PC好き、ガジェット好き、平凡な日常大好き

投稿者: tknr@tknriiii.net

  • Intelのウルトラブック構想

    note1

    春にIntelが掲げたウルトラブック構想、簡単に言ってしまえばCULV(Consumer Ultra Law Voltage)ノートを今までのCeleronやPentiumではなく、Core i7などによって構成しようという話だ。
    これが実現すれば、今までの小型ノートが大きくパフォーマンスアップが見込まれる。
    速い、安い、薄いとどこぞの昔のキャッチフレーズのようだが、今までのハイエンドノートとは少し異なるところを狙っていくとのこと。

    そもそもCUVLノートって?

    CUVLノートとは、超低電圧版CPUを搭載し、軽量コンパクトでそこそこのパフォーマンスを出すという分野のPCで、ネットブック以上ノートPCと言うところだろうか。
    持ち歩いて使いたいが、ネットブックではパフォーマンスに難がある。かといって大きいノートは重たくて持ち歩くのはつらい。
    そういうニッチなところを狙っているのがCUVLノートだ。
    ここに近いところでは、Let’s noteのJシリーズなどがあげられるが、それとはCPUそして何よりコストが大きく異なる。
    Let’s noteは価格ドットコムでの最安値でCore i3を搭載して8万円~となるが、CULVノートはスペックでは劣るCPU、PentiumU5600などを搭載し、約5万円程度となっている。
    持ち歩き使うことに重点を置いたというところではネットブックという先駆者がいるが、ネットブックは画面の解像度を含め常用するにはつらいところが多かった。
    そこで、atomよりもスペックの高いCPUでありながら低電圧で駆動するCULV-CPUを搭載したノートが誕生した。
    中でも、AS1410というacerが出したCUVLノートは5万円で買えて、HDMI端子もついて、ギガビットイーサも搭載し、CPUは仮想化技術IntelVTにも対応している。
    重量も1.3kgと軽く、最大8時間の駆動時間を誇っている。
    まさに、今までのAtom搭載ネットブックを駆逐するかのようなスペックと価格だった。
    使われたCPUはCeleronSU2300はまさにこのために生まれたCPUだといえた。
    そんなCUVLノートもやや落ち着きを見せ、上位機種である前述のLet’s note Jシリーズなども価格が下がってきたためにCUVLノートよりもスペックが高く、少し高いというノートも出始めてきている。
    CUVLノートの前にもTimelineXシリーズとして長時間駆動、軽量コンパクトで価格も抑えた機種がacerからは出ている。
    そちらの低価格化が始まったためにCUVLノートは少し勢いを失っているのが現状だ。

    ウルトラブックの目指すところ

    ウルトラブックで注目するべきところは、軽量で薄く、それでいてCore i7を搭載しているというところだろうか。
    また、SSDなどを搭載して付加価値をつける反面で価格を抑えようとしている。
    Intelが提唱するところによると、1000ドルノートを目指すと言うことだ。
    1000ドルというと、1ドル70円台に入った日本ならば、8万弱程度と言うことになる。
    もちろん、それを鵜呑みにすることはできないが、10万以下でCore i7搭載の薄型ノートが出るのであれば、飛びつくユーザーも少なくないだろう。
    あとは、バッテリーの駆動時間がどうなるか、というところだろうか。
    試作が発表されたASUSのUX21などは価格さえ10万円を切るのであれば買いである。
    hpからも発表されたようで、今後この分野の発展が期待される。
    CUVLノートに変わり、全体的なスペックをあげる方向へ向かいながら、価格を抑えていく。
    簡単に言ってしまうと、windows環境でMac book Airを出そうという事なんだろう。
    今のところはASUSとhpのみが発表されているが、やがてほかのメーカーからも発表されるだろう。
    ネットブックからCULVノート、そしてウルトラブックへと変わることでさらに使いやすいノートとなることは間違い無い。
    価格とバッテリー、その次に性能であったモバイルPCたちは、バッテリーはそつなくこなせるようになり、価格と性能のバランスが求められるようになっている。
    Intelは、2012年から随時発売していき、ノートPCとしてのシェアを40%は獲得したいとしている。
    少なくとも日本では、PCを持って歩く人は少ない。ビジネス用途と一部マニアだけだろう。
    ネットブックもネットとメール、ちょっとした文章作成ができれば、という用途で設計され販売されたが、今ではそのスペックの低さからほとんど見向きもされない。
    むしろ、その程度のことであればiPhoneやandroid携帯などで事が足りてしまう。
    iPadなども良い例だろう。
    そこからさらに上の層となる、据え置きとしても使えるし、もって歩くことも可能なノートPCの位置づけには現在13.3インチの液晶を持ったPCがいる。
    ウルトラブックでは11.6インチ液晶を想定しているようで、それらを駆逐してまでウルトラブックが流行るだろうか、私はそうは思えない。
    だが、少なくとも価格面をクリアできればCULVノートは駆逐されてしまうかもしれない。
    なにせ、同じ価格帯ならばCPUの性能が高い方が断然お得だからだ。
    現在のCULVノートは価格帯が5万円程度、ネットブックが3万~4万、その上の13.3インチモデルなどが6~8万程度で販売されている。
    ウルトラブックは価格でどこまでCULVノートに迫れるかが見物だ。
    Intelの構想にあるSandy Bridge世代のCore iシリーズはi5で1000ロット時に250ドルと発表されている。
    CULVノートと同じ価格帯にするのははっきり言って無理だろう。
    据え置きとして使うには液晶が小さい事がデメリットとなる。
    ニッチなところを攻めているように思えるが、それで40%のノートPCシェアを取れると思えるインテルも何を考えているのだろうか。

