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カテゴリー: mobile

  • au、2011年秋冬モデルに搭載されているCPUたちについて

    こんにちは、tknriiiiです。
    今日発表されたスマートフォンに搭載されるCPUたちのことを少しだけ書いてみたいと思います。

    公式サイトのミス

    まず、Motorola PHOTONについて。
    公式サイトにはCPUにMDM6600と書いてありますが、これは通信モジュールです。CDMA2000 EV-DOに対応したチップセットの事で、CPUとは違います。
    まさか、グローバルモデルとして販売されているやつをわざわざ変えるとは思えません。
    GSMなどでも通信できる万能君のようです。
    ホントに搭載されているCPUはnVIDIAのTegra2デュアルコアです。
    その性能としてはARM Cortex A9に準拠しており、現時点では高性能ARMに位置づけられます。
    デュアルコア1GHzで、グラフィックスはGeForce6シリーズに相当していると言うことで、2005年頃のメインストリームグラフィックに相当するようです。
    PS3がGeForce7600相当なのを考えると、かなりのものではないでしょうか。
    動画処理にも長けており、このあたりはグラフィックチップメーカーであるnVIDIAの強みが出ていると感じます。

    ISW11Fに搭載されるOMAPって?

    ISW11Fに搭載されるのはOMAP4430というCPUで、テキサスインスツルメンツが作っています。
    OMAP自体は古くはFOMA901i等でも使われていたCPUで、ケータイではシェアをかなり持っていると言う事です。
    そのCPUにPowerVR540を搭載しています。
    PowerVRと言うと、古いゲーマーには思い出されるDreamcastに使われていたのは有名な話。
    ちなみに、PowerVR543+と言うのがPSVITAには利用されています。
    つまり、ISW11Fも少し足りないが結構なハイスペックグラフィックを搭載していると言うことになります。

    SnapdragonはQualcomm製のCPUです。

    タブレット端末やスマートフォンで採用されているので結構名前は知られています。
    通信モジュールも一緒になったQualcommのCPUで、正直言って採用例が少なくてどんな感じかが全くわかりません。
    シングルコア時代のSnapdragonはややもっさりすると言うことも言われていましたが、さてさてデュアルコア版はどうなんでしょう。
    触ってみないと何とも言えなさそうですね。

    ちなみに、シングルコア版は京セラの端末やXperiaなどに搭載されているので、知り合いにXperia acroを持ってる人が居れば触らせてもらえば何となく感覚がわかるかもしれませんね。

    何にせよ、これだけいろいろなものを用意して、それで純増1位とれなかったら目も当てられませんな(笑)

    それではまた。

  • WiMAX対応、デュアルコア、防水のAndroid – au 2011年秋冬モデル11機種と無料通話も可能新しいプラン –

    こんにちは、tknriiiiです。
    昨日、誤って自分たちでリークしてしまった秋冬モデル、正式発表されました。

    注目だったiPhone5に関してはなにも無し、本家アップルがまだ発表していないのだから当然と言えば当然の結果です。
    しかし、それを吹き飛ばすくらいの目玉商品が発表されました。
    今ある情報を元に見ていきたいと思います。
    なお、タブレットおよび法人モデルは個人的に興味がないので省きます。

    まずは新しいプラン

    プランZが始まります。
    今までのプランEシンプルに「au電話同士夜中1時~翌21時(夜9時)まで無料通話可能」がついたプランです。
    プランEシンプルより200円高い980円から、これはソフトバンクが行っていたホワイトプランと同じ料金と言うことになります。
    ホント、iPhone持ってきたり同じプランを作ったりとソフトバンクつぶしに躍起になってますね。
    また、無料通話料がついているプランWシンプルも用意しています。
    しかし、この無料通話は国際電話だけというちょっと意味不明なプランです。

