iPhoneにも施されている耐指紋性撥油コーティングを試してみよう

こんにちは、@tknriiiiです。
耐指紋性撥油コーティング、皆さん素直に読めますか?
たいしもんせいはつゆコーティングと読むらしいです。
これ、実はiPhone4以降の仕様表にも書かれているもので、簡単に言えば指の脂をはじいて表面をなめらかにするもの。というものです。
指で操作するスマートフォンにとって、指の脂による汚れは気になるものですし特にきれい好きな日本人には耐えられないことでしょう。そこで、付いた油を拭き取りやすくするためにはじくのがこの耐指紋性撥油コーティングです。
このコーティングは経年劣化によりはがれてしまいます。そうすると、油べったりとなってしまうようになります。これを防ぐ方法の一つとして表面にシートを貼る方も多いでしょう。保護シートは確かにいいものですが、うまく貼れなかったり、貼った後の表面に油がついて逆にぎらついて見えづらかったり、さらに剥がれてしまったり、空気が入ったり、ゴミが入ったり…様々な事が発生します。
私の場合、スマートフォン(未だにPHOTONを使ってますが)には最初から貼り付いている保護シートをそのままにしておいて、その後剥がれたらそのまま裸族として利用しています。
一時期シートも貼ったのですが、逆に使いづらくなってしまったり、すぐに剥がれてしまったりしてそこに気を遣うよりは貼らない方がいいと判断して現在では裸族なのです。
iPadは背面が滑りやすい事やサイズの問題もあるのでケースに入れて使っています。といっても、合皮のケースで保護シートなどは貼り付けていません。たまたま安売りしていたので買ったのですが、今では1000円も値上がりしてしまい、もう一回買おうとは思えないケースです。

ちなみにこれ、私が買ったときには2995円だったのですが…。

耐指紋性撥油コーティングとはなんぞや

効果は前述したとおり、コーティング剤です。では、これがどのようなものなのかを調べてみた。
ま、フッ素加工して、ガラスとくっついて堅牢な表面を作るらしいです。
早い話フッ素加工。フッ素加工といえばT-falに始まる素材がくっつかないフライパンや、歯磨き粉などにも含まれていることで有名なもの。なるほど、油をはじくってのはそういうことなのか。
確かに、フッ素加工フライパンも表面つるつるで油を引いてもはじくし油を引かなくても肉がひっついたりすることも無い。単にそれをスマホの表面に施すだけって事なのか。
実際に買ったばかりのiPadは指の滑りもよくて快適だったが、2ヶ月を過ぎてちょっと引っかかるときがあるようになってきた。どうしてもソフトウェアキーボードなどで特定の場所ばかり使うようになってしまうからでしょうね。ならば、何か方法は無いか…と探してみたところ、市販されているものがあることを知りました。
だったら試してみようじゃ無いか。ちょっと高いけど…。

3mlで1575円(税込)というお値段。

はい、こんな値段です。
結構いいお値段しますね。3mlといったら一般的に売られている目薬の1/5くらいの量しか入っていません。これで約2回~3回分、状況にもよりますが1年分ほどになるとのこと。
1年で1575円を高いとみるか、安いとみるかは個人の判断になりますが、保護シートは1枚1000円程度であることを考えると、お得かもしれません。まあ、保護シートはスマホ用ならば100均でも売っていますから、それを考えれば割高ですね。
ただ、保護シートを貼りたくないと言うときにはいいと思います。
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メール便で送料無料、簡単に届きます。あ、メール便じゃ無いかゆうメールか。まあどっちも同じようなサービスでヤマト運輸がやっているか、郵政がやっているかの違いだけですね。
このイメージ図はちょっと大げさだとは思いますが。効果はこういうことらしいです。汚れや指紋がつかない、ではなくつきづらい。拭き取りやすい、滑りがいい。と言うことがかかれいますが、確かに買ったばかりのiPadにはこういう効果があったなあ、と思い出されます。今でもそんなにひどいわけではありませんけどね。