    期待しているユーザーもいる

    しかしながら、期待しているユーザーも多い。
    私もその一人である。
    現在私が使っているサブノートはAS1830zというacerのノートパソコンだ。
    前述のCULVノートと言われているもので、軽量コンパクトな上にそれなりのCPUを搭載している。
    しかし、普段使いには問題がないように思えて、やや不満が残っている。
    とはいえ、このサイズと重量、バッテリー駆動時間なので不満を言う方が間違っているのかもしれない。
    今後ウルトラブックがこなれた価格で出るようであれば乗り換えるだろう。
    いや、その前に13.3インチモデルに買い換えるかな…。
    目が悪いから11.6インチ液晶はややつらいものがある。

  • パケット通信により携帯各社の通信が切迫してるそうだ。

    DSC_3244
    とある調査機関によると、日本のケータイは6月末の時点で934万契約がスマートフォンになったそうだ。
    現在の日本のケータイ契約は1億2千百万契約なので、まだ10%にも満たないシェアだ。
    しかし、ケータイ各社はネットワークが切迫していると言って来ている。
    本当にそうなのだろうか?

          

    そもそもスマートフォンって何なんだ?

    docomoがスマートフォンでauがアンドロイドでソフトバンクがiPhoneじゃないの?
    (スマートフォンは総称で、アンドロイドはOSの名前、iPhoneはアップルが開発しています)
    その様な事を言う人が少なくない今の日本のケータイ事情。
    パソコンとネットを使ってもWebの閲覧とメール、SNS等を使用する程度。
    学校で使うから、レポートはWord文章で提出だから仕方なくパソコンを買った。
    その様な人々がまだまだ多いこの国、購入すれば直ぐにネット接続が可能なケータイは便利で手軽だ。
    日本の所謂【ガラケー】も色々できるが、OSなどの仕様が非公開であるため、個人でソフトウェアの開発などを行うことはできない。
    JAVAを使ったアプリケーションが動くモデルもあるが、できることは限られている。
    スマートフォンの定義ははっきりと言えないが、汎用性の高いOSを搭載しビジネスアプリケーションにも対応できること。
    その手軽さと、PIM(Personal Infomation Manager/個人情報管理)、もちろん音楽を聞いたり、電話をしたり、パソコンと同じWebを閲覧できること、キーボードなどの搭載し入力デバイスがしっかりしていること等、PDAの機能を持ち合わせている事が特徴として挙げられる。
    日本向けのスマートフォンは、そこにガラケーで利用できていたお財布ケータイや、地デジチューナーを搭載し、スマートフォンでありながら日本独自のサービスを展開している。
    一台で事が足りるからこそスマートフォンである必要性があるのだ。
    大掛かりな作業を行なわない人々にとっては、パソコンでやっている殆どの事はスマートフォンで事足りる。
    パソコンを無理して買わなくても気にならない、むしろiPhoneユーザーなどはバックアップや音楽の転送のためだけにパソコンを使う人も少なくないだろう。
    自然とパソコンと固定回線から、ケータイ各社のパケット通信へと移行していく事になる。

