Su-penの本体が短いと感じたらペンシルホルダーを使うべし。

ペンシルホルダー、皆さんはご存じですか?おそらく、知っているのは昭和30年代~50年ごろの生まれではないでしょうか。今ではそもそも鉛筆を使うことがなく、ほとんどがシャープペンシル(所謂シャーペン)が主流なので知らない人も多いかもしれません。

ペンシルホルダーなる物はかつて削って削って使い込んで小さくなってしまった鉛筆をなるべく最後まで使うための物です。説明するよりも見た方が早い。

http://shoreshore.blog.fc2.com/img/enpitsu.jpg/

こういうものです。ペンシルホルダーと今はよく言っているようですが、私は当時鉛筆サックという言い方をしていたように思いますけど。

実は、Su-penは鉛筆の一般的な太さに近いため、これらペンシルホルダーに取り付けることが可能となっています。もちろん、すべての物に対応をしているわけではありませんが、ペンシルホルダーはだいたい決まったサイズになっている製品なので、おおむね取り付ける事が可能となっています。

Su-penユーザーは本体のできの悪さとペン先のできの良さのバランスの悪さに困っている人も多いようで、そんなときには市販のペンシルホルダーを使うことを勧めています。私は今まで3本使ってきましたが、やはり不満を持っていました。最初に買ったのはP170S-ASというモデルで、太めだけど短いというやつ。そして、クリップがついていたので胸ポケットやスーツの内ポケットに入れておくのに便利でした。が、圧倒的に短くて使いづらい。

このモデルの使い勝手などに関しては以前このサイトでも書いていますので、そこもご参照ください。その次に買ったのはP180S-CLBというモデル。これは真ん中から二つに分かれるモデルで、キャップをひっくり返して使うようになっています。これは結構使いやすかったんですが、塗装がすぐに剥がれてしまい、まだら模様のかわいそうな感じになってしまいました。また、個体差があるようで、私のはキャップをひっくり返したときにもしっかりはまったのですが、緩くて外れやすい物もあるようです。

3本目は真鍮無垢のモデル。ペン先がSu-pen miniタイプになって小さくなったモデル。販売終了となってしまいましたが、当時の評価では臭いとよく言われていました。真鍮なので鉄臭いんですよね…。と言うわけで、3本とも不満があって、やっぱりペンシルホルダーを使ってみるかという気分で今回買ってみました。

ステッドラー製のペンシルホルダー、結構いい値段しています。ステッドラーは老舗鉛筆メーカーで、1835年から鉛筆を製造しているといいます。このペンシルホルダーもそういった鉛筆をなるべく最後まで使うために設計された物です。P170S-ASと同様にグリップ部が大きく作られており、これによって重量バランスが良く字を書きやすくするというメリットがあります。

Su-pen mini用のペン先ではこういったペンシルホルダーは利用できないので、変換用アダプターがセットになったペン先を使います。

ではまずペンシルホルダーを見てみましょう。

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ペン先を含まない全長は約12.9cm、大人でも持っていて不都合がない大きさです。まずはここに古いペン先、通常のSu-penのペン先をつけてみましょう。

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結構しっかりとはまります。しかし、金属部分がやや太いせいなのか、いざねじで締め上げていくとペン先があまり出てきません。

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ま、こんな感じになってしまいます。個体差があるのかもしれませんがちょっと出っ張りが少なくて使いづらいかもしれません。と言っても今回はこの状態で使うわけでは無く、使うのはあくまでもSu-pen miniのペン先+変換アダプターです。まずは旧ペン先とのサイズを見比べてみましょう。

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頭が小さくなって、アダプター分だけ少し長くなりました。そして、少し細いような…ええ、本当に細いんです。

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すっぽりとはまってしまいます。最初、そのまま奥へ入ってしまい振ってもなかなか出てこないという悲しい事態になっていました。ちょっとこれは予想外でしたね…。なので、少し浮かせた状態でねじを締め上げていきます。でもよく考えたら鉛筆もそうやって使うよなあと思ったら逆にノーマルSu-penの太さがあっていないという事ですね。

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締め上げてみました。本体から出ている部分は調整がある程度きくので、お好みの感じで。では同じようにグリップがついていたP170S-ASと長さを比べてみましょう。

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紺だけ長さが違います。これだけの長さがあれば扱いが楽ですね。

結果として、今まで買ったペンよりもこのステッドラー製のペンシルホルダーを使った方がしっくりくる感じでした。まあ、当然かもしれませんね。

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