    では続いて端末について見ていきましょう。

    富士通製 ISW11F

    ほぼ全部入りといえるモデルです。
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    CPUに OMAP4430&MDM6600を搭載、液晶サイズは4.3インチ。
    そして何よりハーフHDの解像度を持っています。
    日本メーカーだけに、ガラケーから持っているサービスも対応、キャリアメールやCメールも標準サポートし、auハイスピードの下り9Mbpsにも対応。
    さらに+WiMAXにワンセグ、おサイフケータイと何でもありです。
    CPUはデュアルコアでARM A9ベースなので遅くはないはず。
    まだストレージ容量が決定されていないところに一抹の不安を感じますが、それでも十分なスペックを持っています。
    そうそう、言い忘れていました防水機能もついています。
    カメラも1310万画素、まさに日本メーカーのハイエンドスマートフォンと言えるでしょう。

    ハーフHDということは、1280×720の解像度なので、一昔前のPCなどと大差がありません。(ちょっと前までのノートPCは1280×800という解像度が多かった、現在は1366×768というのが主流)
    横向きにしたら普通にネットが見られることでしょう。
    問題は4.3インチだと文字が小さくて見づらいなんてことがありそうな気はします。
    後は価格とバッテリーの問題でしょうね。
    標準でキャリアメールなどに対応している事から、気になるユーザーは多く居そうなモデルです。
    正直、私も気になっています。

     

    htc EVO 3D

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    春にデビューしたテザリング+WiMAXのhtc EVOから新しいモデルが出ました。
    今回は3Dカメラが搭載され、液晶も裸眼3D対応。
    CPUもSnapdragonのデュアルコアとなり動作もきびきびとするモデルとなっています。
    前作同様新800MHzと2GHzのみ対応となっており、電波がしばらくは安定しない可能性があります。
    htc4Gを持ってこれなかったのは狙ったのかダメだったのかが不明です。
    解像度は480×854なので現在主流のスマートフォンとたいして変わりがありません。
    また、キャリアメールが利用できることも前回とは変わっています。
    と言うより、つい先日にISW11HTもキャリアメールが利用できるようになったのはこちらのモデルに合わせていたから遅れたと言うことかもしれませんね。
    全体的には一般的なスマートフォンっぽく感じられます。

    Motorola PHOTON ISW11M

    まさか本当にこれがくるとは…。
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    6月に発売されたばかりのMotorola製ハイエンドスマートフォンです。
    CPUにNVIDIA Tegra 2を搭載(公式サイトではMSM6600になってますが、まさかここを変えるとは思えない)し、液晶も4.3インチ540×980の解像度を持つモデルです。
    ISW11Fが高い解像度のためちょっと見劣りするところがあるように見られますが、そのほかの部分がかなりすごいです。

    外部ディスプレイへの接続が可能なこと、webtopというOSを別途搭載しており、シンクライアントのように使う事も可能。
    まさに小さいPCとして利用できるようなモデルです。
    価格が怖いことになりそうですが、それでも注目できるものですね。
    もちろんキャリアメールが利用可能、WiMAX付き、ストレージも16GBと大容量。

    Appleの戦略と日本人のApple好きを除けば最強ともいえる端末ではないでしょうか。
    カメラは800万画素とインカメラが200万画素。インカメラはテレビ電話などでも利用するためのものでしょうか。
    もう、ホント価格が怖いことにならなければほしいところです。

    京セラ 国内初のスマートフォン DIGNO ISW11K

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    京セラが放つ初のスマートフォン、海外ではデュアルディスプレイのハイエンド機などを出していますが、国内ではこれが初めての機種となります。