    スマートフォンのメリット

    日本独自の文化として発展してきた、iモードを筆頭として今まではネットに関しては、パケット通信が従量課金だったために、ケータイ向けにパケット量の少ない通信にするための工夫を施してきた。
    1999年にdocomoがスマートフォンを出荷した。BlackBerryと呼ばれるそれはQWER配列(所謂パソコン)のキーボードを持ち、ブラウザを搭載し一般的なウェブサイトを見ることができた。
    そして、MicrosoftOfficeファイルを開くこともできた(編集は行えない) 。
    当時はまだパケット代が従量課金、ちょっとウェブでも見ようものならあっという間にパケット代が数万円になる時代だ。
    当時あった言葉に「パケ死」、つまりパケット代で料金がとんでもなくかかってしまい、携帯代を払えないという事がよくあった。
    それが変わったのが2003年、auが開始したEzフラット。
    パケット定額サービスだ。
    上限金額は5980円とやや高く思えたが、EZwebが無制限に使えるとあって、加入者は一気に増えていった。
    後に「無制限」だったEZwebは、1日の通信上限が決まってしまうことになった。無茶をするユーザーが結構いたからだ。
    翌年2004年にはdocomoとボーダフォンがパケット定額を開始、2005年には当時のau上位機種に搭載されていたフルブラウザが定額の対象になり、ケータイでの通信が身近になっていった。
    そして、Vodafone(現ソフトバンクモバイル)もパケット定額を開始し、3社ともパケット定額のプランを用意する事となった。
    このときから、いずれは限界が来るであろう事もわかっていたのではないかと思う。
    しかし、これらの通信はすべてケータイ用に特化したサイト、iモードであり、EZwebであり、Vodafone live!であった。つまり。パソコンで見る画面とは全く異なる独自のコンテンツ群だ。
    パケット定額となり、日本の携帯電話の高機能化は進んでいったが、日本独自の電話機は世界では競争力が無く、市場の飽和も伴って徐々に開発が厳しくなっていった。
    そこで、高機能を持ち合わせつつ、日本独自ではない電話機の開発が進められるようになっていった。
    世界中では、すでに利用されているスマートフォン、これをベースに日本のサービスを付加価値としてつければ開発費も抑えられる。
    そして開発費が抑えられれば、開発サイクルが短くても対応が可能となる。
    まさにメーカーにとっては一石二鳥だ。
    しかし、そのスマートフォンはPCと同じサイトを見るためにパケット量が多くなる。
    前述のiモードで使われるパケット量とは大きく異なる。
    そのために、通信料の増大に耐えられなくなっていると各社は言うわけだ。
    自分たちがガラケーを捨てて、スマートフォンへ移行を促しているのに、そのスマートフォンが原因でパケット通信の限界があると言ってきている。
    下手をすればパケット定額ができなくなると言うことも言っている。
    どことなく本末転倒な感じがしてならない。

    経営を圧迫?

    パケット定額が厳しくなれば、価格の上昇をせざるを得なくなる。
    そうしなければ、限界があると各キャリアは言っている。
    本当にそうなのだろうか。
    たとえば、docomoはhttp://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/finance/highlight/にあるように、2007年からみても毎年純利益が4000億円を下っていない。
    税引き前の営業利益では8000億円を超えている。
    これだけの利益を出しておきながら、経営を圧迫していると言うが、営業収益が4兆円で純利益がその1割に当たる4000億円。
    もうけすぎといわれても仕方がないのではないだろうか。
    通信業界は競争があるように思えて、料金は横並びにする事が多い。
    サービスも横並びになりやすい。あげるときもおそらく一緒だろう。
    本当の意味での自由競争とはいえないのではないだろうか。
    それでいて、既存ユーザーの満足度などを無視して価格を上げようとしている。
    それが本当に正しい方向性なのだろうか、今更ケータイ電話の無い時代に戻れない、手軽にネットにつなげる方法が無くなるのも困るこの時代に、そのことを人質にして価格を上げようと模索しているのではないかと勘ぐりたくなる。
    今後も増え続けるであろうスマートフォン、その行く末にあるのは天国か地獄か。まだ判断できるときではないが、今後の動向は今まで以上に目が離せない。

