iPod touchとAndroid(PHOTON)善し悪しを考える~その1

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去年の10月までiPod touchを使ってきましたが、スマートフォンへ買い換えてからその用途がなくなりAndroid一辺倒になった私です。
しかし、どっちも一長一短があり、いいところもあれば悪いところもある。
電話の機能を別として、使い勝手やアプリに関する部分を比較してみようと思います。(iPod touchには電話機能がついていないため)

なお、こういうことを書くとどちらかに屈折した結果を書くと思われがちですが、今使っているのがAndroidなので、そっちよりになっていると脳内変換してもらえると幸いです。

PHOTONとiPhoneの大まかなスペックの違い

大まかなスペックの違いとしては以下の通りだ
なお、Androidは機種によって大きくスペックが違うため、ここでは私の持っているPHOTONを元にして比較をしている。
PHOTON以下のスペックしかないAndroidスマートフォンは多いことを注意願いたい。
また、使っていたのはiPod touchなので、メモリは256MBだった事、カメラの性能は非公開(100万画素以下と言われています)です。

Android(PHOTON) iPhone4S
CPU nVIDIA Tegra2 1GHz apple A5 800MHz
メモリ 1GB 512MB
バッテリー 1650mAh(通話530分) 1420mAh(通話8時間)
液晶 TFT540x960ドット IPS640x960ドット
カメラ 800万画素 800万画素F2.4
重量 約158グラム 約140グラム
ストレージ 空き約9GB 16/32/64GB
その他 WiMAX利用可能
テザリング可能
WebTopによる簡易PC機能(UbuntuベースのLinux/Firefox搭載)
Bluetooth4.0搭載
iOSアップデートでsiri利用可能

あくまでもAndroidの1機種であるPHOTONとの比較なので、全てのAndroid機がこのスペックでは無いことに注意してもらいたい。
このPHOTONはiPhoneの対抗として出たハイスペック機のため、ストレージ以外は案外引けを取らないスペックとなっている。
本体が軽く、コンパクトでありながら解像度が高いiPhoneと、有機ELをよく売りにしているAndroid達、ただ有機ELは別にメリットになっていないように思うがこれは気のせい何だろうか。

iPhoneの良さはやはりスペックにもある

PHOTONは現在ある日本の端末の中でもスペックが高い部類に入る。
特に日本メーカーの端末は内蔵ストレージをケチる傾向にある。
今までのガラケーと同じように考えているのかもしれないが、内蔵ストレージが1GB以下の機種もざらにある。
昨年末に発売されたARROWS ESなどはなんと空き容量が約285MBと一昔前のガラケーよりもひどい有様だ。
現時点で私のPHOTONはアプリケーションだけで480MB使っている。このARROWS ESではすでに収まりきらない容量だ。
SDカードへとアプリケーションやデータを移すことが出来るとは言え、すべてのアプリケーションが移せるわけでもなく、SDカードへ移すことによって端末をスリープから復帰させる際に読み込みし直しが必要になってしまう。
特にIMEなどは一度スリープ状態にした後で復帰させると再設定(長押ししてからIMEの切り替え)をしなければならなくなってしまう。
このあたりの設計思想はiPhoneの方が優れている。元々が音楽プレイヤーから派生していることも要因の一つなのかもしれないが、本体1つで完結できるようになっているのはいいことだ。
そして、チップに関しても現時点のスマートフォンでは十分なものを持ち合わせている。
メモリーがやや少ないようにみられるが、ハイエンド以外でメモリーを1GB搭載しているのはAndroidでもほとんど見当たらない。
512MBがいいところで、1GB積んでいるPHOTONの方が異端と言えるかもしれない。(PHOTONはWeb top用のメモリも兼ねているため1GBになっていると考えられる)
それにiOSはできがいいのか、iPod touchの256MBでもそれほどストレスを感じることなく動作させる事ができていた。
こうしてみると、Androidの上位機種がやっとiPhoneのスペックに追いつきつつあるのではないかという程度で、その基本性能の高さはさすがと言わざるを得ない。
単にスタイリッシュとか、アプリケーションが豊富だと言う以前に基本性能があってこそのiPhoneなんだと改めて思い知らされる。

オープンではないiOS、オープンを謳っているが微妙なAndroid

iPhoneなどに利用されているiOSはあくまでもAppleのMAC OSのサブセットという位置づけになっている。
そのため、iTunesを経由していないと何も出来ない設計にしていたのが今までだった。
iOS4まではパソコンがなければ何も出来ないiPhoneと言われていたが、iOS5になりそれも改善された。
また、App Storeはパソコンがなくても快適な検索が可能で、探したいソフトウェアが探しやすい作りになっておりこの点でも評価が高い。
対してAndroidはパソコンがなくても問題無い。本体のみで完結できることを最初から謳っており、OSそのものがオープンソースだったLinuxベースとなっていることからカスタマイズも自由に出来るということを売りにしていた。
しかし、現実をみてみるとキャリア、メーカーの制限がきつくフォント一つ変えることすら出来ない事が多い。
また、キャリアの思惑でテザリング(スマホをモバイルルーターとして利用する機能)を利用できないようにしていたり、 メーカーやキャリアごとに余計なプリインストールソフトを導入して、ただでさえ少ないアプリケーション領域を切迫しているものも少なくない。
ここはAndroidの問題と言うよりはキャリアなどの問題であるのだが、iPhoneの場合は特殊なプリインストールソフト、それも消すことが出来ないものはメーカーデフォルトのアプリケーションのみであり、キャリアが手を加えてはいない。
これはオープンを謳っている事から、改変が許されているAndroidを悪い方向へ…ユーザーへの押しつけを行うあまり良くない傾向ではないかと思っている。
このあたりも制限されたOSであることがメリットになっている部分もある。
ただし、日本のiPhoneはSoftBankによってテザリングは封印されており、脱獄と言われる改造行為を行わないと利用することが出来ない。(auも同様にテザリングは利用できないようにされている)
どちらがいいのかはわからないが、内蔵ストレージが少ないのに余計なプリインストールソフトが入っていることで不快感を出すユーザーが多い。この点はAndroidはユーザーフレンドリーとは言えない部分かもしれない。

続く(次回は未定)

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