まだ見ぬ君のスマートフォンに愛と勇気を~スワイプがタップでフリックで

image

スマートフォンの用語、まだまだわからないものがたくさんありますね。
これはインターネット黎明期にも起きたことで、マウスが、クリックが、ポイントするってなに。
といった事が数多くありました。
時代は流れて今ではパソコンは一般的になり、扱える人も多くなりました。
そして、今はなぜかスマートフォンやタブレット、スレートPCのブームとなっています。
人々の生活スタイルの変化がこういったことを呼んでいるのでしょう。
そして、再びあの頃の・・・用語がよくわからないと言ったことが発生してきています。あの頃に比べれば情報もたくさんあるのでわかりやすくなっているでしょうが、それでも新しい言葉や聞き慣れない言葉には抵抗感があることでしょう。
そういう私もそうです。
今回は、初回に続いて用語についてもう少しお話をしてみたいと思います。

クリックがタップで、ドラッグがスワイプで?

パソコンを扱ったことがある人ならば聞いたことがあるでしょう「ダブルクリックしてファイルを開きます」という言い方や「フォルダをドラッグしてゴミ箱へ」。
こういった用語はすでに使い古されたインターネット初期から出ている言葉たちです。
今でもパソコン用語として使われていますが、最近では初心者向けの雑誌でもクリックって?ドラッグって?と言うことはほとんど見かけなくなりました。
そんな事を説明する時代はすでに終わったと言うことなのかもしれません。
代わりに、スマートフォンの専門雑誌が増えてきました。と言っても総合誌ではなく、機種ごとの解説本を作り、それぞれのユーザー向けの初心者本として発行されています。
そこに新しく書かれている用語、タップやスワイプ、ドロワーなどは今までも一部で使われていた用語ではあります。
しかし、今はスマートフォンの用語としてよく利用されています。
その用語を1つずつ紹介していきたいと思います。

タップ

タップは軽く叩くことを意味します。
タップダンスなどにも使われる言葉です。
従来のパソコンで言うならば、マウスをクリックする行為に等しい挙動をします。
決定や選択などの基本動作を行うのがこのタップといわれる行為です。
ノートパソコンを利用している人ならば、タッチパッドを操作する際にも行っていることでしょう。クリックボタンを押さなくてもパッド上で指を叩くことでクリックと同等の動作が可能となる。コレは今使われているパソコンではほぼ標準で行えるので、知らぬうちにわかっている人が多いかもしれません。
意識する必要はありませんが、説明などでタップするとだけ書かれているとわかりづらい事もあるでしょう。
「ああ、このことか」とすぐにわかるのがタップですね。

スワイプ

スワイプは画面をスクロールさせる場合やアイコンを移動させるときに使う動作です。
マウスの左クリックを押したままマウスを移動させる、それとほぼ同等と思うといいでしょう。
コレも意識せずに普段から利用している動作だと思いますので、用語だけ出たときにハテナ?と思うことがあるかもしれません。

アプリ

アプリケーションの略なのですが、端末上で利用できるようにしたプログラムの総称です。
日本人は何でも略すのが好きなので、この言い方が一般的に通っています。
なので、なめこ栽培アプリやメモ帳アプリなどという使い方をされます。有益なプログラムがアプリで、有害なプログラムはウィルスやマルウェアなどと名称が変わります。
中身は同じプログラムの塊なんですけどね。
ウィルスとマルウェアの違い、これもわかるようでわかりづらいですね。
コンピューターウィルスは昔は破壊活動を行うものを総称し、単体で流通するものがほとんどでした。
たとえば、メールに添付されてクリックしたら感染するなどという手法が多いものでした。
対してマルウェアは正当なソフトウェアに潜んで個人情報やパスワード、クレジットカード番号などを取得し、マルウェアの開発元へ送信するものが多く、使用者が意図しない、何かをした覚えがなくても侵入してしまう恐れがあるものです。
有名な事件としては、ソニー・BMGが起こしたrootkit事件というものがあります。
意図的に仕込まれたもので、当時は大変な問題とされていました。今ではこういったマルウェアの問題の方が大きく、ウィルスも破壊活動ではなく情報の流出や収集が目的となっているため、その手法が違うだけで結果は同じようなものになっています。

ドロワー

この言葉はおそらくAndroidでしか聞かれないと思います。
Androidのメニュー画面にインストールしたアプリケーションの一覧が表示されています。コレをAndroidではドロワーという言い方をしています。
それとは別にアプリケーションを画面上に表示させる事もできますが、こちらはホーム画面と言い方をします。よくホームアプリという言葉を聞くと思います。
ドロワーはあくまでもインストールされたアプリケーションをすべて表示させている画面であり、大量にアプリケーションを入れている人やプリインストールされているソフトが多い機種では、目当てのものを探すのがめんどくさくなります。
そのために、ホーム画面でアイコンを並べて使うワケです。
windowsを使っている人であれば、ドロワーはスタートボタン→プログラム(もしくはすべてのプログラム)で表示されるのがドロワーで、デスクトップ上にアイコンをおいているのがホームだと思えばいいでしょう。

ウィジェット

ウィジェットはプログラムを意識して起動しなくても画面上で動いているアプリケーションたちを言います。
windows Vistaや7を起動すると、最初から画面上に時計がおいてあったりしますがこういったものをウィジェットと言います。
iPhoneでは標準機能というわけではなく、対応できるアプリケーションのインストールが必要となっています。
ここは設計思想の違いでしょうし、実はこのウィジェットが画面上にあることで常時通信を行う原因ともなります。
また、常時動いている事も多いためバッテリー消費にもあまりよろしくない機能とも言えます。とはいえ、あって損にはならないというか、選択肢はあっていいと思います。
実際に使っている人はほとんどが時計や天気、ニュースをティッカーとして流すと言ったことでしょうね。

結局のところ・・・

こうしてみてみるとわかると思いますが、すべてがパソコンとほぼ変わらないのです。
用語は慣れてしまえばどうって事はないでしょう、やってることはほとんどパソコンと同等のことなのです。
では何が違うのか。
小さくて、単体で通信が出来てキーボードではなくてタッチパネルで操作できる。
操作が異なるだけで要は小さいパソコン、それがスマートフォンだと思えば用語もすぐになじむことでしょう。

次回は小さいパソコンだからこその恐怖、個人情報の扱いやウィルス、マルウェアに関してお話ししたいと思います。

フォローする

コメントを残す