  • チロルチョコは結構すごい

    チロル、10円の菓子チロルチョコのメーカーである。
    現在では、10円だけではなく20円や30円のチョコレートも販売している。
    しかし、今だに10円チロルチョコは健在で、子供から大人まで親しまれている。

     

    チロルチョコは定番の菓子

    チロルチョコは1979年に生まれた。フレーバーはコーヒーヌガーで、甘みの強いチョコレートと、内側に入っている少し苦いコーヒー味のヌガーの取合せは絶品であった。
    その後、内側のヌガーをワイン風にしたWineや、アーモンド等々さまざまなフレーバーを出している。
    特にここ数年は毎年いくつかの種類のフレーバーを出している。
    期間限定やタイアップ物もあるが、その時代ごとに特徴のある物を出すのは容易な事ではない。
    特に2009年は、パッケージ変更を含めると、実に69種ものフレーバーが出ている。
    驚異的ヒットをとばした【きなこもち】をリリースした2003年は、7種類の新作だった事を考えると、2009年のリリースが異常とも言えるのが分かるだろう。
    しかし、こういった開発努力は、単価の安い商品ながら並々ならぬ物を感じる。

    チロルチョコはおいしい♪~

    チロルの定番フレーバーは、【チョコレート】だ。
    あたり前に聞こえるだろうが、実は重要なことなのだ。
    日本の公正取引法では、チョコレート以外に準チョコレートというものがある。
    同じチョコレートを名乗っていても、中身が大きく違う事があったため、規準を設けた。
    その中で、チョコレートに分類されるのは、カカオ分35%以上・ココアバター18%以上で、水分3%以下であること。
    ただし、カカオ分21%以上・ココアバター18%以上、かつ、乳固形分とカカオ分の合計が35%以上・乳脂肪分3%以上、水分3%以下で、カカオ分の代わりに乳固形分を使用することが可能。(Wikipediaより引用)
    何やら分かりにくいが、早い話カ力オが、多いって事だ。
    これに対して、準チョコレートはカカオ分15%以上・ココアバター3%以上。
    脂肪分18%以上で、水分3%以下であること。
    100円ショップ等で売られているチョコレートは、準チョコレートが多くどことなく味が素っ気ない。
    力力オが20%以上近く違うのだから、当然と言えば当然だろう。
    さまざまなフレーバーを使うため、近年のチ口ルは準チョコレートも多いが定番となっている【コーヒーヌガー】や【アーモンド】、【BIS】はチョコレートだ。
    カカオが準チョコレートより多いため、味も濃い。これがチロルのおいしい理由の一つだろう。
    分類がチョコレートではないフレーバーがまずいと言っている訳ではない。
    ただ、メインとなるフレーバーは、やはりチョコレートであってほしいと感じる。

    ライバル出現

    ここ数年、チロルに大きなライバルが現れた。
    チロルほど、知名度は高くなかった有楽製菓が1994年に発売したブラックサンダーがそれである。
    大学生協や一部コンビニで売られていたブラックサンダーは、体操選手がTVの前で好物だと言った事から、一気に知名度があがりメジャー化した。
    ココアクッキークランチの軽い食感と、ミルクチョコレートの組み合わせは相性が良く、人気の商品だ。
    若年層をメインターゲットにしているだけに、コラボしているものもどことなくオシャレなものが多い。
    ちなみに、駄菓子屋では鳴かず飛ばずだったんだそうだ。確かにあの味付けは子供よりも10代後半から20代に受ける味なのかもしれない。

    このブラックサンダーは、準チョコレート菓子である。
    これは、準チョコレートを60%以下の使用量で作られる時に付けられる種別だ。
    売り値30円という限られた価格で販売するため、仕方ない事だろうし、チョコレートを軽い味にすることで重たく感じさせない様にする事もできる。
    だが、やはりチョコレート菓子なので、チョコレートには気を使ってほしい。
    もちろん準チョコレート菓子だから悪いと言っている訳ではない。
    相性や、価格との兼ね合いもある。
    ただ、どうしても準チョコレートは安物のイメージがあるのは私だけだろうか。

