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  • まだみぬ君のスマートフォンへ~個人情報とセキュリティ

    imageこのところ、スマートフォンに帯するマルウェアやキーロガー、ウィルスなどが流行っていると言われています。
    セキュリティ対策ってなんだろうか、ウィルスに感染するとどうなるのでしょうか。
    今回はスマートフォンのセキュリティと個人情報について説明をしていきましょう。

    ウィルスとはいったい何なのか

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    ウィルス対策の老舗、Nortonが出すモバイルセキュリティ。

    ウィルス対策、人によっては不要だという人もいれば、万全を期していないとイケないという人もいます。
    どちらの意見も間違っているわけでは無く、人それぞれの考え方という人もいます。
    実際にウィルスに感染するとどのようなことが起きるのか、そのデメリットに関してまずは書いてみたいと思います。

    ウィルスといっても、パソコンが風邪を引いたりするわけではありません。
    ウィルスとは、意図的に悪意を持った活動をさせるプログラムであり、その活動には様々な手法があります。
    その一つとして、現在ではあまり行われていないのが破壊活動を行うウィルスです。
    インターネット普及前に一番多かったのがこのタイプのウィルスで、パソコンの初期化を勝手に行ってしまったり、特定のソフトが入っていると勝手にアンインストールを行ったりするものでした。
    このタイプのウィルスは、作成者にはほとんどメリットがありません。感染したパソコンが破損したからと言って作成者に何かがあるわけでは無いからです。
    もちろん、意図的に破壊活動をさせるわけですから、どこからかの依頼でウィルスを作成してワクチン開発を依頼元がする事で知名度を上げるなどと言う姑息な手もありますが、それでも得られる報酬は依頼元からのみでしょう。
    その後、インターネットが普及してくるとパソコンはネットワークに繋がっているのが当たり前となり、ウィルスのあり方も変わってきました。
    以前の破壊活動を行うウィルスはなりを潜めてしまい、同時に情報収集を行うウィルスが猛威をふるい始めました。
    この情報収集を行うウィルスは、個人情報を収集するのが目的です。
    個人情報と言っても、あなたの名前や生年月日だけででは無く銀行口座とその暗証番号や、クレジットカード番号とその暗証番号などを収集するのが目的です。
    自分の個人情報なんてたいしたことが無いからさあ、と高をくくっている方もいるでしょうが、あなたの名前では無く、クレジットカード番号と暗証番号が抜かれてしまっても同じ事が言えるでしょうか。
    現在ではこの情報を集めるウィルスが大半を占めており、スマートフォンにあるウィルスもほとんどすべてがこのタイプのウィルスです。

    キンタマウィルスはパッと見はフォルダのアイコンをしているが、実は実行ファイル(拡張子にexeが突いている)となっており、ダブルクリックすることで実行される。
    実行されるとマイドキュメントや動画、ピクチャーなどのフォルダにあるファイルを圧縮してWinnyに流すという仕組みになっている。

    パソコンで情報を集めるウィルスの中で有名になったのが日本のWinnyを経由して感染したキンタマウィルスといわれるものがあります。
    個人の画像や動画、テキストが流出しただけにとどまらず、企業の機密情報や自衛隊の機密情報の流出にまで被害が及んだ。
    このウィルスではそもそもWinny(ファイル共有ソフト)で怪しいダウンロード…簡単に言えば著作権侵害に当たるような行為をしていたという自業自得の部分が否めないため、利用者のモラルが問われる事件となった。
    しかし、こういった個人情報を収集するものはパソコンであれば不用意に添付ファイルを開かない。
    怪しいゲームやソフトをダウンロードしないなどと言った自衛策を話すことができます。

    では、スマートフォンのウィルス対策は?

