まだ見ぬ君へのスマートフォンへ~最近のスマホ、でけえよ

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こんにちは、@tknriiiiです。 今のスマホ、満足していますか?
今回は大きさについて考えてみたいと思います。
今、手元にあるスマホは液晶のサイズは4インチですか?5インチですか?
まだ持っていない人でも店頭でさわったこと位はありますか?
手にしてなにか意和感はありませんでしたか。

巨大化するスマホ

かつて、巨大だったケータイを日本メーカーは小型化することに意欲を燃やしていた時代がありました。
日本人は物を小さくするのが得意だと言われていた時代の話で、むしろ大きな手の外国人には使いづらいと考えられてしまうものまで作っていました。
懐かしいところでは、Preminiなんて実用的とは言えない小さい物も出していましたね
まあ、最近でもPHSでこんな小さい物を作っていますけど。
時代は流れて従来型ケータイ、つまりガラケーがスマートフォンへ変わって行き、小型化されていったケータイとは逆の流れになってきています。
薄くするという方向は今も昔も変わりはありませんが、幅や高さに関してはどんどん大きくなってきています。
正直、今のスマホのサイズは大きければいいというわけでは無いのでは、と感じてしまうサイズにまで来てしまっています。

ハイディフィニションへの移行

世界ではデジタル化、主にテレビのデジタル放送化によって、HDといわれるハイディフィニションが主流となりました。(NHK用語ならばハイビジョン)
テレビの解像度が大幅に向上したのと同じく、スマホの解像度も変化していきます。
2009年から2010年初頭に出ていたスマホは480×800px、iPhone3Gまでは320×480px程度の解像度であり、液晶のサイズも3インチから大きくても4インチが主流でした。
元々ガラケーでも高解像度モデルがリリースされており、私が利用していたW64SHというガラケー(2008年11月発売)は480×854pxなので、初期のスマホと変わらない解像度でした。
ガラケーではiモードやezwebなどで高解像度を生かすことができず、PCサイトビュアーでしか意味を持っていないため、単なる宝の持ち腐れでしかありませんでしたが、。
スマホがリリースされてからも、初期のモデルは前述の通り小さい液晶と小さい解像度が標準で、大型化がヒートアップして行ったのは2011年に入ってからの話、特に2010年秋にiPhone4が今までの4倍の解像度480×960pxにてリリースされると、これに他社も追随していくこととなり、ついには2011年にHD、720pとなる機種も誕生きました。
解像度が高く小さい液晶というのは高価になり易く、歩留まりも悪い製品となってしまいます。
自然と、高解像度で液晶も大型化するというのは自然の流れです。

片手で扱うスマホから片手で持つスマホへ

液晶を大きくすることで表示できる情報量は増えますが、本来の【電話機】としては大きすぎる物が主流となってきています。
ガラケー時代はスペックに関わらず、片手で持ってそのまま操作ができるというのが基本でした。
そのスタイルは初期のスマホにも受け継がれており、片手で操作ができるモデルも多く出ていました。
しかし、液晶サイズと解像度の限界から4インチ、5インチと大きくなっていき今では片手で持つ事がギリギリ、操作には両手を使う必要が出てきています。
電車の中での暇つぶしやちょっとした暇に使う、そういう時にも本体サイズが大きくなったことで車内で立ったまま扱うことが難しいようになってしまい、無茶な体制で使うことも少なくありません。
そして、それらはトラブルの元にもなってしまいます。
もう一つ、大きなスマホで電話をしている姿は微妙に間抜けな感じに見えてしまいます。
これはあくまでも主観ですけど。
そうなると、専用にアクセサリー品を買うことになります。たとえばBluetoothイヤホンマイクなどです。
決してこのあたりのアクセサリー品は安くはありません。無駄な出費を強いられることにもつながってしまうことでしょう。

逆転の発想、縦だけ長くすれば…

今までお話したことはほぼ全てAndroidでのお話です。
では、対するiOS搭載端末。iPhoneはどうだったのでしょうか。
初代モデルから徐々に軽量化が行われ、液晶サイズもiPhone4sまでは変わりませんでした。
iPhone5になり、3.5インチ液晶から4インチへ少し大型化されましたが、縦方向に伸びただけで幅はほとんど変わりませんでした。解像度は640×1136pxになり、今まで3:2だった縦横比が16:9の液晶へと変わりました。
横幅が変わらなければ片手操作も可能なままで解像度だけをあげることができました。
もっとも、640pxの横方向への解像度が変わっていないため、なんちゃって高解像度化とも言えてしまいますが。
現在の液晶技術では限界が近い高精細化なので、ここから先は大きさを変えるか液晶技術がさらに発展するかしかありません。
個人的には、縦長になるというのはいいことだと思っています。
iPhoneに関しては次のモデルがどうなるかがひとつの鍵となるでしょう。
噂レベルではiPad miniとiPhoneの中間サイズにあたるモデルを出すとも言われています。
私は電話機としてのiPhoneはそのままに、情報端末としてのiOS搭載をリリースしていく方向性は正しいのではと思っています。
通信費がセット割のようになって安価になれば良いんだけどなあ。

携帯電話であることを忘れてきたスマホ

元々、ガラケーでできることに限界が出てきたことから市場に出回ってきたスマホ、情報端末と電話機の融合は昔から行われてきており、やっとそれに見合うだけの時代になったと言うことでしょう。
しかし、今はそれを離れて情報端末であることだけに焦点が集まってしまい、電話機として使う上では問題が出てきていることを忘れないでほしいと思っています。
これからスマホを買う人はCMや人からの口伝てだけでは無く、実際に店などへ行って大きさや手触り、重さなどをしっかりと確認してから買うことをお勧めします。
HDで液晶が大きいからこれがいいよ、といわれて買ったが、実は使いづらい。そんなことにならないように見極めてみましょう。
また、自分で判断がつかない場合でも冷静に判断してくれる人に相談しましょう。
詳しいから、というだけで相談をするとだいたいがハイスペックを勧めてくると思うので。
詳しい人、つまりそういう人はGeekと言われるガジェットオタクが多くいます。使い勝手よりもハイスペック至高主義、そういう方に相談すると後悔することになるかもしれませんからね。

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