    方向性の少し異なる戦略

    現在では、このブラックサンダーとチロルチョコは、安いチョコレート菓子では、強力なシェア争いをしている。
    コラボ商品は数多くあるが、本体は一つのフレーバーを続けるブラックサンダー、コラボもあるが、本体で様々なフレーバーをリリースするチロル。
    チロルチョコの本業を重視する戦略と、ブラックサンダーの商品はそのままで、他業種へのコラボを強加する有楽製菓。
    どちらが勝つという訳では無いだろうが、これからも注目していきたい。
    なお、チロルチョコのサイトへ行くと、歴代のチロルチョコのパッケージが見られる
    ここ数年の急激な数の多さは明らかに2008年の北京オリンピック以降に延びているブラックサンダーを意識しているように思える。
    懐かしい物もあるため、一度見てみるのも良いだろう。

  • [イーモバイル]G4契約でどれくらいの速度が出るのか

    先日、GP01の事について書かせてもらった。(注:キャンペーンはその後変わっています。)
    契約がG4契約に変わった7月、実際にはどれくらいの速度が出るのか、早速試してみようと思う。

    と、その前に

    ルーターが安くなるキャンペーンの最中に42Mbps対応の新しいPocketWi-Fiが発表された。
    名前はやはり某ロボットが画像検索でたくさん出てくるGP02で、ソロモンよ、私は帰ってきた!というところか。
    今度のルーターは、42Mbps対応と言うだけではなく、NAS機能搭載も行われ、駆動時間も4時間から4時間半へと少し向上している。
    駆動時間については誤差の範疇かもしれないが、イー・モバイルも本気を出しているのかもしれない。
    これ以上の帯域制限が無ければ、データ通信ではWiMAXよりもエリアの問題もあり上であると言えよう。
    GP02は形状がGP01やD25HWと異なるため、バッテリーの互換性は不明だが、少なくとも21Mbps対応のGP01の正当進化と言える。

    最大21Mbpsの力はどれほどか

    GP01は最大で21Mbpsの速度を持つが、実際にどんな感じなのか、試してみようと思う。
    計測場所は、私的に利用しているエクセルシオールカフェ(新橋近郊)で測ってみた。
    ここは、比較的電波が入りやすい場所なので、速度もそれなりに出るであろうと思う。
    仕様端末はAS1830z、私の現在の相棒だ。
    無線にて通信を行い測定を行った。無線はIEEE802.11nを利用している。
    gp01-8
    まずは古くからあるブロードバンドスピードテスト、広告がアダルト系でなければ良いのに、アダルト広告ばかりで閉口する。
    最速で9.51Mbpsと上々の結果だ。
    理論値の半分近く出ていれば良い方だろう。
    やはり、ここは電波事情がいい。
    gp01-7

    続いてテストしたのは、speedtest.net。
    夜になると、東京のテストサーバーがよく落ちている。
    ここではなんと10Mbpsを超えた。
    10Mbpsといえば、自宅のWiMAXと大差がない速度だ。
    これまた上々の結果と言える。
    これくらいの速度が出てくれれば申し分無いだろう。
    どちらにせよ、帯域制限がある以上は、それ以上の速度があってもあまり意味が無いだろう。
    以前ほどとは言わないが、もう少し帯域制限の緩和をしてもらいたいと切に思う。

    自宅では速度はほぼ変わらなかった。
    ただ、自宅では固定回線があるので、ほぼ使わない事を考えると良いのかもしれない。
    なにせhttp://bit.ly/iw5Cjfこんな速度が出ることがあるから。

    ちなみに、先月1ヶ月の通信量は以下の通りだった。
    image
    約1.5GBとかなり少ない。
    今月これがどこまで行くのかわからないが、帯域制限にかかったとしてもp2pなどをしなければ問題無いだろう。

