AS3830Tハードウェアレビュー 拡張スロット編

こんにちは、@tknriiiiです。
性懲りもせずにAS3830Tの事を書いて行きます。
今回は、拡張スロットの事についてです。
こいつを買ってからと言うもの、だいたいのことはこなせるので、メインマシンの出番がないのが実情です。
この辺は、AS1830zとは大きく異なる点かなあ、と思っています。

さて、何から話そう

AS3830Tには拡張スロットとして、USB端子3つ、HDMI1つ、VGA1つ、1Gbpsの有線LANが1つついています。
あと、SDカードやxDピクチャーカードなどが読み込めるマルチカードスロットが1つ、イヤホンとマイク端子。
構成としては、現在主流のPCについているものはほぼ網羅されています。
5万円前後のPCにHDMIがついている機種は少ないのですが、acerのPCには、CULVノートだったAS1830zもその前機種AS1410にもついていました。
実際に使うことはそれほど多くはないでしょうが、今後を考えればついていて損はありません。
どこから書いて行こうかちょっと迷う構成です。
特徴があってここだけは書いておこうと思うのはこの中でもUSBに関して、ここだけはちゃんと書いておいた方がいいでしょうね。

USB3.0とい新規格

AS3830TにはUSB3.0対応のポートが1ポートついています。
USBは1、1.1、2.0と発展していき、2008年11月に新たに3.0が制定されました。
USB2.0は制定されたのが2000年の話なので、実に8年もの間使われてきたことになります。
USB全体の歴史としては、1996年からとなるので、もう15年にもなるんですね。意外と長い息です。
背景には、特許料(ライセンス料)がないと言うことで、中小企業などでも仕様を守っていれば対応機器を出すことができたのも大きい要素ではないでしょうか。
ま、それはさておき…このUSB3.0では今までよりも大容量の電流を流すことが可能となりました。
USB2.0では500mAが最大でしたが、USB3.0では900mAまで容量が上がっています。
これによって、接続するUSB機器の安定性が上がることや、充電元として利用する際にも利便性が上がる事が期待されています。
このUSB3.0のポートは1つしかついていませんが、現状の対応機器を見ればまだまだこれからと言ったところが否めないので、仕方がないことでしょう。
配置は左右にありますが、USB3.0は向かって左側の手前にあります。
少しマークが違っているところがそうです。

usb2
画像の一番右側にあるのがUSB3.0で、電池のようなマークが一緒についています。
端子が大きく見えるのは、画像を撮ったときの角度の問題で、大きさに違いはありませんので念のため。

もう一つの特徴

もう一つの特徴として、PC本体の電源を落としているときでも充電が可能な、Power-off USBChargingという機能を搭載しています。
USB機器などを充電するのに本体の電源を入れておく必要がないため、巨大な携帯バッテリーのように使用することが可能であると言うことです。
現在主流となりつつあるモバイルルーターを利用しているユーザーにとっては、この機能はかなり有益なものでしょう。
ただし、すべてのポートで有効な訳ではなく、USB3.0のポートでのみ有効となっています。
電池マークは対応していることを示しているんでしょうね。
ユーティリティーを利用することで、PC本体のバッテリーが何%まで充電を許すか、AC接続時のみ有効にするなどの設定ができるようになっています。

usb

PC本体をでかいバッテリーだと思えば、最大限に利用するのもありだと思います。
また、日本語が少しおかしいのはご愛敬。
「バッテリが次のレベルまで充電されたら中止します」
と書いてありますが、これは本体のバッテリーレベルがこの%まで達したら、充電をやめるという意味合いです。
ふつう、バッテリーが次のレベルまで「放電」されたら、とか、バッテリーが次のレベルになったら充電を中止します。と言う言い方が正しいんじゃないですかね。
まあいいですけどね。

Bluetoothも3.0になったんだった

搭載されているBluetoothも規格が3.0になったので、最大速度が上がっています。
が、少なくとも私の用途ではこれはあまり意味をなさないようです。
と言うのも、Bluetoothをつかうのは、ケータイから画像の転送を行う用途がほとんどなのですが、ケータイ側が2.0にまでしか対応していないので、転送速度の恩恵を受けることはありません。
まあ、いいんです。別に期待していませんから。
それに、AS1830zの時には、Bluetoothすらついていなかったので(WiMAXの通信モジュールが搭載されていた)、ついているだけでありがたいと言うところもあります。

総評

現在のPCとしては、標準的な構成になっていますが、低価格でしっかりと基本を押さえているのはいいことです。
日本メーカー製だと、たまに手を抜くところもありますが、基本性能はしっかりとしてもらえるのは評価できます。
私が買った個体は、ドット抜け1個のみで作りが荒いところもないのでいいのですが、ハズレ率が高いと言うのも外国メーカーの特徴と言われています。
それを考えれば、3台買ってハズレなしと言うのも運がいいのかもしれませんね。
欲を言うと、USB3.0は3ポートとも対応していてほしかった。対応機器がほとんどないのでまだ意味がありませんが、今後は対応機器も増えるでしょう。
そのときに、もう1ポートあったらなあ…なんて話になるのかも、と言うのが正直なところです。
まあ、そのときにはまた買い換えればいいのか、1年で買い換えても月に5000円程度の計算、私なら1回のみに行けば使ってしまう金額です。
2年使えばさらに半分、2500円ならばちょっと豪華なランチでも食べたと思えばいい金額。
6万以下のPCで大きいところを求めない。それが正しい使い方なのかもしれません。
と言っても、このCPUパワーなら、2年後でも不都合がなさそうなのが、買い換える理由の阻害要因になるかもしれません。

次回は最終回?かもしれませんが、バッテリーとスピーカーやソフトウェアについて書いて行きたいと思います。

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