AS3830T購入記 その2

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今回はマシンスペックに関するところを書いていこう。
これから購入検討の人には気になるベンチマークも載せる。

AS3830Tに搭載されているのはCore i5 2410MというCPUで、OEM出荷しかされていないCPUだ。
今のCore iシリーズは、速い順に型番を決めているので、Core i5としては下位の部類に入るだろう。
と言っても、クロックが2.3GHzあるので、それほど不都合があるわけではない。
モバイルノートとはいかないが、家でも使えるしちょっと我慢すれば持ち運びもできると言うノートなので、すべてをこれでまかなうのはちょっと無茶かもしれない。
そう考えると、CPUは Core i5あれば十分ではないかと思う。できれば4コアがいいけど(笑)

実際にベンチマークを取ってみた

今回、ベンチマークに使ったソフトは3つ、crystalMark2004R3、PC Wizard2010、そしてPCMark7。
それぞれ特徴があるベンチマークソフトである。
まずは、CrystalMarkから。
結果が長いのでかいつまんで書いておこう。
CrystalMark :  148318
[ ALU ]             38924
[ FPU ]             39881
[ MEM ]             40737
[ HDD ]              8113
[ GDI ]             14690
[ D2D ]              2554
[ OGL ]              3419
OS : Windows NT6.1 Home Premium Service Pack 1 [6.1 Build 7601]
Display Mode : 1366 x 768 32bit 60Hz
Memory : 3948 MB
DirectX : 10.0

これだけではわかりづらいと思うので、参考にデスクトップマシンの結果を貼り付けておこう。
メインマシンでつかっているのは、Phenom II x4 945をRADEON HD5750とともにつかっている。
CrystalMark :  180866
[ ALU ]             49851
[ FPU ]             49373
[ MEM ]             25802
[ HDD ]             10867
[ GDI ]             12198
[ D2D ]              4717
[ OGL ]             28058
OS : Windows NT6.1 Business Service Pack 1 [6.1 Build 7601]
Display Mode : 1680 x 1050 32bit 60Hz
Memory : 8191 MB
DirectX : 10.0

約37000差、CPU周りで1万ずつ差がついて、後20000をグラフィックで差をつけていると言ったところか。
メモリー周りが遅いのは確かDDR3-8500を利用しているからだったと思う。
AS3830TはDDR3-10600を利用していたはずなので、その違いが出てるのかな。
それにしても差が大きいような気がするが、Phenomの特徴でもあるメモリー管理周りが微妙ってのもあるのかもしれない。
AS1830zがCrystalMark :   48640という結果だったので、約3倍のパフォーマンスを誇っている。
それでいて、値段が1万しか変わらないというのだから、いろんな意味で驚異的存在だ。
全体の傾向としては、グラフィックは第2世代Core iになってから、飛躍的に上がったと言われているが、やはりオンボードはオンボード。
専用のグラフィックボード、しかもミドルレンジにはまるで歯が立たない。
GDIがメインマインの方が低いのが気になるが、ここは特性が出たのかもしれない。
まあ、強力なグラフィック処理が必要なものでもない限り問題ないところだろう。
つまり、全体的なバランスはAS3830Tの方がいいかもしれない、そう思わせる結果だ。
続いて、PC Wizard2010のベンチ。
こちらもすべてを載せると大変なので、かいつまんでご案内する。
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まずAS3830T、CPUでの測定。
4スレッドまで計測されているが、2410Mは2コア4スレッドつまりHyperThreadが効いてることになる。
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対して、Phenom II x4。オプションなしではほとんど変わらない速度になってしまう。
ただ、2スレッド、4スレッドの処理になるとさすがに速い。
この辺はモバイルCPUに負けてられないと言ったところか。
AS1830zはとっていないので、このベンチ結果は貼れない。
CPU全体のパフォーマンスははかる Processor Benchmarkでは以下のようになる。

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47030、この数値が高いのか低いのか、目印がないのでわからない。
ただ、Phenom II x4ではかるとこれがこうなる。

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70254、2倍とはいかないが、約1.5倍。
crystalMark2004では1.25倍程度だったのでかなり誤差がある。
両方でテスト内容が異なるだろうから、どちらが正しいとも言いかねる。
ベンチマークソフトによってはいろいろな結果が出るという所だけわかればいいと思っている。
こちらのメモリー周りの結果も載せておこう。
じつは、この結果の見方がよくわかってないのかもしれない。
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AS3830T、1KBから飛ばしているが、上限との差があまりない。
好意的に見れば、安定した速度が出ているといえるだろう。
メインマシンはDDR3-8500を使っているので、メモリー周りでは完全に不利になるのはわかっていることだ。
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スタートがひどく、ラスト近くなるにつれて上がっていく。
安定して速いとはいえない結果ではない。
最後にPCMark7の結果を貼り付ける。
このベンチ自体が偏ってるところもあるため、単純な比較は難しいかもしれない。

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こんなんでました。
環境によって大きく変わる事があるため、参考値としてほしい。
ちなみにメインマシンは…。
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ここまで差が縮まるとは思っていなかった。
消費電力を考えるとこれでいいのだろうか?と思ってしまうほどだ。

ここまで書いてきて

なんだか、メインマシンがぼろくそのような感じになっているが、なんだかんだと差があるとはいえどもCPUパワーは上。
マルチスレッドになった場合にはそれがさらに顕著にでる。
2年前に出たCPUであることを考えても、モバイルCPUはまだまだ負けられないと言ったところか。
使用感としては、デスクトップマシンの方がきびきび動くし、グラボもミドルレンジのものであるため、ある程度のゲームなどもこなせる。
しかし、AS3830Tが5万台で買えることを考えると、安心して使えるのはどっちなのだろうか、そう感じてしまう結果となった。

次回はハードウェア的なとことをみていきたい。

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