    スマートフォンでもウィルス対策ソフトは数多く出回っています。
    有料のものから無料のものまでありますが、パソコン版のウィルス対策とは少々事情が異なっています。
    早い話、無料ソフトの多くはお話にならない。今現在で回っている既知のウィルスにすら対応していないものが多く、検知率が60%程度というものも少なくありません。
    また、有料ソフトであっても80%程度にとどまるものもあり、パソコンで97%や99%などと高いレベルで張り合っているものと比べるとまだまだ発展途上と言えます。
    かといって、何もしないのも不安という方もいるでしょう。
    参考資料として、調査期間が発表したものがあります。
    【ニュース】AV-TEST、Android向けウイルス対策アプリの性能調査結果を発表
    この中のavastという対策ソフトはパソコン版でも無料配布されているもので、評価がかなり高いものとなっています。
    最近日本語化されたために見やすくなりましたし、実は私も使っています。

    Androidでは誰でもマーケット(Google play)にアプリをアップロード出来るため、悪意のあるソフトも少なくありません。
    また、無料配布されている体験版などではアプリの利用履歴やインストール履歴を送信しているものもあります。
    Androidマーケットから落とすから安心とは言えないのが現状です。
    auではこれに対して自前のauスマートパスなどである程度フィルタリングしたソフトウェアの配信を行っています。
    完全とは言えないでしょうが、全くフィルターが掛かっていないAndroidマーケットよりは少しましでしょう。
    SoftBankはそもそもAndroidに力を入れていないし、docomoもdマーケットにて一定のフィルタリングを掛けています。
    なので、可能であればキャリアが用意したマーケット経由で利用する方が良いでしょう。とは言っても、そこでフィルタリングされてしまえば、自由が売りのAndroidの魅力は半減以下になってしまいますけどね。
    そんなわけで、ウィルス対策はしておいて損は無い、した方がいい、自分だけの問題では無いのでしなければイケない。と私は思っています。

    個人情報、友人知人取引先の情報が詰まっていてそれもメールアドレスと電話番号、もしかしたら住所まで登録されている事だってあるでしょう。
    それがあなたの不注意で流出したとしたら、あなたの情報だけではなく入っていた大切な知り合いの情報が流出したとしたら、それはあなたの責任問題となってしまいます。
    自分の情報が漏れても、そう思っているならば、そのアドレス帳に登録されているすべての人が同じ意識でいるか、一回考えてみるといいかもしれません。

    次回は未定です。

  • まだ見ぬ君のスマートフォンに愛と勇気を~スワイプがタップでフリックで

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    スマートフォンの用語、まだまだわからないものがたくさんありますね。
    これはインターネット黎明期にも起きたことで、マウスが、クリックが、ポイントするってなに。
    といった事が数多くありました。
    時代は流れて今ではパソコンは一般的になり、扱える人も多くなりました。
    そして、今はなぜかスマートフォンやタブレット、スレートPCのブームとなっています。
    人々の生活スタイルの変化がこういったことを呼んでいるのでしょう。
    そして、再びあの頃の・・・用語がよくわからないと言ったことが発生してきています。あの頃に比べれば情報もたくさんあるのでわかりやすくなっているでしょうが、それでも新しい言葉や聞き慣れない言葉には抵抗感があることでしょう。
    そういう私もそうです。
    今回は、初回に続いて用語についてもう少しお話をしてみたいと思います。

    クリックがタップで、ドラッグがスワイプで?

    パソコンを扱ったことがある人ならば聞いたことがあるでしょう「ダブルクリックしてファイルを開きます」という言い方や「フォルダをドラッグしてゴミ箱へ」。
    こういった用語はすでに使い古されたインターネット初期から出ている言葉たちです。
    今でもパソコン用語として使われていますが、最近では初心者向けの雑誌でもクリックって?ドラッグって?と言うことはほとんど見かけなくなりました。
    そんな事を説明する時代はすでに終わったと言うことなのかもしれません。
    代わりに、スマートフォンの専門雑誌が増えてきました。と言っても総合誌ではなく、機種ごとの解説本を作り、それぞれのユーザー向けの初心者本として発行されています。
    そこに新しく書かれている用語、タップやスワイプ、ドロワーなどは今までも一部で使われていた用語ではあります。
    しかし、今はスマートフォンの用語としてよく利用されています。
    その用語を1つずつ紹介していきたいと思います。

    タップ

    タップは軽く叩くことを意味します。
    タップダンスなどにも使われる言葉です。
    従来のパソコンで言うならば、マウスをクリックする行為に等しい挙動をします。
    決定や選択などの基本動作を行うのがこのタップといわれる行為です。
    ノートパソコンを利用している人ならば、タッチパッドを操作する際にも行っていることでしょう。クリックボタンを押さなくてもパッド上で指を叩くことでクリックと同等の動作が可能となる。コレは今使われているパソコンではほぼ標準で行えるので、知らぬうちにわかっている人が多いかもしれません。
    意識する必要はありませんが、説明などでタップするとだけ書かれているとわかりづらい事もあるでしょう。
    「ああ、このことか」とすぐにわかるのがタップですね。