    スペックとしては基本をしっかりと押さえており、スタンダードな本体ではありながらWiMAX付きというマニア向けの機種ではないでしょうか。
    ワンセグやおサイフケータイもついており、防水でありながら厚さが8.7mmと薄い設計がされています。
    WiMAXを使うユーザーで、スマートフォン本体であれもこれもやれなくていい、PCは別のデバイスを持っているというユーザーにはこちらの方が向いているかもしれません。
    CPUはシングルコアMSM8655を搭載、このCPUはwindows phone、Xperia acroなどでも使われているもので、シングルコアモデルでは最終モデルです。
    液晶サイズは4インチ、解像度は480×800とiPhone4と同じ程度、有機EL液晶を利用しています。
    ストレージは2GB、カメラは808万画素なのでここも申し分ないでしょう。

     

    上記4機種はヘビーユーザーが好む「テザリング」「WiMAX」「WIN HIGH SPEED」すべてに対応しており、他社がまねをできない部分も含まれています。
    それだけではなく、テザリングなどはいらないというユーザー向けのスマートフォン、従来型のガラケーも発表されています。

    AQUOS Phone IS13SH

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    AQUOSのブランド名で出すシャープのスマートフォン、WiMAX搭載が押された秋冬モデルなので陰に隠れていますが、基本を押さえた機種に仕上がっています。
    CPUに京セラと同じくMSM8655を搭載し、Android2.3。
    防水や、ガラケーとしての機能もそのまま受け継いでいます。
    特に注目するべきは、画像の下の部分、4,2インチのメイン液晶にプラスして2.1インチの小さい1行液晶をつけています。
    2つの液晶は独立しており、メールの着信や時計などを大画面を表示させずに確認することができます。
    ガラケー二つ折りケータイ時代のサブ液晶をそのまま再現したような設計です。
    カメラも800万画素、IS03から正当進化しているといえるでしょう(カメラだけはグレード落ちてますけど)
    ちょうど1年ほど前ですねIS03が出たのは。
    1年の進化がここにあるといえるかもしれません。

    MEDIAS BR IS11N

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    NECカシオの出すMEDIASブランド、auにも登場です。
    ボディーサイズを抑え、女性でも扱いやすくするための形状となっています。
    液晶サイズがほかに比べて小さめの3.6インチという以外はほとんどIS13SHなどと代わりありません。
    そうそう、大きく違うのは一つ、防水だけではなく防塵でもあります。
    また、上位機種に比べるとストレージは小さく、750MB程度のようです。
    この容量、小さいとみるかどうかは人次第でしょうが、私が今使っているW64SHが同じ容量です。
    ワンセグ録画などでは心ともない容量ですが、普段使いには十分ですね。

     

    ここまではスマートフォンで、これ以降はガラケーです。
    今回、2機種のみの発表となりました。
    auはガラケーを極端に縮小しているような気がします。

    富士通東芝 F001

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    二つ折りガラケーで、7色のカラーバリエーション展開を行います。
    カメラ起動時間が0.5秒とものすごく早いことを売りにしています。
    が、それ以上の何物でもないというのがちょっと悲しいところですね。

    防水、防塵。小さいサブディスプレイ。
    また、ブログアップ機能と称してツイッターやフェイスブックへの投稿をやりやすくしているということです。
    ま、その辺を多用する人ならばスマートフォンへ乗り換えちゃうような気がしますけどね。

    当然のごとくガラケー機能は搭載されているので、スマートフォンにいくのはちょっと…というユーザーにも向いていますね。
    個人的には二つ折り自体がかなり使っていないのでどうなんだろうと思ってしまいますが。

    URBANO AFFARE

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    私の嫌いなソニエリです。
    URBANOブランドは結構前から展開しているオサレ携帯です。
    本体に金属パネルを利用しており、安っぽさが出やすい他社と差別化を図っています。
    また、Snapdragonを使っているため、全体の動作もきびきびとしているようです。
    が、私はソニエリが嫌いなので特にほかにはありません。
    なお、これも防水モデルになっています。

     

