【Windows10】大型アップデートは色々と問題が…

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http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1511/13/news087.html

Windows10初の大型アップデートといわれているTH2、一昨日配信が始まり、私も昨日アップデートをしてみました。特に使いたい機能があるわけでもありませんが、新しい物好きという事で。

そのアップデートの際に発生したいくつかの問題とアップデートしてちょっとだけいじってみた感想を書いてみたいと思います。

アップデートにかかる時間は結構長い

今回のアップデートはかつてのサービスパックのように長いインストール時間を必要とします。私の所では40分程度で終わりましたが、人によっては2時間かかったとかいう話も聞きます。DG-D08IWBでは数時間かかっても終わりませんでした。このあたりは各自の環境に寄る物でしょうから仕方が無いのですが、やっぱり時間がかかるのは複雑ですね。

また、サービスパックのように裏でインストールするわけでは無く、初期インストールのようになってしまうので、インストール中はなにもできません。このあたりも少し問題かもしれませんね。

windowsupdate

こんな感じでインストールが走ります。(画像はサブマシンT400sより)

OneDriveが切れたりライセンス認証が一度リセットされる

8からのアップデートをしているメインマシンは問題無かったのですが、7からアップデートをしたT400sではOneDriveの再設定が必要となり、ちょっとめんどくさかった。また、メインPCでも発生した問題としてはATOKのライセンス認証が切れて(ATOK Passportを利用中)シリアル番号の入れ直しが必要でした。このあたりはアップデートというよりアップグレードに近いのかなあ、なんておもったり。ちなみに、Office 365 Soloも再度認証がかかっていました。

日本語対応となったCortana

iOSにSiriがいるように、Windows10にはCortana(コルタナ)が登場しました。英語圏ではすでに実装されていましたが、今回のアップデートで日本語に対応となり実装されました。なお、Cortanaの名称はXboxで発売されているMicrosoftのゲーム「Halo」(ヘイロー)に出てくる人工知能で、青白い女性の姿をしています。HaloはFPSとして世界中でヒットしているため、カジュアルなユーザーも取り込もうということかもしれません。まあ、日本ではXboxが全く売れないので知名度が低いかもしれませんが。まあ、この辺の画像検索を見て貰えばどんな物かはわかると思います。

まだ日本語に移植されたばかりと言うこともありますが、Siriのようなウィットに富んだ回答はほとんどありません。また基本的に聞き取った単語は、検索エンジンへと飛ばすだけになっています。正直、使い物になっていませんね。実際に、Siriもどれだけの人が使っているのかわかりませんけど、だいたい変な質問してみたり、面白い回答を期待していたりと本来の方向性からずれているんじゃ無いかなあというのが実感です。ある意味「デジタル見世物小屋」みたいな物かなと勝手に思っています。

まあ、一部はわかっているようで、Siriと話しかけると

cortana

こんな返しをしてくることもあります。実用性としてはたとえば「おなかが空いた」と語りかけてもBingで検索するだけのCortanaに対してSiriは

siri

まともに探してくれます。このあたりはすでに実績として2年近くあるのでSiriが一歩先を行っているということでしょうね。

Hey Siriに対抗して「コルタナさん」と呼びかけると起動しますが、前述の通り、おなかが空いたと言っても検索エンジンへ飛ばすだけ。しかも、検索エンジンは変更不可(Bingのみ対応)であるためいまいちです。今後、どこまで開発が進むのかはわかりませんが本当にこんなのが使い物になるのかなあと感じてしまう作りです。

タブレットはまたタッチパネルが反転する病気が出そう…

以前ここでも書きましたが、ドスパラの格安タブレットではアップデートの最中にタッチパネルでタップした位置が反対側になる現象が出ていました。40%のまま3時間超えても進まないので一度電源のOff/Onをして再度チャレンジしています。まあ、ダメならダメでいいや。正直全く使っていないし。(ThinkPadを買っちゃったせいもある…)

DG-D08IWBをお持ちの方は今回のアップデートは気をつけた方が良いかもしれません。私はあまり使ってないので人柱モードでアップデートしてみますが、実務で使っている人や普段使いで欠かせないという人は辞めた方が良いかもしれません。ここら辺はちゃんとアップデートが終わったらまた書いてみたいと思います。

起動時間が速くなった?

公式では起動が速くなったとのことですが、比較対象がWindows 7なので、10からのアップデートではあまり体感できません。まあ、8も10も起動は十分速いので特に文句は無いです。SSDのせいなのかもしれませんけどね。

Microsoft Edgeの機能向上

一部機能が向上したようです。ただ、根本的にPCのウェブブラウザでは無く、タブレットやスマホのブラウザという挙動をしています。そのため、高速に動いたとしてもメインで使うにはちょっと…という印象がぬぐえません。フォントを変更できないのも、考え方としては「iOSだってフォント変えられないじゃん」って所なんでしょうか。ただ、タブレット専用機とPC・タブレット兼用OSを同一視されてもユーザーが困るっつーの。それに、iOSは最初から高解像度対応のきれいなフォントを利用していますが、Edgeでは一部にまだMS Pゴシックのギザギザフォントを利用しています。そのため、見た目が美しくない。

こんなんで速くなった速くなったという開発者もなんだかなあ、と思ってしまいます。これも2バイト文字文化の国でしか関係無いことなので、残念ながら今後も治らないんじゃ無いかなあなんて思っています。

前のバージョンに戻すためにはバックアップを消してはいけない

8.1→10の時と同じように上書きアップグレードのような事をしている関係なのか、以前のバージョンへ戻すためのバックアップが作られます。環境によると思いますが、メインPCでは19GBのWindows.oldが作られていました。(ノートでは14GB)

windowsupdate2

このファイルと一時ファイルを消すことでTH2より前の無印Windows10に戻すことができなくなります。まあ、私はいいんですけどトラブルが怖い方は消さないことをお勧めします。

このように、今回のアップデート…いや、アップグレードでは10にしたときと同じようなトラブルが発生する可能性が否めません。是非人柱たちの結果を持ってからアップグレードすることをお勧めします。

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