    スワイプ

    スワイプは画面をスクロールさせる場合やアイコンを移動させるときに使う動作です。
    マウスの左クリックを押したままマウスを移動させる、それとほぼ同等と思うといいでしょう。
    コレも意識せずに普段から利用している動作だと思いますので、用語だけ出たときにハテナ?と思うことがあるかもしれません。

    アプリ

    アプリケーションの略なのですが、端末上で利用できるようにしたプログラムの総称です。
    日本人は何でも略すのが好きなので、この言い方が一般的に通っています。
    なので、なめこ栽培アプリやメモ帳アプリなどという使い方をされます。有益なプログラムがアプリで、有害なプログラムはウィルスやマルウェアなどと名称が変わります。
    中身は同じプログラムの塊なんですけどね。
    ウィルスとマルウェアの違い、これもわかるようでわかりづらいですね。
    コンピューターウィルスは昔は破壊活動を行うものを総称し、単体で流通するものがほとんどでした。
    たとえば、メールに添付されてクリックしたら感染するなどという手法が多いものでした。
    対してマルウェアは正当なソフトウェアに潜んで個人情報やパスワード、クレジットカード番号などを取得し、マルウェアの開発元へ送信するものが多く、使用者が意図しない、何かをした覚えがなくても侵入してしまう恐れがあるものです。
    有名な事件としては、ソニー・BMGが起こしたrootkit事件というものがあります。
    意図的に仕込まれたもので、当時は大変な問題とされていました。今ではこういったマルウェアの問題の方が大きく、ウィルスも破壊活動ではなく情報の流出や収集が目的となっているため、その手法が違うだけで結果は同じようなものになっています。

    ドロワー

    この言葉はおそらくAndroidでしか聞かれないと思います。
    Androidのメニュー画面にインストールしたアプリケーションの一覧が表示されています。コレをAndroidではドロワーという言い方をしています。
    それとは別にアプリケーションを画面上に表示させる事もできますが、こちらはホーム画面と言い方をします。よくホームアプリという言葉を聞くと思います。
    ドロワーはあくまでもインストールされたアプリケーションをすべて表示させている画面であり、大量にアプリケーションを入れている人やプリインストールされているソフトが多い機種では、目当てのものを探すのがめんどくさくなります。
    そのために、ホーム画面でアイコンを並べて使うワケです。
    windowsを使っている人であれば、ドロワーはスタートボタン→プログラム(もしくはすべてのプログラム)で表示されるのがドロワーで、デスクトップ上にアイコンをおいているのがホームだと思えばいいでしょう。

    ウィジェット

    ウィジェットはプログラムを意識して起動しなくても画面上で動いているアプリケーションたちを言います。
    windows Vistaや7を起動すると、最初から画面上に時計がおいてあったりしますがこういったものをウィジェットと言います。
    iPhoneでは標準機能というわけではなく、対応できるアプリケーションのインストールが必要となっています。
    ここは設計思想の違いでしょうし、実はこのウィジェットが画面上にあることで常時通信を行う原因ともなります。
    また、常時動いている事も多いためバッテリー消費にもあまりよろしくない機能とも言えます。とはいえ、あって損にはならないというか、選択肢はあっていいと思います。
    実際に使っている人はほとんどが時計や天気、ニュースをティッカーとして流すと言ったことでしょうね。

    結局のところ・・・

    こうしてみてみるとわかると思いますが、すべてがパソコンとほぼ変わらないのです。
    用語は慣れてしまえばどうって事はないでしょう、やってることはほとんどパソコンと同等のことなのです。
    では何が違うのか。
    小さくて、単体で通信が出来てキーボードではなくてタッチパネルで操作できる。
    操作が異なるだけで要は小さいパソコン、それがスマートフォンだと思えば用語もすぐになじむことでしょう。

    次回は小さいパソコンだからこその恐怖、個人情報の扱いやウィルス、マルウェアに関してお話ししたいと思います。

  • まだ見ぬ君のスマートフォンへ~そもそもスマホが必要か?

