タレカツの特徴は、甘辛いタレにカツを浸してどんぶりの上に盛りつける。卵綴じにはせずに飯の上に載せるだけ。言うなれば、天丼に近い食べ方をするのがタレカツの特徴です。タレは醤油と砂糖、みりんで少しのばして出汁を少し入れてるのかな?という味。
早速食べてみました。ランチタイムはタレカツ3枚のカツ丼が780円、2重カツ丼(3枚+飯の中に2枚)が990円、タレカツ2枚とエビフライ1本のやつ(名前失念)が880円だったかな。もちろん私は2重カツ丼を頼みました。
タレカツは実は私は敬遠していました。あんなの邪道だ、カツ煮こそがカツ丼だ、と思っていましたから。しかし、今ではこれはこれでありなんだな。という気がしています。ここのカツは薄く、ハムを2枚か3枚程度にした薄いカツ。かつて、美味しんぼというマンガでトンカツの衣と肉のうまみがあうのは5mmと言っていたが、それは極端だとして、タレカツにするにはこれくらいが良いのかなと思った。
味がしみこみ、それでいて衣がはがれることもなく食べられる。トンカツで何が悲しいって、衣がはがれてただの豚になってしまうのが一番悲しい。衣と一緒に食べてこそのトンカツだし、衣があるからうまい。と思っています。それを考えると、薄目の肉にする事で衣がはがれないというのは正しい選択肢なのかもしれませんね。
ボリュームたっぷりですが、肉が薄い事で脂が落ちており、胸焼けすることなく食べることができます。カツ煮のカツ丼ではここまで肉が薄いと卵の味に負けてしまうかもしれません。それを考えてもタレカツはこの厚みが丁度良いのかもしれませんね。
正直に言うと、あまり期待していませんでした。というより、私自身があまりタレカツに良い印象を持っていなかったというのもあります。ごめんなさい、おいしいです。残念なのは、店員が不慣れなのかお茶が出てこなかったり、会計の時に手際が悪かったりというのはありましたが、これは時間が解決してくれる物かもしれません。
食べログにはランチの2重カツ丼が1000円と書いてありますが、2014年2月末に行った時点では990円でした。これだけは間違いなくいえます。ほかはみただけですが、これは自分で払ったから。10円お釣りきましたし(笑)
ごちそうさまでした。