JR田浦駅、閑散とした小さな駅です。横須賀市の中でも一番閑散としていると思われる安針塚(京急一乗降客が少ない駅)からJR田浦にかけての地域、高齢者が多くコンビニすら無い。コンビニを作っても無理とコンサルタントに言われたことがある地域だと聞いたことがある。
そんな駅前に小さな食品雑貨のお店があった。たしか山崎のケーキやお菓子などを販売していたように思うが、はっきりとは覚えていない。というのも、ここを利用していたのは私が高校生の頃だからだ。その頃はこの近くに定食屋もあり、米や雑貨を売っている「ねもと」という店もあった。どちらも今では存在していない。
そして、このすずやもやっているんだかやっていないんだかわからないような状態で細々と営業していたが、この3月末で商売を辞めたようだ。この店に特に思い入れがあるわけではない。しかし、学生の頃あった場所がなくなるというのは寂しい限りだ。
駅の売店も消えた。定食屋も消えた。ねもとも消えた。カタナヤカメラは看板は出ているが営業しているところをあまり見たことが無い。今あるのは小さい居酒屋と床屋「アメミヤ」だけだ。私がわざわざここに行くのは小学校から通っている床屋がこの「アメミヤ」だから、という理由。
店主が見習いで別の店に勤めていた頃からの付き合いで、もう30年近い付き合いになるんじゃ無いかな。床屋も1000円の波に押されて町の床屋さんはどんどん廃業していると聞く。衛生的にも技術的にもいまいちな1000円カットが好きでは無くここに通っている。
まあ、腕がいいとかそう言うんじゃ無くて、面倒なこと言わなくても勝手にいつもの髪型にしてくれる。それがメリットなだけだ。