    Wi-FI WALKER DATA08W

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    auのモバイルルーターです。
    au3Gの3.1MbpsとWiMAXを自動で切り替え可能なルーター。
    最大通信時間は4時間程度のようです。
    今私が使っているGP01と大差ないですね。
    WiMAXが+1000円でつくと考えたらかなりお得かもしれません。
    スマートフォン機能が欲しければWiMAX搭載スマートフォン(テザリング可能)、いらなければこれ、というのもありでしょう。

    所感

    スマートフォンを前面に押し出し、その中でも「テザリング」「WiMAX」をメインに据えた発表でした。
    WiMAXを押すのは、現在でも逼迫しつつある3G通信網の帯域、それをWiMAXへと移行させつつ、定額は変わりませんよ。
    というのがauの戦略のようだ。
    3Gしか持たないソフトバンク、LTEをせっせと構築している最中のdocomoにはアドバンテージを持っているはず。
    なのにパッとしないのは端末のせいだ。
    ということで怒濤のごとく出してきたというところでしょうか。
    その上、iPhone5まで持ってくるとなるとどうなるでしょう。
    明らかに他社に端末で劣っていたauの逆襲はなるのでしょうか。

    個人的に気になるのは、富士通のISW11Fと京セラISW11Kですね。
    元々iPod touchを利用しているので、状況によってはイーモバイルを1400円のライトプランにして塩漬けし、WiMAX搭載のやつを使うってのを考えてます。
    WiMAXが入りづらいところ、生活スタイルでどこだと弱いかはだいたいわかったので、帯域制限のないWiMAX搭載のにすれば自宅回線も解約可能かなあなんて思ったりしています。
    なんにせよ、将来性を感じさせる発表はとてもよかったと思っています。

    そして、出るであろうiPhone5とホワイトプランと同じやつ、明らかに「ソフトバンクさん、いただきますよ」というところが出てました。
    これで900MHz帯をソフトバンクはもらえなかったら…どうなってしまうんでしょうね。

     

    追記

    外国製の2機種、MOTOROLAとhtcのやつはICチップ未対応なので、機種変更の時に少々面倒が発生するかもしれません。
    それを考えると、もちろん値段次第ですけど富士通のISW11Fがいいのかな…などと思ってしまいます。

  • ちょっとひどいWiMAXの最安値

    2999円で使えると言うことを書いてありますが、初期費用が19800円かかります。
    24ヶ月縛りなので、24ヶ月で19800円を割ると825円、2999円と足すと3824円になります。
    あーらふしぎ、ビッグローブWiMAXの方が23円安くなります。

    これ、詐欺だろこら。

    確かに月額料金は最安値ですが、結局負担している金額は同じ。
    あきれて物が言えないとはこの事でしょうね…。
    2年後以降だと得かもしれないが、そのときにはWiMAX2に変わっている可能性が強いわけで。
    周波数帯も変わる可能性だってあるわけで…なんでこんな無謀なことしてるんだろう。
    帯域制限も掛けますよと約款には書いているようですし。
    こういう業者にはアドセンスで広告料だけ支払わせて契約しないのが一番。
    何だろね、こういうのに引っかからないように皆様気をつけましょうね。

  • パケット通信により携帯各社の通信が切迫してるそうだ。

    DSC_3244
    とある調査機関によると、日本のケータイは6月末の時点で934万契約がスマートフォンになったそうだ。
    現在の日本のケータイ契約は1億2千百万契約なので、まだ10%にも満たないシェアだ。
    しかし、ケータイ各社はネットワークが切迫していると言って来ている。
    本当にそうなのだろうか?

