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19日に発表されたauの新機種、そのうちガラケーは2機種ありました。中でもAQUOS KはガラケーでありながらAndroid OSを搭載している事から、スマートフォンとガラケーのいいところを併せ持つでしょう。しかし、実際の所はどうなのでしょうか。
本体は二つ折りの一般的なガラケースタイルで、液晶サイズは3.4インチ。解像度はQHD(Quarter HD)となっており、Android2.2から2.3ごろのスマホに近い液晶サイズとなっています。もちろん、ガラケー故にタッチパネルは搭載されておらず、操作はテンキーと十字キーで行います。また、静電式センサーが搭載されておりパソコンで言うスライドパッドのような操作を行うこともできるようです。ここだけを言うならば、タッチパネルではないスマホのような仕様と言えるでしょう。
搭載されているCPUはMSM8926、Snapdragon400の1.2GHzとなっています。このCPUはすでにらくらくスマートフォンなどにも搭載されているローエンドCPUですが、ガラケーに使われるCPUとしてはかなり高速な部類に入るでしょう。公式では4倍速いという事を書いていますが、実際にそれなりにはつかえると考えていいでしょう。CPUはかつてのスマートフォンよりも高速なため、機敏な動きをしてくれるかな、と思っています。
また、カメラはリアルタイムHDRに対応するという高機能。さらに、テザリングにも対応してモバイルWi-Fiルーターのようにも利用でき、アプリを利用してタブレットや別のスマホへ画像の転送なども利用できます。
と、ここまでは良い事尽くめですが、反面として中途半端な仕様もあります。
仕様が通常のスマホと異なるので仕方が無いのですが、Google Playが使えません。さらに、ガラケーで利用可能なEZwebも利用出来ません。さらに前述の写真転送なども対応ソフト「PASSNOW」を利用する用なのですが、この「PASSNOW」はAndroid4.2以降の機種のみが対応となっています。安い泥タブでGoogle Playが利用出来る物であれば4.2位搭載されている事が多いでしょうが、若干古いタブレットでは利用出来ない可能性が強いと思います。
また、アプリなどを利用する場合には前述の通りGoogle PlayもEZwebも使えないので専用のスマートパスを契約する必要があります。なので、Androidだからといって何でも融通が利くわけでも無い所は受け入れられるかどうかがわかりません。ちなみに、この専用のスマートパスは安心ケータイサポートLTEと組み合わせることで、本体の故障時には本体交換が実質無料で行えるサービスも付いてきます(au walletへ返金するやり方)。
ニッチなんだけど、その分専用サービスを用意します。というものすごくきな臭い感じがするAQUOS K、しかし以外と電話とメールを利用しててテザリングでタブレットが使えればいいな、という層には受けるかもしれません。ようはガラケーとタブレットの2台持ちで、回線契約は1つでいいという事ですし。似たような機種が今後出てくれれば専用スマートパスも継続して運営されることでしょうし、今後に期待って所ですかね。
でも、やっぱり微妙だなあ…。