証してくれればいいんですけどそうはいかないのが微妙ですね。結構Windows Hello対応の敷居は高いみたいですね。暗がりだと見えづらいので、最初のウチはロゴマークのところをセンサーと勘違いして全然感知しねえとか言ってたりしました(笑)
本体左側面のポートなどです。排気口がサイドについており、ここから結構熱い空気が流れていきます。また、その左側にある出っ張りが電源ボタンです。これも360度ひっくり返せることからキーボード面に電源ボタンがあった場合干渉したりビューモードというキーボードを下向きにした場合に誤動作する事からサイドについているんだと思います。
そして、USBが1つとイヤホンマイクの端子です。なんとなく以前使っていたOMEN17が左側に電源ケーブルを挿すところがあったのにこの機種は逆なんだなとか思ったりします。まあ、電源などの関係で反対側なんだろうなとは思いますけど、なんとなく統一して欲しいなあとは思います。
そんな訳で電源は右側です。小さめのこのノートではちゃんと90度に曲がった電源ケーブルになっています。前に使っていたOMEN17ではまっすぐなケーブルだったので結構邪魔でしたけどこれならば邪魔になりにくくていいですね。端子も小さめの物になっています。本体が碓氷ので当然のことなんでしょうけど。
右側面はこういう感じで各種端子がそろっています。排気口はすべて左側になっているようで、両側から排気などということ破ありませんでした。ただ、電源ケーブルと排気口が左右に分かれているならばどちらにもマージンを取らなければいけないのにな。とは思ってしまいますが、それもまた一興というところでしょうか。端子は具体的にはUSB-AとUSB-Cが1ポートずつ、SDカードリーダーと内蔵カメラをオフにするためのスイッチがついています。2020年モデルのav0000モデルではこれはソフトウェア制御になってファンクションキーの一部に割り当てられています。
拡張端子はこのようにUSB-Aが2ポート、USB-Cが1ポート、イヤホンジャック、SDカードリーダーとなっており、薄型ノートの割にはポート数があるんじゃないかと思っています。以前使っていたSurface Laptop(初代)なんてUSB1つでしたから往生しました。ただ、気がついたかもしれませんがこの機種にはHDMI端子がついていません。当然VGAなどもないので外部出力にはUSB-Cを使う必要があります。なので、外付けディスプレイを使う人にとってはUSB-Cは利用出来ないに等しくなってしまうのが残念なんじゃ無いかと思います。
一番気になるのは、入力デバイスとして重要なキーボードですが、このモデルのキーボードは私には向かないキーボードです。というのも、Enterキーの更に右側にいくつかのキーが配置されているので、ミスタッチが多いんです。OMEN17ではフルキーボードが搭載されていたのでEnterキーの右に隙間が空いてそしてテンキーという配置だったのでそんなに気にならないんです。でも、この配置だとどうしてもEnterと間違えてpg upを押してしまう。ついでに言うとバックスペースキーも誤ってホームキーを押すことが結構多い。この配置だけはなんとかならなかったのかなあと思ってしまいます。どうしても指のは位置的にEnterを右手の小指で軽く押す程度にしている私としては、左側に寄っていることで違和感が拭えません。
この配置がどうしても気に入らないんですよ…。意外とデリートとプリントスクリーンの位置も微妙に気になってしまいます。今更ながらこのあたりの設計に関しては各機種の特性は出るとは言え統一して欲しいなと思ってしまいます。どうしてもEnterが右端にあるという勘違いが脳内にあるので…。
キーボードの配置以外は特に不都合のない設計だと思います。キーボードの配置はちょっと気になりますが、それ以外については不満もなさそうなところもありますし、色々なスタイルで使えるというメリットもありますのでうまく使っていきたいと思います。