結局Cloudサービスはどれが良い その3

今回もオンラインストレージサービスをご紹介します。

 

Google Drive

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サービス開始前からやるやると言われており、情報もだだ漏れだったサービスです。
方向性としてはMicrosoft Sky Driveとほとんど同じで以前からサービスを展開していたGoogle Docsを統合し、オンラインストレージと、オフィススイートを利用できる。
さらに昨年から始まったGoogle+というソーシャルサービスとも深く連携が可能になっています。
また、ファイルをGmailに添付してそのまま送信するなど、他のGoogleサービスと深く関わっているものになります。

特徴としては他Googleサービスとの連携か

やはり、他のGoogleサービスと連携して利用できるのがいいところでもあり、無駄なところでもあるのがGoogleDrive。
たとえば、Gmailとの連携に関しては使いやすいがGoogle+との連携はあまり頂けない。
ストレージとソーシャルは設定を誤るととんでもない事になる。
まあ、そんな危ない物をクラウドストレージに置いておくなと言われてしまいそうだが…。
また、GoogleDocsを総合し、オンラインオフィススイートを利用できるのは大きなメリットになる。

有料アカウントとの違い

無料アカウントは5GBのストレージと10GBのGmail、1GBのPicasaが利用可能となっています。
この容量にはGoogle Docsで利用しているファイルは含まれないので純粋に自分でアップロードしたファイルのみがカウントされるようになっています。
有料アカウントとしては、2.49ドル/月で25GB、Gmailも25GBまで利用可能となり、Picasaも25GBまで利用できるようになります。
4.99ドル/月で100GBのプランもあり、金額を足していくことで最大16TBまで増やす事が可能となっています。
まあ、16TBだと結構なお値段になりますけど。
100GBのプランでも月額にすると円高の関係もあり、400円程度です。スタバのコーヒーを1杯飲むと考えたら安上がりかもしれませんね。

対応するクライアント

Windows、Mac、Android、iOSに対応しており、WindowsPhoneは無視されています。
ここは、SkyDriveをAndroidに出さないMicrosoftと対立しているというか、同じ方針というか、ユーザーにとってはあまりうれしくない対立です。
もっとも、WindowsPhoneならばSkyDriveを利用した方が使い勝手がいいので、無理してGoogleDriveを利用する必要は無いかもしれません。
なお、Android版のクライアントはGoogleDocsで編集中に回線が切れる(圏外になる)と編集そのものが出来なくなってしまいます。

Nドライブ

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NHNが提供するオンラインストレージサービスがNドライブです。
ネーミングはひねりも何もありませんね(笑)
ネイバージャパンやライブドアの親会社であるNHNがリリースしています。

無料サービスで最大級の30GBの領域を持つ

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Nドライブのweb版画面。excelシートやWord文章はアイコンが異なる。

NドライブはSkyDriveをも上回る30GBの無料領域を持っているのが特徴です。
また、他社と同じく同期用のクライアントを持つため扱いも簡単です。
そして、もう一つの特徴としては、編集は行えないがweb上にてWord文章やexcel、PowerPointプレゼンテーションなどを開くことができる。
編集ができなければ意味が無いと考える人も居るでしょうが、ビュアーとして少しでも利用できるのであればものすごく便利なものと言えるでしょう。
無料でここまでついてくるのはたいした物ではないでしょうか。
とはいえ、日本ローカルサービスなのかあまり連携できるアプリケーションなどは開発されておらず、 Android版クライアントの自動アップロード機能もいまいちちゃんと動かないことが多い様です。
そのあたりが改善されればDropboxより容量が多いので使ってみてもいいかな?と考える余地があるでしょう。
オンラインストレージとして大きめの容量がある。それしか現時点でのメリットはなさそうです。
また、一部の嫌韓の人は元締めが韓国系企業であることから嫌がっているようですが、LINEの普及なども含めてそれほど気にする必要は無いのでは、と感じています。

有料アカウントとの違い

有料アカウントはありません。
無料サービスのみ提供されています。すごいなと思う反面、どうやって利益を出すつもりなんだろう?と考えると先行き不安定な気がしてなりません。

対応するクライアント

Windows、Mac、Android、iOSに対応しており、WindowsPhoneは無視されています。
Windows phoneはこのままこけてしまうんでしょうかねえ。
8で巻き返せるのかどうかが楽しみなところでもあり、不安なところでもあります。

色々サービスを紹介しましたが…

さて、いくつかのサービスを3回にわたって紹介しました。
どれもメジャーなところなのでもっと細かい説明をしているサイトはいくつもあるでしょう。
個人的にこれがいい!というクラウドサービスを言わせてもらうとSkyDriveが筆頭にあげられます。
ストレージ容量が他社より多め、そしてオンラインオフィスを利用可能な事。しかし、いかんせんAndroid版のクライアントが存在していないので、Androidスマートフォンを利用している身としては悲しい限りでして、是非とも対応してもらいたいとは思っています。
オンラインストレージとしてはケータイで撮った画像をそのままアップロード出来る機能が使えるDropboxがかなりいいのですが、これもAndroidではGoogle+への自動アップロードと同じ事が可能になったというだけなのかもしれません。
ただ、インスタントアップロードと違って単にストレージへアップロードするだけなので、Dropboxをインストールしているパソコンへわざわざ画像の転送を行う必要が無く、自動的に同期できるため結構便利に使っています。
そして、サイトの下書きとして一番利用しやすいのはEvernoteです。
Android版のクライアントもそれなりにしっかりしており、Windowsでも利用可能。そして、回線が切れていたとしても接続時に同期が出来るので文章が消えると言ったこともない。
最終的に画像などを添えて投稿する時には別のアプリケーションで、細かい修正を入れるだけですむのもいい。
パソコン利用だけを考えるとSkyDriveがいいのですが、どうもブラウザ上で文章編集するというのが好きでは無いというか、ショートカットキーで間違ってよく落としてしまうので、別途クライアント上で編集するEvernoteの方が好きというだけです。
Evernote+Dropboxでサイト編集。旧アカウント持ちならばストレージとしてSkyDriveを利用しつつ、Wep Appも利用するのはいいでしょう。
一長一短があるサービスなので、一つに絞る必要はありません。
といっても全部入れているとタスクトレイがなんだかなあ、という状態になる事も否めませんけどね(笑)

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Cloudサービスx5のタスクトレイ(笑)

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