【飯シリーズ】絶滅危惧種の東京ラーメン懐かしいけど、新しい~横浜ジョイナス 仙乃助

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横浜ジョイナス、横浜近郊の人ならばなじみがあると思います。レストラン街が定期的にリニューアルされており、ジョイナス最古参のレストランのひとつであるカレーショップリオも地下へと移動してしまいました。ジョイナスの入り口にリオがある。これは、私の世代では当たり前のことだったのでいったん閉店したときには寂しい気持ちになりましたね。

さて、この地下レストラン街も店が入れ替わっており、のれん分けをされた(と思われる)四川飯店が閉店し、跡地にラーメン屋が出来ました。このラーメン屋ですが、今では絶滅危惧種とも言える東京ラーメンのお店です。

東京ラーメンってなに?と言う人も若い世代にはちらほらと見られるかもしれませんが、簡単に言うとこういうラーメンです。もちろん、単に古いだけでは無く様々な工夫が行われているようです。

スープは鶏ガラをベースにしたあっさり味、しかし単に薄い訳では無くてコクがありなかなかの物です。ただ、最近の濃いラーメンにならされた人には物足りないとは思います。逆に、とんこつ醤油魚粉だのに疲れた人にはホッとする味かも知れません。

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東京ラーメン650円 チャーシュー追加(3枚300円

チャーシューはなんとか仕立てとか書いてあったんですけど忘れました。全体的に味はすっきりしていて私好み。メンマが入っているのもいい。なんとなくこのラーメンならばメンマと言わずにシナチクと言いたくなる感じ。ほうれん草はちょっとごりごりしていて好みが分かれそう。細麺ストレートでコシがある。コシがあるだけじゃなくてもっちりしたように感じた。

画像を見て貰うとわかると思いますが、スープは底が透けるほどの透明感があり昔の東京ラーメンよりさらに色は薄い。言うなれば、関東風のうどんつゆが旧来の東京ラーメンだとしたら、関西風のうどんつゆのような感じに見受けられる。様々な材料を徹底的に煮出すとどうしても色が濃くなりこのような透き通るようなスープは取れなくなる。そして、煮出しが少ないとだしが薄くなる。そこら辺は考えられているようで、この薄さでうまいと言うのがいい。

お店に入ったのは18時頃、しかし私を含めて客はわずか5名。ランチタイムはかなり並んでいるようだが、ちょっと寂しいかなという感じ。まあ仕方が無い。この手のラーメンは今ではあまり流行らないタイプだろうし。でも、単に懐かしい感じというだけでは無くしっかりとしたボディを持ったラーメンだけに応援したいなあ、と思ってました。

雷文が書かれたどんぶりも久々に見た気がする。それも、新しくてかすれていない雷文は。

このラーメンを食べながら思ったのは、ミスター味っ子に出てきていた甲来軒のラーメンってこんなだったんじゃ無いかなという感じ。正直とても気に入りました。そしてことあるごとに通うことでしょう。ジョイナスには以前札幌やというラーメン屋が入っていたのですが、ここはまずくは無いんですけど水が浄水器も通っていないカルキ臭い水で、店員の態度もひどい物だったのであまり好きではありませんでした。

ここはサイドメニューもあるので「シュウマイとビール、〆にラーメン」なんてのも出来そうなのでちょっとうれしいかな。つぶれないように行きたいと思います。

気に入りました。大変おいしゅうございます。

ごちそうさまでした。

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コメント (2)
  1. より:

    ほうれん草じゃなくて小松菜だったんじゃ?w

    1. tknr より:

      確かに、そうかもしれんw

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