     

    iPhoneに限らず、スマートフォンが流行っている昨今ではありますが、本当にiPhoneやスマートフォンは使いやすいのでしょうか?
    個人的には半々だと見ています。
    スマートフォンの方が使いやすいというユーザーもいれば、そうではないという人もいる。
    特にグローバルモデルのスマートフォンは今までの文化を考えると使いづらいところも多いのではないでしょうか。
    今回はスマートフォンの選び方、あなたにあったスマートフォンを考えてみよう。

    ギーク(Geek)のおもちゃだったスマートフォン

    元々、その道に長けた人たちのことをスラングでGeekという言い方をします。
    ギーグじゃなくてギークです。(ギーグだと、ネスサンネスサンのあれになっちゃいますので)
    ガジェットが好きで、新しい物が好きで、いじるのが好きで、改造するのが好きで、できたときの喜びを至福とする。
    そういう人種がギークと言われる人たちです。
    スマートフォンは何もここ1、2年で出てきたものではなく、以前から同じようなコンセプトの製品は出ていました。
    日本ではシャープがこの分野を大好きで古くはW-ZERO3、そして携帯電話としては利用できませんでしたが、Zaurusなども開発を行なっていました。
    それらはギークたちのおもちゃであり、楽しい遊び道具だったのです。
    時代が流れて一般的に普及してきていますが、やはりいじって楽しんでいるのはギークたちが多い様な気がしています。

    温度差の激しいユーザーと非ユーザー

    スマートフォンを手にしたユーザーは口々に使いやすい、スマホの方がいいよ、iPhone最高。と言っていますが、本当にそうなのでしょうか。
    私はおサイフケータイやワンセグなどを利用しないが、画面の解像度が高かったり通信速度が速かったり、使い勝手が良かったりする機種を考えていました。
    ハイエンド機種に当たるのかもしれませんが、そういった機種は基本的に「全部入り」と言われるもてる機能をすべて入れています、だからそれなりに高いですよ。といった機種が多い。
    スマートフォンに換えた理由は単純で、GP01(イー・モバイルのルーター)を持ちながら、携帯電話を持ち、iPod touchを持ち、さらにWiMAXルーターを持ち、ノートPCを持つ。そして毎日会社へ行ったりどこかへ出かけたりしていた。
    スマートフォンにする事で、特にWiMAXが利用できる端末にすることで、GP01と携帯電話、iPod touch、WiMAXルーターが1台になる。
    ノートPCとスマホ1台で事が足りてしまう。コレは便利だ。という事でスマホにしました。
    まあ、今はちょっと悲しいことに修理トラブルでWiMAXが使えていませんけど…。

    スマホにすることで維持費が上がるヒトは多いと思います。特にパケット定額が必要無かったようなユーザーや通話の方がメインだったユーザーはプランの選定が難しく、端末の単価が高い事も重なって買い換えに二の足を踏む事が多いでしょう。
    しかし、それを承知で買い換えたユーザーの中でもどれだけのヒトが使いこなしているのでしょうか。
    電話一つするにもやりづらい、電話を誤って掛けてしまったりするヒトもいるでしょう。
    メールで送信をミスして空メールを送ってしまうヒトもいるでしょう。
    ネット端末としては使いやすいと言われるスマホですが、慣れの問題もあっていろいろと不便な思いをしているヒトの方が多いと思います。
    社会の声はスマホがいい、スマホじゃ無ければだめだ、スマホ最高、iPhoneすてき、iPhone無敵、iPhone最高、という声ばかりが取りざたされます。
    なれれば使いやすいかな?というユーザーではなく、前述のギークたちが声を大きくして情報を広げることで、スマホでなければいけないのではないかという錯覚を覚えさせる。
    別にいらないんだけどな、というガラケーユーザーに対しても強烈なアプローチが来る事が多い。
    決定するのは本人だが、徐々に洗脳されてしまっているヒトも少なくないような気がします。
    買い換えてユーザーになったヒトとまだ買い換えていないヒトでは温度差がまだまだあるようにみられます。

    ガラケーからの脱却を促すが…

    今メーカーもキャリアもガラケーからスマートフォンへの脱却を促していますが、本来はそこまで必要が無いユーザーが多くいることもわかっての行動でしょう。
    しかし、ガラケーとスマートフォンの両方を開発するだけの余裕がないメーカーは、出来ることならばスマートフォンのみを開発し、ガラケーの開発をやめてしまいたい。
    キャリアはiPhoneに始まったスマートフォンブームに乗って出来るだけ加入者を増やしたい。
    新規加入者が減っていく昨今、今あるユーザーをどのように取り込むかというきっかけが「機種変更」のタイミングになります。
    だからこそ、モバイルナンバーポータビリティ(MNP)で移行するユーザーを優遇するようにしているわけです。

