任天堂、品質管理部門を分社化―マリオクラブ株式会社を設立 | インサイド
大手企業が不況で首切り、派遣切りなんかをやっている中で任天堂はこういう事をやっているんだね…。
正直、ゲーム業界は不況の影響を受けにくいと言われつつも、安定した利益を出すことは難しく、アメリカの大手サードパーティーでさえ赤字に転落することや、発売中止、開発中止などが多く発生している。
日本では、サードパーティーソフトの売れない任天堂プラットホーム、サードパーティーが売れるプレステみたいなイメージ戦略が行われている事が多い。
でも、サードパーティーのソフトが売れる=ファースト…つまりプラットホームホルダーの開発力のなさ、品質の低さが元となってサードパーティーソフトが売れるという事だってある。
現実問題として、現在PS3ではサードパーティーソフトが売れていると言っても一番売れたのがMGS4の50~60万本がピークで、現在発売したFF13がそれを越える初めてのソフトと言われている。
かたやWiiは任天堂のソフトウェアが強い。それは事実だが、サードパーティーでも太鼓の達人やDQS(ドラゴンクエストソード)、モンスターハンター3などがそれなりの売り上げを出している。
売り上げの規模が任天堂ソフトと比べては小さい為に売れていないという印象を与えているが、決してそういうわけでもない。
だが、なぜ任天堂のソフトウェアが売れるのか?と考えると、こうした品質管理を行い、しっかりとしたソフトを作り出しているからに過ぎない。
バグだらけでもそのまま出荷するようなメーカーとは違う。
かつては、バグも「裏技」として認知されていたが、今のはゲームが止まる、そもそもゲームにならない、というバグがそのままで出荷されることもある。
あり得ないことだ。
そうしたことを繰り返した結果、ゲーム業界の縮小、ゲーム人口の縮小の一因にもなっただろう。
もちろん、単に似たようなものばかりでユーザーが飽きたのもあるだろうし、ほかの娯楽にあふれている事からゲームに魅力を感じなくなったこともあるだろう。
任天堂のゲームを作り出す力、やはりすごいなと思う。
分社化したことで、今まで以上に実績を求められることもあるだろうし、他社ソフトのデバッグもあるかもしれない。
でも、それが結果として品質の高いゲームを世に送り出すこととなれば、それはゲーム業界にとってはメリットとはなれど、デメリットにはならないだろうと思う。
他社では出来ないことをするのもファースパーティーの仕事、任天堂にはこれからもがんばってほしい。
高くて株は買えないけど、がんばれwみたいなwwww