【飯シリーズ】また食べたくなるラーメン-侮るなかれ、カップ麺

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戦後日本の歴史はラーメンの歴史と言っても過言では無いと思っている。中国で生まれたラーメンの文化は日本に入ると多様性を極め、今では日式拉麺として新しいカテゴリーを形成するまで至った。その多様性は言い換えれば「魔改造」とも言える物で、日本にあったうどん、そばという麺の歴史とは全く違う方向へと進化していった。

そんな日本のラーメンだが、今では食の好みも変わったこともあってかこってりした物がほとんどとなっている。とんこつベースのスープに様々な物を加え、濃い味付けにするのが日本の新しいラーメンとなった。しかし、それとは別に古くからあるしょう油ラーメンなどもまだまだ捨てたものでは無い。

あっさりしているけどこくがあってうまみも多い。そういうラーメンもまだまだある。ただ、今の人たちの口には合わないのか繁盛店は少ない。これも時代の流れなのかもしれない。そんなこてこてラーメンが苦手の私が気に入ったのはこのカップ麺(え?)

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東洋水産、マルちゃんブランドで有名ではあるが、名前がびっくり。最近ではカップ麺までこてこての波が押し寄せており、こういったしょう油ラーメンは減りつつある。しかし、こいつはそんな中でちょっと高級志向のようなキャッチフレーズがついている。

無化調、全粒粉(14%)、ノンフライ麺。しょう油はヒゲタ醤油の「本膳」と、少し高級感あふれるカップ麺です。その割にコンビニで195円と高くも無い。まずは中を開けてみよう。

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陰になってるけど、わかるかな。麺の色が白と言うよりベージュって感じの色になっている。これも全粒粉が入っているからだろうか。めんは70g、マルちゃんのラーメンの代名詞と言える麺づくりが65gなのですこし多い。ちなみに総重量は110g、麺の割合に比べてスープが少し多いように感じられる。具も乾燥もやしとネギ、ごまと質素だ。ちなみに、ネギはタマネギと白ネギの2種類が入っている。

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できあがりなのです。

もやしとワケギは後のせになっており、食感がいい。そして、このスープは…そう、昔町のラーメン屋で食べたあの味だ。油が多めになっているが、スープは鶏ガラベースのあっさり風。塩気が少し強めではあるが、ごくごく飲めるスープ。個人的には大ヒットだ。マルちゃんの麺づくりも好きだし、旧カネボウフーズ…今はテーブルマークへとブランドが売られたホームラン軒、あの手のラーメンが気に入る人ならばこいつも気に入るだろう。

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よく見てみると、細かい粒が入っている。これが全粒粉の証だろう。油揚げ麺は歴史上では偉大だが、今ではノンフライ麺でそれ以上のうまさが出せることから、ノンフライ麺がうまくてカロリーも低い。私は本当にまた食べたいな、と思うカップ麺だった。スーパーなら少し安く売ってるのかな?見てみようっと。

ごちそうさまでした。

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