    *1プラチナバンドとは
    電波に乗せた通信は周波数が高いと多くの情報を載せることが出来るが、建物内で通信が出来なくなるなどの不都合も発生する。
    周波数が低いと電波が届きやすいが、通信効率が落ちてしまう。
    そのバランスがいいと言われているのが700MHz~900MHzであり、KDDI(au)とdocomoは800MHzをすでに持っている。

    2年間の縛りが発生するのが基本のためキャリアも機種もよく吟味した上で変更した方がいいと思っています。
    つい先日SoftBankがプラチナバンド*1と言われる900MHz帯の周波数を取得しましたが、iPhoneは900HMzに対応していますが(3GSは1900MHzのみ)対応していない端末も多いことでしょう。
    LTEへの移行が促される昨今、プラチナバンドを得たと行ってもSoftBankも安泰というわけではありません。
    ドコモは2GHz帯にてLTEをすでに展開しており、auはLTEを準備しつつWiMAXを持つ。
    以前に書きましたが、通信による制限もSoftBankが一番きつい。
    iPhoneだからと言うだけでSoftBankを選ぶのは考え物だとも言えます。

    本当にあなたの生活に必要ですか?

    スマートフォンは確かに便利と言われています。
    確かに、パソコンを毎日開いてメールをチェックして、ニュースサイトやソーシャル(SNS)を開いて…というユーザーにとってはパソコンいらずになる可能性を秘めています。
    また、どこでも通信が出来てガジェットがあって、電波が通らないところでは落ち着かない病の私のような人間にとっても便利なツールです。
    しかし、キャリアメールと通話が出来て、ちょっと調べ物が出来ればそれでいい。そういったユーザーにとっては完全にオーバースペックな製品であるのも事実です。
    周りに流されず、自分の生活スタイルを改めて見直してみて、それでも必要であるかどうかを見極める。
    ごく当たり前のことですが、毎月の料金が上がってそれでいて使いづらいという良くない結末を迎えないためにも再度考えてみてはいかがでしょうか。
    せめて、今のガラケーが壊れるまでは考えてみた方がいいと私、tknriiiiは思っています。

  • auスマートパスが始まりました。

    3月1日からauスマートパスが開始されました。
    以前も少し書きましたが、定額制で有料アプリを落とすことのできるサービスです。
    会員限定アプリとそうでないもの、会員以外は有料アプリとなるものなどが用意されています。
    実は代替機生活なので、落としていいものかどうかがわからないのでまだあまり使っていませんが、いくつかその中でも注目のものを紹介したいと思います。

    着せ替えがいくつか用意されています

    壁紙や時計などを着せ替えさせるためのアプリと対応テーマが公開されています。
    あらいぐまラスカル、リカちゃん、ちびまる子ちゃん、テヅカ(手塚治虫のキャラ)。
    こえだちゃん(個人的にはこれはなんだか知らないキャラです)、フィリックス(ガムで有名な洋物のらくろみたいなやつ)。
    ゴン太くん、豆しば、鬼太郎、石ノ森(石ノ森章太郎のキャラ)など、結構な数があります。
    これらはホーム着せ替えで動くため、ホームアプリを変更している場合にどのような挙動になるかはわかりません。
    PHOTONが戻ってきたら試してみようと思います。

    悲しいことに買ったことのあるアプリが盛りだくさん

    買ったことのあるアプリが並んでいるとちょっと悲しくなります。
    それが1000円近いものであればさらに悲しくなります(笑)
    筆頭にあげるのは、tknriiii一押しどころか10押し100押しの7notesです。
    これが入っているとは…。そして、多くの人が思うのがATOKおまえもか。というところでしょうか。
    また、一部で紹介されていたが中身は微妙だった「めしカメラ」(99円)などもありました。
    ゲームでは人生ゲームやモバゲーのゲームがなぜか入っています。
    風来のシレンやもじぴったんなど、手軽に遊べてソーシャルではないゲームも落とせるようになっています。