          

    そもそもスマートフォンって何なんだ?

    docomoがスマートフォンでauがアンドロイドでソフトバンクがiPhoneじゃないの?
    (スマートフォンは総称で、アンドロイドはOSの名前、iPhoneはアップルが開発しています)
    その様な事を言う人が少なくない今の日本のケータイ事情。
    パソコンとネットを使ってもWebの閲覧とメール、SNS等を使用する程度。
    学校で使うから、レポートはWord文章で提出だから仕方なくパソコンを買った。
    その様な人々がまだまだ多いこの国、購入すれば直ぐにネット接続が可能なケータイは便利で手軽だ。
    日本の所謂【ガラケー】も色々できるが、OSなどの仕様が非公開であるため、個人でソフトウェアの開発などを行うことはできない。
    JAVAを使ったアプリケーションが動くモデルもあるが、できることは限られている。
    スマートフォンの定義ははっきりと言えないが、汎用性の高いOSを搭載しビジネスアプリケーションにも対応できること。
    その手軽さと、PIM(Personal Infomation Manager/個人情報管理)、もちろん音楽を聞いたり、電話をしたり、パソコンと同じWebを閲覧できること、キーボードなどの搭載し入力デバイスがしっかりしていること等、PDAの機能を持ち合わせている事が特徴として挙げられる。
    日本向けのスマートフォンは、そこにガラケーで利用できていたお財布ケータイや、地デジチューナーを搭載し、スマートフォンでありながら日本独自のサービスを展開している。
    一台で事が足りるからこそスマートフォンである必要性があるのだ。
    大掛かりな作業を行なわない人々にとっては、パソコンでやっている殆どの事はスマートフォンで事足りる。
    パソコンを無理して買わなくても気にならない、むしろiPhoneユーザーなどはバックアップや音楽の転送のためだけにパソコンを使う人も少なくないだろう。
    自然とパソコンと固定回線から、ケータイ各社のパケット通信へと移行していく事になる。

    スマートフォンのメリット

    日本独自の文化として発展してきた、iモードを筆頭として今まではネットに関しては、パケット通信が従量課金だったために、ケータイ向けにパケット量の少ない通信にするための工夫を施してきた。
    1999年にdocomoがスマートフォンを出荷した。BlackBerryと呼ばれるそれはQWER配列(所謂パソコン)のキーボードを持ち、ブラウザを搭載し一般的なウェブサイトを見ることができた。
    そして、MicrosoftOfficeファイルを開くこともできた(編集は行えない) 。
    当時はまだパケット代が従量課金、ちょっとウェブでも見ようものならあっという間にパケット代が数万円になる時代だ。
    当時あった言葉に「パケ死」、つまりパケット代で料金がとんでもなくかかってしまい、携帯代を払えないという事がよくあった。
    それが変わったのが2003年、auが開始したEzフラット。
    パケット定額サービスだ。
    上限金額は5980円とやや高く思えたが、EZwebが無制限に使えるとあって、加入者は一気に増えていった。
    後に「無制限」だったEZwebは、1日の通信上限が決まってしまうことになった。無茶をするユーザーが結構いたからだ。
    翌年2004年にはdocomoとボーダフォンがパケット定額を開始、2005年には当時のau上位機種に搭載されていたフルブラウザが定額の対象になり、ケータイでの通信が身近になっていった。
    そして、Vodafone(現ソフトバンクモバイル)もパケット定額を開始し、3社ともパケット定額のプランを用意する事となった。
    このときから、いずれは限界が来るであろう事もわかっていたのではないかと思う。
    しかし、これらの通信はすべてケータイ用に特化したサイト、iモードであり、EZwebであり、Vodafone live!であった。つまり。パソコンで見る画面とは全く異なる独自のコンテンツ群だ。
    パケット定額となり、日本の携帯電話の高機能化は進んでいったが、日本独自の電話機は世界では競争力が無く、市場の飽和も伴って徐々に開発が厳しくなっていった。
    そこで、高機能を持ち合わせつつ、日本独自ではない電話機の開発が進められるようになっていった。
    世界中では、すでに利用されているスマートフォン、これをベースに日本のサービスを付加価値としてつければ開発費も抑えられる。
    そして開発費が抑えられれば、開発サイクルが短くても対応が可能となる。
    まさにメーカーにとっては一石二鳥だ。
    しかし、そのスマートフォンはPCと同じサイトを見るためにパケット量が多くなる。
    前述のiモードで使われるパケット量とは大きく異なる。
    そのために、通信料の増大に耐えられなくなっていると各社は言うわけだ。
    自分たちがガラケーを捨てて、スマートフォンへ移行を促しているのに、そのスマートフォンが原因でパケット通信の限界があると言ってきている。
    下手をすればパケット定額ができなくなると言うことも言っている。
    どことなく本末転倒な感じがしてならない。

    経営を圧迫?