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ものすごく簡単な使い方の図。クリーニングクロスで最初についている汚れなどを取って、たっぷりつけてティッシュで広げる。液体はものすごく乾きやすいので、乾いたらもう一回、おまけでもう一回。という感じで使うといいらしいです。さらに、その後完全に乾かすというか、ガラスと結合させるために長い時間放置します。8時間~12時間。その間使えないというわけでもありませんが、やはり使わずに放置した方が良さそうですね。
また、ティッシュも折りたたんだりせずに使う方がいいと言うことでした。折りたたむとティッシュに座れて画面上に残らないからなんだそうです。まあ、当然と言えば当然ですね。
そこで、私はティッシュに吸わせるより指で伸ばせばいいじゃないか。でも、直接触るとあれなので…と、塩ビ手袋を利用しました。これならばティッシュに吸われる事も無い。
スマホで10滴~15滴、と書いてありましたが、サイズによるかと思うので適当に。というか、1500円程度なのでけちくさく使っても仕方がないのでたっぷりと言うとおり、結構かけました。
スマホとiPad両方にたっぷり使ったところ、1回で1/3近くなくなってしまいました。元々この3mlいりはスマホ用とされているため、スマホで1年ならば、その4倍の面積があるiPadに使えばあっという間になくなることでしょう。
容量の多いものも売っていましたが、多いものでも5mlしかなく、それでいて2625円。別にお得なわけでもなく同じ値段ならば、まずはお試しで安い方を使う方がいいと判断、3mlのを買いました。

では実際に使ってみましょう

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中身はこれ、なんだか目薬とそのケースのようにも見えますが、サイズはかなり小さめです。
これっぽっちで1500円かよ、と思うこと請け合いです。ただ、目薬もすぐに使い切らないのと一緒で、これもすぐに使い切るというわけでもありません。
下に見えてるのが最初に使う汚れ取りのクロスです。一般的なマイクロファイバーのめがね拭きなどとあんまり差異はなさそうです。
乾くのが速いので、と書かれていましたが本当にものすごく速い。垂らしてから5秒もしないうちに乾きます。なので、垂らしながら伸ばしていった方が良さそうな気がします。私は塩ビ手袋でやったので、右手で垂らしながら左手で伸ばしていく。ということを繰り返していきました。また、タブレット端末、今回はiPadですがこちらに使うときにはいっぺんに野郎と思ってもできません。1/4ずつやっていくとちょうどスマホ1台分ずつやっていける感じになるのでいい感じになると思います。
しかし、速い乾き方に最初は驚くかもしれません。あっという間とはこのことを言うんだと感じさせるような乾き方です。
ムラも気にせず塗りましょうと書かれていたので気にせずヌリヌリ・・・。気にしないでいたら、画面上は汚れが広がったような感じになってしましましたが、これも気にする必要が無いと言うことらしいので、完全放置としました。

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塗った直後、2回重ね塗りをしています。
思いっきり汚れまくったように見えますが、これも大事な絵フッ素らしいのでそのまま放置しています。

まだ塗ったばかりなので(2013/02/21 20時頃作業)

効果はどうか、とすぐに書きたいところですがまだ塗ったばかりで効果はあまりわかりません。と言いたかったのですが、スマホ側つまりPHOTONは変化が現れています。メールを打つのに少し使ったのですが、明らかに指の滑りがいい。PHOTONに最初はこのコーティングがあったのかは知りませんが、明らかに変わっています。後はどれくらいこの良さが持つのか、本当による放置していたらよくなるのか、それは明日のお楽しみと言ったところでしょうか。

効果はまだわかりませんが、iPad標準で施されていたコーティングとほぼ同等であるとするならば、かなりいいものになるでしょう。指紋がつくのをいやがると言うよりは、滑りが悪いのを忌避する私なので、様子を見ながらまた次回に効果のほどをお伝えできればと思います。

試した結果はこちら

2013年10月に追加で実験

ツルツル滑るか、水は弾くか、そして、油はどうなんだろう。ということでテストをしました。
テストの内容や詳細についてはこちらをご覧ください。

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