    ゲームの充実は目を見張る

    他にも個人的に好きそうだなと思うのは「シャイニングフォース」、セガの作ったファイアーエムブレムみたいなタクティカルRPG、当時結構なヒットを飛ばしました。
    それ以外にもスペースハリアー、ぷよぷよ、ソニックとセガの主力がそろっているのも着目できます。
    また、ストテラジーが好きな人には「セトラーズ」、シミュレーションの王道コーエーテクモからは「三国志2」もあります。
    そして、androidやiPhoneのゲームファンにはおなじみのカイロソフトから、ゲーム王国++、湯けむり温泉郷、アパレルやGPなどどれも同じエンジンの使い回しと言われつつそれなりのセールスを続けているものが続きます。
    500本以上あると言っているスマートパスの落とせるアプリ、現時点で232本がゲームです。
    ライトユーザーの囲い込みなのかもしれませんが、力を本気で入れているのはゲームというのもちょっとなんだかなあ、という感じはありますね。

    狙いはヘビーユーザーではなく、あくまでもライトユーザーか

    一時期情報送信を行っていると問題になったdolphinbrowserもあります。
    本家とau版で何が違うのかははっきりわかりませんが、以前のような問題を起こさないことを祈ります。
    全体を見てみると、ゲームは別として実用アプリは単体で買った方が安上がりではないかと思うもの、そもそも無料だったものが多く、それほど思い切りがいいとは思えません。
    確かにATOKや7notes、ジーニアス英和辞典など単体で高いものもあるので、スマートパスでお試しするという感覚はありかもしれません。
    元々アプリにお金を落とすヘビーユーザーではなく1つ1つが有料アプリであることに抵抗があるライトユーザー、ゲームをよく買おうと思うが、お試ししてみたいと言うようなユーザーがメインで設定されているのだろう。
    まあ、アプリは気になったら100円なら買ってみよう、300円ならばいいや。というユーザーはあまりこのサービスをりようすることは無いかもしれません。
    といいつつも私はとりあえず登録、いくつかやってみたかったゲームや、手書きメモ、Kingオフィスなんかを使ってみようかと思っています。

    総括

    買ったアプリが目玉のようにされていると、ちょっと寂しい気持ちになります。だってもうライセンス買ってるんだもん。
    毎月400円近く払うので、追加されていかないと割高になってしまうときが必ず来るので、定期的な更新が行われないとユーザー離れを起こすと思っているので、auさんがんばってください。というところか。

  • まだみぬ君のスマートフォンへ~マーケットって何だ?

    market-top

    AndroidもiPhoneもWindows Phoneも独自のオンラインマーケットを持っています。
    このオンラインマーケットはAndroidMarketやApp Store、marketplaceといわれており、OSで利用可能な様々なアプリケーションの配信や販売を行なっています。
    ソフトのダウンロード販売を行っているのですが、そこに掲載されているソフトウェアたちは日曜プログラマー的な人たちが作った秀逸なものも少なくありません。
    業務でプログラムをやりつつ、自宅でスキルを生かして自分の好きなソフトを作成する。そして、役立つものとして配信する。
    楽しむ要素が増えれば増えるほどユーザーも増える。そして、メーカーからしてみれば自社のシェアが増えていくことで利益にも繋がっていく、かみ合えばとてもいい方向へと動いていくことでしょう。

    マーケットの成り立ち

    元々こういったダウンロード販売はスマートフォンに限ったことではありません、windowsやMS-DOSの時代から行われてきていましたが、OSを供給しているメーカーがとりまとめて行うのはApp Storeが初めてかもしれません。
    それまでは、たとえばニフティーサーブ時代にオンラインソフトとして販売を行っていたし、ベクターも以前からダウンロード販売を行っています。
    アップルは、こういったソフトウェア販売を自社で行うことでピンハネもできるし、悪意のあるソフトの排除も行うことでセキュリティー上安全であるといううたい文句をつけることもできる。
    そして、ストア以外でダウンロードできないようにしておけば、何かがあっても安心。
    まさにユーザーにとっても安心でき、メーカーにとっても利益になり、悪意あるソフトや著作権がらみのソフトは排除できる…はず

