この機種はケースを開けた(という言い方が正しいかはわかりませんが)だけでは保守対象外にはならないと言う事です。と言うわけで、裏蓋を外して中のパーツを確認してみることにしました。普段は一発目にやることなんですけど、精密ドライバーが無いとバラせないので、ちゃんとした精密ドライバーを買って開けてみました。
外すべきビスは10本。すべてがM2というかなり小さいビスです。液晶に近い側が長いビスで手前側は短めのビスです。特に手前側のビスに関しては斜めにカットしてある本体から外すのでちょっとコツが必要かもしれません。更に爪がたくさんある様で、ヘラがないときれいに外すことは難しいと思います。私はプラスチック製の定規でやっちゃいましたけど(笑)
この斜めのビスがちょっと力加減が難しいと思います。
ビス自身も小さいのでかなりコツが必要な事になると思います。サイズ的にはM2というサイズは、精密ドライバーでなければ外せないと思います。頭が潰れないように100均の安いやつではなくてちゃんとしたドライバーやめがねの工具として売っているものを使うといいと思います。
完全なばらしは今回はしていません。と言うか、今までも全ばらしはほとんどしてませんけど、バッテリーを外したりキーボードを外したりしていましたが、パーツがかなりみっちり入っている機種なので、そこまでするのもめんどくさいんでここまでしかばらしていません。交換出来る現実的なパーツはここまでで大体わかりますね。
さて、この中で大きいなと感じるのは二つのファンでしょうね。コレで冷却をしているので結構コレが重要なパーツになると思います。特に、ミドルハイレベルのグラフィックボードを搭載しているので、コレは必要な事でしょう。そのファンの間にはさまれているのがメモリです。
チップのところに書かれている文字からSKhynixと思われます。SKhyniまで見えているので、コレで違うメーカーだったらものすごいパチもんと言う事になりそうですね。しかし、なんで曲がってシールが貼られているんでしょうね。この辺は大雑把な外国クオリティなんでしょうかね。
それとも、同じように斜めに貼られているので、あえてそうしているんでしょうかね。よくわかりませんわ
向かって左側のファン下に置いてあるのが無線LANのモジュールです。AX201NGWというインテルのチップで、コレはインテル製CPUでないと動かないように設計されているそうです。AMDやARMに対しては嫌がらせしてるんでしょうね。このチップは一般的に言うWi-Fi6やBluetooth5.0に対応しており、無線通信としては新しいチップです。ただ、ウチの場合は無線ルーターがWi-Fi6には対応していませんし、Bluetooth5.0対応機器もほとんど無いのであまり恩恵は受けていないかもしれません。
HDDは2TBなんですが、ウェスタン・デジタルのもので7mmの厚さです。回転数は5400回転なので、それほど早くもなくデータ保存用ドライブとして主に利用されることになるかと思います。また、メインドライブは1TBのSSDが搭載されているので、通常利用であればこちらは必要があまりないかもしれません。私の場合はOneDriveとの同期にHDDを利用しています。そちらには動画や過去のデータ、画像などが入っているので、SSDのハイスピードが必要なわけでもないので、こちらで十分というわけです。
また、今回ネジが固すぎて外せなかったんですが、メモリの下にあるこの金具の下に2枚のSSDが入っているようです。その2枚のSSDでRAID0が組まれているのがこの機種です。こいつは単に抑えのためだけではなくて熱を分散するためについてるのかもしれないですね。ただ、ファンの配置的にそれほど風が当たるとは思えませんけど。
全体として、後ろ側にCPUやファンなど廃熱が大きいものを設置して、手前側…つまりパームレストにはHDDとバッテリーがついています。キーボードの表面は別として、手前のパームレストは温度があまり上がらないような設置になっている事になりますね。これ、実は重要じゃないかなとか思っています。
1つ前の記事にある様に、現在は液晶ディスプレイを買ったのでほぼ本体に触ることはないんですけど、熱の問題とかは重要なのでいい事だと感じる設計ですね。この辺はメーカー製の強みとも言えると思います。