ついにイーモバイルからLTEサービス開始

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下り最大75Mbps次世代モバイル通信「EMOBILE LTE」を3月に提供開始~LTEとして国内最速クラス~|報道発表資料|イー・アクセス

3月に提供開始と言いつつもまだ料金体系が正式発表されていないという、何やってんだって感じはありますが、とりあえずLTEサービスの開始です。
日本ではdocomoに続いて2社目、まだエリアが狭かったりするところはdocomoと対して変わりがありません。

そもそもLTEってなんだ?

LTEとは、Long Team Evolutionの略称で、来るべき次の技術への「つなぎの技術」として開発が進められていました。
現在の3G回線での限界を見越してのことですが、大きな特徴としては通信方式の変更によって大幅な速度の向上が見られるという点が上げられます。
最大75Mbpsとよく表記されていますが、これは一部の施設内のみ。早い話静止状態で落ち着いたところ通信を行う場合のみこの速度が出ますよって事です。
屋外では最大ではこの半分、37.5Mbpsが最大速度となっています。
早くて安定しているが、今の通信方式とは下位互換がないため、設備の入れ替えなどで導入には結構な金額が掛かると言われています。
ま、儲けすぎてる携帯電話会社だからそれくらいの事はやってもらわないと、とも思いますけどね。

大きな特徴

LTEの大きな特徴は前述の速度の大幅な向上ともう一つ、音声通話を行わないという点が上げられます。
もう一つは音声をすべてVoIP(ボイス オーバー アイピー:音声をパケット通信でやりとりする、IP電話の技術)を利用する点があげられます。
速度に関してはあくまでも最大速度であること、今の3G回線と同じように多重化していくことで速度の向上を行うことも可能で、実際に横須賀市(YRP野比)でのフィールドテストでは250Mbpsという一般的な光ファイバーサービス以上の速度を出すことも成功しています。
速い速度と同じく通信では「遅延」が重視されています。
送った信号がどれくらい遅れてしまうのか、応答にどれだけの時間が掛かるのかなど、様々な事に「遅延」がつきまといます。
LTEではこの遅延に対策もとられており、今までよりもスムーズな通信が可能になっています。

端末は3機種

今回端末を3機種発表しています。
USBモデムが1機種とモバイルルーターが2機種、イー・モバイルではおなじみのHuawei製ルーターに加えて、AnyDATA製ルーターが加わっています。
まだスマートフォンなどは用意していないようですが、どうせならArrowsかGalaxyか、Optimusでも持ってくればいいのになあ、なんて妄想の余地を残しています。
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スペックシートを見て思ったのが、あれだけもめている900MHzに対応をしていない点が気になります。
SoftBankが設備を構築していると先に行っている事に反感を持っているのはわかりますが、もし900MHz帯の取得に成功した場合、1.7GHzで展開するよりも遙かに効率がいいのではないかと思っています。
ただ、端末が対応していませんでしたというのでは本末転倒、どうせならば対応してしまえばいいのにと思ってしまいました。

でもお高いんでしょう?

価格や正式な端末販売開始日などは発表されていません。
端末価格に関してもまだ何も出てきていません。
ここ最近のイー・モバイルは投げ売り状態の3G端末を提供している事、LTE自身はまだ対応地域が狭いことからやや高額の料金設定となる事が想定されています。
また、帯域制限に関しても3Gと同等にしてしまうのか否かなど、気になる点が盛りだくさん。
端末価格も含めて詳細発表が待たれますが、お高くならないようにしてほしいのはユーザーとしての望みですね。

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