数年に一度発売しているinfobar、今回は2013年以来のモデルとなります。しかし、そのスペックを見るかぎりでは完全に時代から取り残されているのではないか、と感じてしまいます。
INFOBAR A03|Original Product|au.
本体サイズは小柄な4.5インチで、FHDの解像度となっています。これはここ最近の嗜好の変化による大型化ともあっていません。そして、バッテリー容量が2030mAとかなり少なめになっています。液晶をIGZOなどで省電力化下としても裏通信の多そうなUIである事を考えるとやや少ない容量に見えます。そしてハードウェアボタン、これはほぼ絶滅したと言える仕組みで、ホームや戻るボタンをソフトウェアでは無くハードウェアで制御しています。
iPhoneはホームボタンが未だにハードウェアですが、指紋認証をさせることを考えると必要となっているボタンといえるでしょう。確かにINFOBARの特徴として、大きなボタンを取り付けるというのはデザイン的にも伝統的にもあり得る事ではありますが、実用性という意味ではそこまで必要なのでしょうか、と感じてしまいます。
UIに関しても独自のものを搭載していますが、使い勝手がどうなのか、この辺りはいじってみないとわからないのが難点ですね。
デザインを優先するのはいいんですが、その分使い勝手が劣るようでは困ってしまいます。また、OSがAndroid4.4であることも問題の一つです。というのも、Android4.4はSDメモリーカードの処理に問題があるため、内蔵メモリーを利用するケースが多々あります。
しかし、内蔵メモリーは16GBと少ないため少し使いづらいと思うケースがあると思っています。これらのデメリットを許してまでINFOBARを使うメリットがあるかと思うと微妙なところでしょう。また、京セラは不具合の修正は行いますがOSのアップデートに関してはあまり行った事がないメーカーです。
今回のINFOBARは私的には全くそそられない機種に見えますが、好きな人はたまらないんでしょうかねぇ