    価格はピンキリ、もちろんネタっぽいのもある

    App Storeに登録したソフトウェアは一定の検閲の上配信されるので、裏で情報を集めているようなソフトは排除されると言われています。
    また、明らかな違法なソフト。特に著作権の絡むようなものに関しては配信そのものがされません。
    同様にアダルトに関しても大きな規制が掛かっています。
    販売されているソフトウェアは100円程度から1万円程度まで幅広い物となっており、主流なのは数百円単位のソフトウェアが中心のようです。
    中には何でこんな物がこんな値段?という物も少なくありません。ネタでやっているものもあれば、本気のものもあるのでしょう。
    どちらにしろ、数百円ならば試して用途が合わなければ別の物を探す。このような使い方でもいいのでは無いかと思っています。
    100円のソフトウェアであればペットボトルのドリンク1本よりも安いのですから。

    決済はクレカがメイン、プリペイドなども一部あり

    ソフトウェアの決済にはクレジットカードが多く使われています。iTunesでは、プリペイドカードの販売も行なわれておりクレジットを持たない人でも購入が可能です。
    Android Marketは日本においてはdocomo、auがキャリアにて決済可能な方式をとっており、クレジットカードがなくてもソフトの購入が可能となっている。
    クレジットカード文化の薄い日本ではプリペイドやキャリア決済が利用できた方が便利、使いすぎを防ぐという意味で言うならばプリペイド決済だけでもいいような気がする。
    どちらにしても、今までのガラケーでアプリを買っていた人にとってはそれほど敷居が高いわけではないので、iモードアプリよりもEzアプリよりも幅広いソフトウェアが買えると思えばいいでしょう。

    セキュリティ問題は絶えずつきまとう

    ソフトウェアには作者しかわからないような仕込みがある場合も少なくない。
    そして、特にAndroid Marketではフィルタリング機能が甘いためユーザーにとって不快になる、もしくはセキュリティ問題となるソフトウェアが今までに何度も登場している。
    App Storeではそういうことが起きない、ちゃんとチェックをしていると言われていたが、ふたを開けてみればAndroid Marketほどではないが問題が出てきている。
    ダウンロード、インストールはユーザーが任意で行う行為として、問題が起きても責任は負わないというスタンスはGoogleもAppleもMicrosoftも変わらない。ここに関してだけは本当にそれでいいのだろうかと思ってしまいますね。
    また、脱獄と言われるOSの改造を行なっているユーザーも、カジュアル脱獄によって個人情報の流出が知らない間に行なわれている可能性があることも忘れてはいけません。
    Androidは特にベースがリナックスという汎用OSのため、ウィルスやマルウェアも作りやすい。
    体験版と称してユーザー情報を送信するようなソフトも少なくない。実際にマーケティングのためにとどんなソフトウェアを使っているかを送信するような、あまり礼儀のよろしくないソフトウェアがある。
    昔から言われている慣用句、「ただより高いものはない」はいつの時代でも同じなのかもしれませんね。

    実際に使いやすいの?

    これらのマーケットはPCからも利用可能だし、スマートフォン端末からも利用は可能ですが、個人的にはPCからの方が使いやすい様な気がします。
    特にAndroid Marketはひどいもので、検索したい単語を入れてもマッチするソフトウェアが出てこないことも多いのでお薦めしません。
    パソコンからソフトを検索することをお薦めします。
    反面、App Storeはスマートフォン端末からでも使いやすい。特にiOS5になってからはPCフリー(不要)のサービスが多くなってきています。
    考えてみればスマートフォン自身がパソコンのような物なので、別段他に用意する必要は無いのは至極もっともなことなのかもしれませんね。
    また、外部のサイトや個人レビュアーなどの手によってよく使われるツールなどが紹介されることも少なくありません。
    ただ、最近はやりの「ステマ」である可能性も否定できないので、玉石混淆の中から玉だけを探すのは骨の折れる作業かもしれません。
    そういう私も一部のソフトを絶賛しています。
    7notesやらFeel on!やら。
    実際に使ってみての感想なので、ご安心を。

    今回はマーケットの概要を書いてみたがいかがだったでしょうか。
    どうも日本ではソフトウェアという形に残らないものにお金を払う習慣が薄いようで、無料アプリばかりが注目されています。
    決済方法もそれほど難しくないので、本当に吟味して使ってみたいものであれば買って見てはいかがでしょうか。
    次回は「あなたにあったスマートフォンの選び方」と称してお送りしてみたいと思います。