いったんアップデートの配信が中止され、再開のめどがまだ立っていないとも言われているWindows 10 October 2018 Update。ファイルが消える可能性のあるバージョンは修正されているそうですが、また別の問題も出てきているようです。
というわけで、普通に使うにはインストールはする必要が無いと思いますけど、今回の新しい機能の一つ「システムフォントのサイズを変更できる」というのをとりあえず試してみたくて、insider Preview経由でインストールしてみました。
Insider Previewとは、テスト用の新しいwindowsを提供していて、様々な問題などをフィードバックしてね。というテストバージョンに当たるものです。要は人柱モードというわけですね。
今回、試してみたかったのは「システムフォントのサイズを変更」というところだけなので、一般配布のを待っても良いんですけど、少し前の投稿で、老眼鏡を試してみたなんて書いてあるように、高解像度ディスプレイで文字を見るという事がキツくなってきていました。
特に、私が利用しているノートPCはSurface Laptopという機種で、13.3インチのサイズでありながら2256×1504というFHDを超えた解像度を持っています。そのせいで文字だけではなくすべてが小さく見えてしまいます。
Surface Proなんかはもっと小さめの液晶で高解像度なので普通の人でもキツいんじゃないかなと思いますけど、Surface Laptopも意外とつらい部類に入ります。
なので、フォントや表示に関することは私の中では重要課題だったりしたわけです。Feedback Hubにも何度か文字だけ変えられるように出来ないかという事を投稿していましたが、今回やっとそれが反映されたという感じです。
画面を拡大する必要は無く、システムフォントのサイズを変更するだけで使い勝手はかなり変わると前から思っていました。以前はその機能を持っていたんですが、Store アプリが対応していないとかの理由で機能が削除された経緯もあります。
画面の表示が崩れるなどの理由があったんだとは思いますけどね。
これが元々の大きさです。結構小さい文字ですね。サムネイルだとほとんどなにも見えないと思います。このサイズでずっと使うのはキツい。また、フリーウェアなどで行うシステムフォントサイズの変更でもこういったUWPになっている部分は反映されません。もちろんストアアプリもUWPなので同様です。それが今回の機能追加でこうなります。
これは、150%に拡大した状態です。つまりフォントサイズが9だった場合は約14になるという事ですね。今まではここまで大きくすると画面が崩れていたんですが、今回のアップデートでは例え変更したとしても崩れない。ちゃんと考慮された作りになったって事ですね。
もちろん、すべてが変わるというわけでもなく、windows Edgeなどはなぜか対応していないという摩訶不思議な仕様になっています。なんか意地でもブラウザのフォントに関するところはいじらせないぞって感じなんですかねえ。今更MSゴシック系の汚いフォントでページを見たくないので、そこが治らないとEdgeは使わないんですけどね。
今回のWindows 10 October 2018 Update、他にもいろんな機能が追加されているんだと思いますけど、まずは高解像度ディスプレイを生かせる環境になったというのは評価します。ただ、トラブルも多いようなのですぐにアップデートするのはお勧めしません。
私もSurface Laptopはアップデートしましたけど、デスクトップはまだやっていませんしね。そっちが一応メインで使えるPCなので。
ただ、そっちはお古になっているのでそろそろリプレースしたいなあ。あ、でも液晶がまだFHDにもなっていないしHDMIも搭載していない古い液晶だからそれも買い換えたいなあ。なんて色々思ってしまう今日この頃でした。