複雑怪奇な京急線、蒲田駅がカオスになりすぎてわかりづらい

京浜急行は神奈川県三浦市から東京都を結ぶ路線で、横須賀から都心へ出るためには必須の路線です。
というのも、JR横須賀線がヘタレで逗子から南はやる気がない。
そもそも通っているのが変んなところなどの理由で、おそらく珍しいパターンでしょうが、JR沿線よりも私鉄である京浜急行沿線が栄えています。
なので、横須賀市民は多くがJRではなく京浜急行、京急線を利用しています。

しかし、この京急線は過密ダイヤの挙句に電車の種別が複数あり、行き先もわかり辛いという事で、地元民でなければ慌てること請け合いです。
某動画投稿サイトの弁を借りれば、客も訓練されたプロと言われています。
電車の種別は快速特急の略称で快特、特急、急行、普通、エアポート快特、エアポート急行とあり、それぞれ行き先も大きくことなります。
横須賀方面が終着となる時には三崎口か浦賀が多いのですが、他に新逗子などと全く別の方向へ行ってしまうものもあります。
支線があるのはよくあることなので、これはそれほど難しいことではありません。
ただ、これが上り方面(品川方面)へとなると結構めんどくさいことになります。
その代表と言えるのが京急蒲田駅です。
ここは現在3回建てとなっており、1階が改札、2階が下り路線、3階が上り路線となっているんですが、羽田空港への輸送力強化のために羽田空港行きが1面を利用しておりその関係から品川方面のホームがわかりづらくなってしまいました。
簡単な図にするとこんな感じ。

20130324-202812.jpg
4番線が羽田空港行きおよび羽田空港から成田空港方面へいく路線。
5番線は普通車の待避線、6番線が追い越しの際に利用される特急や快特が止まる。
普通の作りだと、2面それぞれに1車線ずつありますが、なぜかこんな作り。
ちなみに、これは2階も3階も同じ作りになっています。
特急から普通へ乗り換える場合、先頭車両にでも乗ろうものならば1車輌の長さが18mある京急線では、最低でも8輌はあるので8×18=146m+待避線までの距離を足すと160mは走らなければ間に合わない。
これも過密ダイヤの影響ではありますが、結構きつい。
さらに12輌編成にでも乗ろうものならばさらに4輌分増えるので、218m以上。
乗り馴れていないと慌てふためきますね。これが「客も訓練されたプロ」と言われる所以です。

実は、この間仕事の移動中にこの罠にはまり、同じホームを行ったり来たり、2往復しました。
京急には通称「行っとけダイヤ」一部では「逝っとけダイヤ」とも言われる取り敢えず電車を行けるところまで移動させてダメならそこで運行停止というダイヤ設定があります。
人身事故や車両故障などで ダイヤが乱れた時に行われるのですが、このせいで止まるホームがいきなり変わったり、来るべきところに来なかったり、挙げ句の果てには「特急が先の予定でしたが急行が先に発車します」などと、先発電車が変わったりすることもあります。
その度に急いでいる客は右往左往、ホームを駆けずり回ります。
普通で蒲田まで行き(5番線に停車)、特急に乗り換えようとしたが(6番線へ移動)、急行が来るようなので並んでいると(4番線に並ぶ)、その電車が遅れている。普通の方が早いとなったんですけど、その普通は5番線にいる。200mダッシュも途中でバカらしくなって4番線へ戻る。
すると、6番線側に特急が到着するも結構混雑。4番線の急行がくる気配がなかったので、普通でのんびり移動すればいいや、と再度5番線へ。この時には電光掲示板に5番線と書いてあったはず。
iPadで遊んでいると普通が…なぜか前方の6番線へ。
電光掲示板をみると5が6に変わっている。200mダッシュで普通に乗ろうと思ったところで4番線に先発の急行が滑り込んでくる。
もう、どこで待っていればいいのか右往左往しました。
というわけで、京急蒲田駅は気をつけましょう。あそこには魔物が住んでいます。
もしかしたら、永久機関の触媒にされてしまうかもしれません。 んなわけないか(笑)

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コメント (1)
  1. ゆうちゃん より:

    完全に同意します。今日同じような目に遭いました。タクシーで目的地に向かいます。

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