https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14000649/
冷たいそばと温かいつゆ、そしてマドラーのごとく添えてあるエビ天。それがここ角平の名物つけ天そばだ。
天ぷらそばから派生したというつけ天そば、ようはつゆにつけっぱなしになってそばも天ぷらもふやける、それをもう少しどうにか旨く食べさせたい。というのが元々の発想だった模様。
で、結果がつゆとそばをわければいい。という結論だったようだ。今でもラーメンのつけ麺などでは冷たい麺と暖かいスープというのが基本形だが、ラーメンに持ち込んだのは大勝軒の親父といわれています。しかし、それより前からそばではすでに文化として確立されていた。という事なんでしょうね。
つけ天そば大盛り 1,320円
エビ天がフレームアウトしてしまうほど大きい物で、衣だけではなくて身もしっかりとしたいいエビ天です。そばは更級系の白いそば、それでもそば粉の香りが立つこれまたいいそばです。
昨今、立ち食いそばやのチェーンが安い割に旨いそばを出すところが増えてきており、こういった老舗そば屋は苦戦を強いられていると聞きます。値段が数倍違うわけですから、かといってそれほどまでの違いが見られないことも多い。
しかし、この店は昔なじみなどもいるのか、昼時になると満席になってしまいます。早めに行くのが吉ですね。
ちょっと高いとみるか、上げ底のない大きいエビ天をがっつきながら、温かいつゆに冷たいそばを浸してひたすら啜る行為に価値があるとみるか、それは人それぞれだろう。
私は十分満足できます。ここは他のメニューも全体的に質が高いと言われているので、機会があれば別のものも食べてみたいと思います。
おいしゅうございました。
ごちそうさまでした。