    パケット定額が厳しくなれば、価格の上昇をせざるを得なくなる。
    そうしなければ、限界があると各キャリアは言っている。
    本当にそうなのだろうか。
    たとえば、docomoはhttp://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/finance/highlight/にあるように、2007年からみても毎年純利益が4000億円を下っていない。
    税引き前の営業利益では8000億円を超えている。
    これだけの利益を出しておきながら、経営を圧迫していると言うが、営業収益が4兆円で純利益がその1割に当たる4000億円。
    もうけすぎといわれても仕方がないのではないだろうか。
    通信業界は競争があるように思えて、料金は横並びにする事が多い。
    サービスも横並びになりやすい。あげるときもおそらく一緒だろう。
    本当の意味での自由競争とはいえないのではないだろうか。
    それでいて、既存ユーザーの満足度などを無視して価格を上げようとしている。
    それが本当に正しい方向性なのだろうか、今更ケータイ電話の無い時代に戻れない、手軽にネットにつなげる方法が無くなるのも困るこの時代に、そのことを人質にして価格を上げようと模索しているのではないかと勘ぐりたくなる。
    今後も増え続けるであろうスマートフォン、その行く末にあるのは天国か地獄か。まだ判断できるときではないが、今後の動向は今まで以上に目が離せない。

  • 結果としてイーモバイルを捨て切れていません・・・

    ノートPC、AS1830zとiPod touchを使っているが、どうにか通信費を抑えるべく試行錯誤をしてますが、どうにもならん。
    というのも、自宅以外の室内でWiMAXがあまりにも糞過ぎるからだ。
    たとえばなじみの酒場やたまに泊ることがある漫画喫茶、そしてよくいくファミレス。
    この辺ではWiMAXが全く入らない、もしくはイーモバイル以下の通信速度にしかならない。
    会社で入らない事はわかっていたが(トライアル的に使った2ヶ月でだめなのはわかっていた)、ほかにもあまりにも使い勝手が悪いところが出てきてしまっている。

    周波数の問題といえど、室内に入ったときの入りの悪さは致命的だ。
    どうともしがたい…。
    なので、急遽方向転換。イーモバイルを21MのPocketWi-Fiにして、使い続けようと考えている。
    2年の高いプランが終わって、今では端末購入を含めても今より1000円安いプランへと変更が可能になっているし、それならば4Gプランにしてしまってもいいのかなと考えている。
    700MHzおよび900MHzの割り当てが不透明になってしまった以上、現在のWiMAXにはもはや興味がわかなくなってしまった。
    「速度よりもまずは繋がる」これが大前提だ。というより、そうでないとモバイル通信の意味がない。
    固定回線は「繋がるのは当たり前なので、速度をどれだけ出すか」が前提であり、モバイル通信とは方向性が異なる。
    また、ISW11HTも考えましたが、あれもどー何だろうって感じなので(とくにWiMAX側はスループットが出ないようだ)このままのケータイで行こうかなと思っている。
    12月からのトライアルからいったん正式契約をしたWiMAX、確かに繋がれば速い。それは認める。
    しかし、どうしても室内でのデメリットがつらすぎる。
    迷走したモバイル回線の確定も、やっぱりイーモバイルで行こうと思う。
    WiMAX2になって、周波数帯が少し有利になればそのときにまた考えよう。
    auのテザリングも9Mbps対応のやつが出たらそのときに考えよう。