まだ見ぬ君のスマートフォンへ~ファブレットと2台持ちの選沢

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今回のお話はdocomoが行っている施策を中心にしています。ガラケーとファブレットで契約をするという新しい試み、個人的には本末転倒だなあと感じてしまう部分もありますが、なるほどなと思う部分もあります。この契約ならば電話とデータ通信を両方とも効率良く使いやすく利用可能です。

では、最初にファブレットってのが何者なのか、そこからお話しして行きましょう。

ファブレットとはなんぞや

まず最初にファブレットというものがどんなもにを指すのか、そこからお話しする必要があります。この言葉は一つの造語で、スマートフォン以上タブレット未満の製品につけられた名前です。

ここで言う以上や未満は単純に大きさを示しており、スマートフォンよりは大きく、タブレットより小さい物をファブレットといっています。なんでこんな名前なのか、これも単純にスマートフォンの『フ』とタブレットを足したようなもので、フォブレットとならずにファブレットとなりました。アルファベット表記でPhoneのPhとTabletのTを差し替えてPhabletとなったわけで…。なんとも間抜けな造語に感じますね。

このファブレットの定義としてはサイズが5インチを越える大きさで、7インチよりも小さい物が一般的にファブレットと言われています。また、7インチのタブレットもファブレットの範疇に入るという事もあります。7inchだとタブレットと言ってもいいと思うのですが、一般的にはでかくて電話としては使えないけど、片手で何とかもてる大きさといったところがファブレットと言われる端末のくくりでしょうね。

ファブレットとガラケーという選択肢…

昨今、ファブレットに注目が集まっているのは簡単な理由として、3Gでは電話のプランとして無料通話がついた物が多く、基本料をケチったプランだけが無料通話がないというのが一般的だった。連絡用の電話として利用しているユーザーのほとんどは無料通話が付いたプランを利用しており、通話料の削減を行うことができるようになっていた。

しかし、LTEになった途端、各社は無料通話がついたプランを取りやめた。月額の基本料金を下げて、電話機というよりもデータ通信をメインに置くようになっていった。時代の流れとしてこれは半ば正しいでしょう。現在は050plusなどのIP電話が多く出回っていますから。しかし、通話の品質と通話料を天秤にかけた場合、どうしても通話品質の劣るIP電話には耐えられない。という話が出てくるのも仕方が無いことです。

そんなユーザーにとって通話料が高くなるLTE契約は好ましくない。かといって、ガラケーも機種が少なくなり、iモードなどのガラケー用サービスも徐々に縮小されているのも事実です。auとSoftBankはこの点に関してスルーしていますが、ドコモは一つの助け舟を出しています。それが、ガラケーとのセットプランで、タブレット端末の月額費用が安くなるというものです。

ガラケー側の条件としてはパケ・ホーダイ ダブルなどの定額プランに入っていることが条件となっています。この条件にあるパケット定額には390円からの一番安いプランも含まれています。つまり、ガラケー側ではメールを含めて通信を基本行わないようにすることで、通信料は390円(+ISP代の315円)で維持できます。そして、ファブレット側は3980円(+こちらもISP代の315円)で利用可能です。この二つを組み合わせると、1000円分の無料通話のついたプランで5981円~となります。後は端末費用ですが、ポイントや月々割などを利用していけばほぼ0円になるでしょう。ガラケーもご愛顧割などで1万円程度から購入出来るため、月々の支払金額を相当抑えることが出来ます。

電話は電話、データ通信はデータ通信

ガラケーは携帯電話としては独自の発展をしており、iモードやezwebなど独自のケータイコンテンツとして様々なところから活用されていました。そして、その文化はスマホの普及とともに下火となりましたが元々電話機として使う事を考えると二つ折りケータイは使いやすく、今となっては不要になりつつあるiモードを考えなければ単体の電話機として完成されています。そして、ウェブなどを見るのであればスマートフォンよりも大きめのファブレットやタブレットの方が明らかに使いやすいわけです。ちょっと調べると言うことに関してはスマートフォンを利用した方が手軽かもしれません。ただ、小さい本体であるが故に「スマホ用サイト」を見るのが煩わしいのでは無いかと感じています。というより、だったらiモードでもよかったんじゃね?と言う気もします。これに関してはまた別の機会に書いてみたいと思っています。

電話機として使うガラケー、ウェブやアプリを利用するファブレット。この棲み分けは正しいのでしょうか。日本人は何でも小型化して一つにまとめて…と言うことが好きですが、やはり電話機と通信は別物。この選択肢は正しいのでは無いでしょうか。ガラケーとノートPCを持ち歩いていた時代を考えれば、ガラケーとファブレットを持ち歩くくらいたいしたことではありません。まあ、私はその手のプランが無いauユーザーなので、スマホとiPadという非効率的な使い方をしていますけどね。

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