【iPad App】Note Anytime2~mazec3の設定

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Note Anytimeがバージョン2となり、今までよりも洗練されました。そして、追加アドオンであるmazecもバージョンが3となりより高度なことが出来るようになりました。今回はmazec3の機能について少し書いていきたいと思います。

** Note Anytime – 手書きで自由自在なノート作成、PDF注釈書き込み 2.0.1(¥200)**App
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: MetaMoJi Corporation – MetaMoJi Corporation(サイズ: 50.1 MB)
全てのバージョンの評価: (1,212件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

価格は2013年12月現在の物で、そのうち800円へと値上げされるのでフルスペックで使いたい人は今のうちに落としておいた方が良いと思います。mazec3とあわせても1000円しませんし。単にノートを作ると言うだけでは無くて可能性は様々なので買っておいて損は無いと思っています。って、俺は回し者かってくらい押してますが…(笑)

そもそもmazecって?

mazecの語源は混ぜ合わせから来ているのだそうで、日本語特有の漢字とひらがなの関係性を考えて作られているのがmazecです。早い話、IMEのひとつとなります。特徴として、漢字とひらがなが混じっていても変換が可能という点が上げられます。ここだけを書くとなんのこっちゃと思われるかもしれませんが、たとえば、「醤油」一般的に使われている言葉ですが、漢字だと難しくて書く人が少ないとおもいます。なので、普通は「しょう油」なんて書き方をします。一般的な手書き認識では漢字だけ、ひらがなだけを入力して変換しますが、mazecではひらがなと漢字が混ざっていても変換が可能です。

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つまり、こういう事です。

mazecが最初に搭載されたのは7notesというメモアプリで、手書きと清書が出来るメモとして、そして漢字とひらがなが混じっていても変換できるというところが珍しく評判のアプリとなっていました。その後mazecは進化し、Androidへもリリースされ、iOSではNote Anytimeなどを通して進化していきました。さすがは「かな漢字」のATOKを作り出した元ジャストシステムの社長といったところでしょうね。

以前から進化した点

変換効率の向上などは言うまでも無く、追加された機能として色々とあります。その中でも一番の注目点は「後からテキスト」の機能です。従来のNote Anytimeでは、文字を入れるテキストユニットとは別に単なる線で文字を書くことが推奨…というわけではありませんが、サンプルファイルなどで用いられており、「文字」と言うよりは「線のかたまり」で字を書くといった使い方がメインと言えました。そして、私もそういう使い方をしてきています。しかし、それは「線のかたまり」なので清書できない。つまり、レポートなどで提出する場合にはいったん文字を書き起こさなければいけない。はっきり言って二度手間の作業です。

mazec3では、「線のかたまり」をテキストユニットへ変換する、後からテキストという機能が追加されました。

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具体的にどうなるのか、スクリーンショットで試しました。

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1行目は丸ペンで書いた文字、「線のかたまり」のままです。それをテキストユニット化する事で線ではなく、テキストとして扱えるようになります。それが2行目。わかりやすくするために、私はテキストには下線を引くようにしているので、下線がつくようになりました。さらに3行目では後から変換という機能、テキストユニットで手書きした文字を後から清書する機能を利用して清書した状態です。もちろん、完全に後からテキストでテキストユニットにすることは出来ないケースもありますが、かなり優秀な機能では無いでしょうか。

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このように投げ縄ツールで選択するとテキストユニット化のメニューが出てきます。メモアプリとしてまた一段とパワーアップしたNote Anytimeですが、このようにテキストの扱いもよくなってきています。ただ、テキストのエクスポートがまだ出来ないのでそこは今後出して欲しいと思っています。

次に、字形登録という機能が追加されています。

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字形登録は、くせ字などでどうしても変換出来ない文字や、省略して入力したいときなどに利用できます。

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まあ、この機能自体は正直言って珍しいとは言えません。かつてZaurusでも搭載されていた機能ですし、むしろ手書き認識であればやっとついたか、という気にもなります。左側の枠に書いて、右の文字の下に変換後となる文字を入れる。そうすれば認識されやすくなると言うことです。全く同じに書くことは難しいので、100%これでまかなえるわけではありませんが、試したところではかなり高い精度を誇っているように感じられました。

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登録されるとこのように表示されます。(登録字形一覧を開くと出てきます)まあ、おきまりの省略入力「第」ですね。ちなみに、間などは省略したやつでも最初から入力出来ました。こっちも登録しておいてくれれば良いのに。もしかしてこの書き方は全国区じゃないのかな…。また、変換を自動で出来なかった物に関しては、自動学習をする様です。もしかしたら、これが後々になって誤変換へとつながるかもしれないので、定期的にメンテナンスをした方がよさそうな気もしています。

この二つの機能追加だけでも飛躍的に使いやすくなります。また、変換効率もかなり上がっているので使いやすくて良い感じです。

最後に今後直って欲しいところなど

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階層をつけてテキストユニットを使えるように見られるのですが、記号を入れないと階層が使えないのは仕様なのかなあ、という点。もう一つは文節の位置を変えることが出来ない点、文節の位置と単漢字を扱えるようになったとき、mazecは完成形になると思っています。

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