    GP01を1ヶ月使ってみて

    前の契約で使っていた時には、明らかに光ポータブルの方が電池の持ちが良かった。
    同じスタイルで使っていて、先に電池が切れてしまうのは間違いない。
    大きさ相応の電池の持ちであると言えるが、大容量バッテリーが多く売れている事、イー・モバイル自身が大容量バッテリープレゼントキャンペーンなどを行っていることから、バッテリーが弱点であることはわかっているのだろう。
    ワンタッチで無線LANのON/OFFができるのはうれしいが、それよりはもう少し電池が持って欲しかった。
    また、ファームアップでNASも使えるようにならないのかなあ、と淡い期待をしている(まあ無理だろうけど)。

    結論

    私の生活スタイルでは、十分速度向上の恩恵を受けている。
    月額料金も下がった上で速度向上が見られるので、結果としては十分だ。
    2年はこのままの契約でいく訳だが、その頃にはLTEは一般的になっているのだろうか。
    WiMAXはどうなっているのだろうか。
    回線は一本に絞ったが、今後の他社の動きも注目していきたい。

  • ピークシフトってなんだろう。

    毎年、夏になると節電が呼びかけられていた。
    日中の消費電力が供給量ぎりぎりになってしまっていたからだ。
    今年、東日本大震災により関東圏の電力をまかなっていた原子力発電所がすべて止まってしまっている。
    そのことによって、この夏の電力供給は今までに比べて遙かに少なくなってしまっている。
    そして、今までよりも大幅な省電力、省エネを呼びかけられている。
    日中使うPCについてもなるべく省電力をしようという流れになっており、各社がピークシフト対応ソフトを供給している。

    ピークシフトとは、消費電力が多い日中になるべく電力を使わないようにする事で、たとえば、ノートパソコンであれば、日中はバッテリー駆動させ、電力消費が落ち着いた時間帯に充電を行おうという試みだ。 


    ピークシフト自体はかなり前からあり、ThinkPadなどは2002年のノートパソコン、R31にすでに搭載している。
    (参考:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0205/ibm4.htm)
    今まであまり活用されていなかったのは、意識が低かったこともあるが、それ以上にピークシフトに耐えられるバッテリー駆動ができない事が多かったからだろう。
    例えば、先ほどのR31で言うなれば、バッテリー駆動時間は大凡2.3時間、これでは、ピークシフトの時間すらバッテリー駆動が厳しい。
    ピークシフトで想定されているのは上記の図のように11時~16時の5時間。
    この中で2時間程度をバッテリー駆動させ、それ以外の時間は充電せずにACで駆動させる事で省電力を図ろうと言うことがメインのようだ。
    どうしてもバッテリー駆動にするとパフォーマンスが低下することもあり、その当時のパソコンでは作業に支障が出る事もあっただろう。
    昨今、パソコンの性能が上がり、ロースペックといわれているパソコンでさえも十分に使うことができるようになってきた。
    確かに、昔に比べればはるかにスペックが増したパソコンとはいえども、やはりバッテリーで動かしたり省電力の設定をすることでスペックは大幅に落ちてしまう。
    モバイルノートの場合には、基本的に据え置きで使うことが前提ではないため、ピークシフトと言われてもそもそも持ち歩いていれば電力は使わない。
    個人的には、どこか中途半端な感じが否めないのは私だけだろうか。

    では、各社のピークシフトソフトのリンクをみていこう。
    NEC 121ware.com
    富士通
    Lenovo
    東芝
    通販のdellやacerなどはリンク自体が見当たらなかった。
    やはりメインは日本企業が行っているということなのだろう。
    各社、効果はまちまちとしているが、概ね該当の時間帯は3割~4割の省電力が図れるという。
    1つ1つの積み重ねが必要なのだろう。
    また、デスクトップでは、マイクロソフトが省電力設定の最適化ツールを提供している。
    http://support.microsoft.com/kb/2545427/ja
    これを使うことで、デスクトップでも消費電力を落とすことができる。
    といっても、コントロールパネルで設定できる省電力設定を自動で行うだけであるため、既に設定をしている場合、メーカー独自の設定などがされている場合には効果がない。

    おそらく電力不足は今年限りで終わることではないだろう。
    来年も、再来年も続いていくことだろう。
    だからこそ、短期的ではなく長期に渡って省電力をするように心がけと決意をしておこう。