まあ、うちは光引いてないから妹名義の契約だけど(笑)
光ポータブルとは、早い話が無線LANのルーター。NTTのフレッツ光を契約している場合に、月額315円で借りることができるレンタルルーターだ。
元々は、NTTBPが検証をしていたもので、docomoの製品として参考出展もされていた。
製品化に当たってはバッファローが担当し、docomo回線網を使う製品となる予定が、どうしたことかNTTのフレッツユーザーへEMOBILEでも使える製品として供給される事ともなった。
この辺の政治力はわからないが、ユーザーからしたらいいことだろう。
このルーターは家の中だけではなく家の外でEMOBILE回線網を使って通信することも可能。
家の中では無線LANルーター、外では無線機能を搭載したデータ通信モデムの役割をすることができる。
家と外で使える一台二役のルーターだ。ついでにルーター機能としてはもう一つフレッツスポットという広域無線LANも利用することが可能だ。
もちろん、EMOBILEやフレッツスポットでは別途契約が必要となる。また、当然のことながらdocomo回線網を使った通信も可能となっている。
要はHSDPAやHSPAを使った通信が可能なんだろう。ソフトバンクでも使えそうな気がするがNTTではソフトバンクは動作保証外としている。
この製品と全く同じものがバッファローからも発売されている。
こちらはSIMロックと行って特定の業者と契約したSIMカードでないと使えないようになっている。
つまり、docomoと契約をしなければ使うことができないと言うことだ。
NTTだと他社回線ができて、市販品だとロックがかかっているというのは、何ともおかしな話だとは思う。
私が使っているEMOBILEのモデムが最近調子悪い事から、PocketWi-Fiを検討していたが、こっちの方が安い(費用は妹負担だからwwwww)ので、レンタルをしてみることとなった。
平成22年10月16日(土)、今日、実際に届いたので、ファーストレビューといこう。
これが実機の箱、製品としては光ポータブルと言っている割に、箱には光LINKとある。
ちなみに、実記に書いてあるのも光LINKと書いてある。
呼称の統一すらしないのかNTTは…。
箱を開けて最初に目に飛び込んでくるのはマニュアルなのだが、おそらく見えるようにしているんだろう。
このように3G通信をするときの注意点が製品よりも先に見えるようにしてある。
この時点で「外で使うには別契約が居るなんて!」と思う人も居るかもしれない。
いや、居てもらっては困るんだけどね…でもあり得ることだ。
かなり大がかりにNTTではプッシュするかもしれない。これならば場所を選ばずにおくことができるサイズだし、あわよくば提携先のEMOBILEからの取り次ぎ手数料なんかも搾取するのかもしれない。
実際にEMOBILEは固定回線向けのプロバイダー事業を開始している。
固定回線でも使えるし移動でも使える。そして料金は(フレッツ料金を除き)最大でも4980円となっている。
外でもばりばり使う、家では固定回線でばりばり使うというユーザーにとっては、乗り換えの対象となる魅力的なプランだろう。
というか、にねんS(2年契約の割引プラン)で2段階定額はEMOBILEのみで4980円だ。
つまり、フレッツのプロバイダー料金はかかっていないのと変わらない。その分お得だろう。
おそらく背景にはイーアクセス・アッカのADSL網などを持っていたこと、ADSLのユーザー減少による利益の低下、空いた通信網を使えるようになったことなどがあるのだろう。
うちもADSLは辞めたしね。不満はあまりなかったけど、+1000円すれば速度が大きく向上するとなればそりゃ移動するだろうね。
まあいいや。注意事項はわかっているから放置して、中に入っているものを見てみる。
LANケーブルとUSBケーブル(充電のために二股になっているやつ)、ACアダプター、バッテリー、本体、そしてクレードルの計6点セット。
なんでかACアダプターだけがビニールに入っていなかった。意味不明。
向かって右側に見えるのが本体で、その下にあるのがバッテリー。
バッテリーは本体の半分くらいの多いさで、容量は1800mAhとのこと。
重量は本体+バッテリーで約100グラム程度。今まで持っていたUSBモデムよりは重量はある。
といっても、誤差の範疇、特に気にならない。
それよりも本体に直づけしなくてもいいというのがとてもいい。
USBモデムは何度か手をぶつけて(‘A`)ヴァーな事があったしね。
この光ポータブルは届いてちょっと設定をすればすぐに使えるというのも売りなのかもしれないが、USBで直結してユーティリティーをインストールしてくださいと書いてあった。
でも、USBでつなぐとウィルスに感染します、サーセンwwwwwなんてこともやらかしているので、いまいち信用ができない。
まあ、このあたりはNTTというよりバッファローの大歩危のようだが・・・。
とりあえず、マニュアルに沿ってやってみようと、危険を覚悟(今の機種ではウィルス混入はない)でUSB接続、ツールのインストールまでをやった。
そして、親機の設定のためにそのツールを立ち上げる…
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親機が見つかりません。
ワンモアトライ(棒読)
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親機が(略)
面倒になって手動で設定しました。
うちの環境はそれほど特殊ではなく、現在の接続は
JCOMモデム→Planex無線/有線ルーター→無線でPC接続(有線でデスクトップも接続しているが、今回の作業はすべてノートPCで行っている)
だけなので、至極シンプルというか、一般家庭であり得る状況だ。
で、接続できずに手動設定。泣けるwwww
手動設定する際にも1つだけ注意点があって、Firefox3.6.10で試したところ、ログイン画面などは出てくるが、実際の設定メニューが出てこない現象が発生した。
ちなみにGoogleChromeや、IE8,9では問題は発生しなかった(OSはwindows7)
Firefox固有の問題なのかもしれない。
設定はそれほど難しくはなく、EMOBILEだからかもしれないが、自動的に定額プランでの設定となっていた。
無線LANのSSIDやセキュリティーキーなどは事前に設定がされており、電池蓋を外した中に書かれている。
(EMOBILEのSIMカードを取り付けたところ)
SSIDはデフォルトではMACアドレスと同じであり、無線LAN部分のセキュリティーはWAP2で設定されていた。
DSで使う場合には設定が必要な感じである。(DSはWEPにしか対応していない)
速度測定を行うと、USBモデムよりやや遅い気がする。480kbps→300kbps位への低下が見られた。
ただ、回線は安定してつながっている。
無通信時には1分で回線を切る設定にしているが、これがどうなるかは実際に数時間使えるかどうかなどによるだろう。
(といいつつも互換品のバッテリーを計4個注文しているわけだがw)
実稼働時間やらの細かいところはまた後日レビューをしていこうと思う。