【飯シリーズ】横浜の老舗そば屋 角平〜贅沢したい時のそば

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ここ数年立ち食いそばに変化が多く、その場で生そばを茹でて出す店や茹で置きでも少しスタンスが違うそば屋が多くあります。
立ち食いそばといえば、安い、早い、まずいが定番だったのに、安い、早い、中々うまいへと変貌しています。
例えば私のよく行く京急線の駅にあるそば屋、えきめん屋。ここは店舗によりますが、生そばを注文を受けてから茹でる店もあります。まさに私の地元駅北久里浜がその方法をとっています。
隣の京急久里浜では製麺機で打った麺をそのまま湯の中へ放り込む方法で、茹で置きといってもずっと置いてあるわけではない。

そんな立ち食いそばの変化と共に、フルプライスで提供するそば屋は苦戦をしいられている。中でも1杯700円程度のちょっと高いけど、結構うまいクラスのそば屋が減っている。まあ、単に私の生活圏で潰れているだけかもしれないが。

今回食べに行ったのは、フルプライスどころかかなり高額な部類にはいるそば屋だ。 もちろんこういった高額なそば屋を否定するつもりはない。需要があれば生き残れるし、なければ消えて行くだけだから。

つけ天そば 大盛1260円、この値段を高いと見るか安いと見るかはみなさんの判断にお任せします。薬味はネギ、つけ汁の中に小さいカマボコが入っていた。天ぷらはエビ天。
そばは香りが高く、いい感じ。コシもありしっかりと冷水でしめられている。もりそばのお手本とも言える出来栄え。これはうまい。まあ、まずかったら文句いうけどさ、この値段で(笑)

エビ天はつけ汁に入っているので、早めに食べるか救出しないと衣だけが落ちます。まあ、それもいいんだけどせっかくの天ぷらが悲しいことになっちまいます。この天ぷらはサクサクというよりはカリカリな感触で、クリスプな感じが否めません。そういうのが好みの人もいるでしょうけど、もう少し衣が軽い方がいいんじゃないかな。でもそうするとつけ汁に全部衣が落ちちゃうかな。

つけ汁は温かく、冷えたそばとの対比がいい。カツオとさば節と思われるしっかりしたダシが感じられるのでこれもうまい。天ぷらの衣が落ちてたぬきそばのようになるのもまた一興、というよりそれを狙っているのかもしれない。最後につゆはそば湯で割って飲む。よくあるつけそばよりもつゆは濃くないため、少し割るとかけつゆのような濃さになるので、締めには丁度いい。

総じて高い品質を持ったそばではあるが、なにせこれで1260円、日常的に食べるものではない。しかし、たまにはちょっといい蕎麦を食べたい、そういう時にはいいと思う。でも、店も混んでいるので落ち着いて食べられないのも難点だろう。

もう一度訪問するかと言われると、こんな高い飯は滅多に食わないのでパス。これが本音というところかな。

ごちそうさまでした。

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