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カテゴリー: mobile

  • Googleの新端末「Moto X」、8月1日にニューヨークで発表か – ITmedia ニュース

    Googleの新端末「Moto X」、8月1日にニューヨークで発表か – ITmedia ニュースGoogleのシュミット会長がチラ見せしたMotorolaの新Android端末「Moto X」のプレスイベントが、8月1日にニューヨークで開かれるようだ。米メディア各社が招待状を受け取った。招待状の写真には、黒と白の端末が写っている。

    今更のデュアルコア、カメラ1000万画素も特筆したスペックでもなし。もちろん防水防塵なしだろうし、4.5インチディスプレイもいまいち。
    正直いって今回は買おうという気にもならない。Motorolaのロゴ好きだし、PHOTONも悪い機種じゃ無かったけど、次はシャープあたりを試してみようかと思ってるw

  • まだ見ぬ君へのスマートフォンへ~最近のスマホ、でけえよ

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    こんにちは、@tknriiiiです。 今のスマホ、満足していますか?
    今回は大きさについて考えてみたいと思います。
    今、手元にあるスマホは液晶のサイズは4インチですか?5インチですか?
    まだ持っていない人でも店頭でさわったこと位はありますか?
    手にしてなにか意和感はありませんでしたか。

    巨大化するスマホ

    かつて、巨大だったケータイを日本メーカーは小型化することに意欲を燃やしていた時代がありました。
    日本人は物を小さくするのが得意だと言われていた時代の話で、むしろ大きな手の外国人には使いづらいと考えられてしまうものまで作っていました。
    懐かしいところでは、Preminiなんて実用的とは言えない小さい物も出していましたね
    まあ、最近でもPHSでこんな小さい物を作っていますけど。
    時代は流れて従来型ケータイ、つまりガラケーがスマートフォンへ変わって行き、小型化されていったケータイとは逆の流れになってきています。
    薄くするという方向は今も昔も変わりはありませんが、幅や高さに関してはどんどん大きくなってきています。
    正直、今のスマホのサイズは大きければいいというわけでは無いのでは、と感じてしまうサイズにまで来てしまっています。

    ハイディフィニションへの移行

    世界ではデジタル化、主にテレビのデジタル放送化によって、HDといわれるハイディフィニションが主流となりました。(NHK用語ならばハイビジョン)
    テレビの解像度が大幅に向上したのと同じく、スマホの解像度も変化していきます。
    2009年から2010年初頭に出ていたスマホは480×800px、iPhone3Gまでは320×480px程度の解像度であり、液晶のサイズも3インチから大きくても4インチが主流でした。
    元々ガラケーでも高解像度モデルがリリースされており、私が利用していたW64SHというガラケー(2008年11月発売)は480×854pxなので、初期のスマホと変わらない解像度でした。
    ガラケーではiモードやezwebなどで高解像度を生かすことができず、PCサイトビュアーでしか意味を持っていないため、単なる宝の持ち腐れでしかありませんでしたが、。
    スマホがリリースされてからも、初期のモデルは前述の通り小さい液晶と小さい解像度が標準で、大型化がヒートアップして行ったのは2011年に入ってからの話、特に2010年秋にiPhone4が今までの4倍の解像度480×960pxにてリリースされると、これに他社も追随していくこととなり、ついには2011年にHD、720pとなる機種も誕生きました。
    解像度が高く小さい液晶というのは高価になり易く、歩留まりも悪い製品となってしまいます。
    自然と、高解像度で液晶も大型化するというのは自然の流れです。

    片手で扱うスマホから片手で持つスマホへ

    液晶を大きくすることで表示できる情報量は増えますが、本来の【電話機】としては大きすぎる物が主流となってきています。
    ガラケー時代はスペックに関わらず、片手で持ってそのまま操作ができるというのが基本でした。
    そのスタイルは初期のスマホにも受け継がれており、片手で操作ができるモデルも多く出ていました。
    しかし、液晶サイズと解像度の限界から4インチ、5インチと大きくなっていき今では片手で持つ事がギリギリ、操作には両手を使う必要が出てきています。
    電車の中での暇つぶしやちょっとした暇に使う、そういう時にも本体サイズが大きくなったことで車内で立ったまま扱うことが難しいようになってしまい、無茶な体制で使うことも少なくありません。
    そして、それらはトラブルの元にもなってしまいます。
    もう一つ、大きなスマホで電話をしている姿は微妙に間抜けな感じに見えてしまいます。
    これはあくまでも主観ですけど。
    そうなると、専用にアクセサリー品を買うことになります。たとえばBluetoothイヤホンマイクなどです。
    決してこのあたりのアクセサリー品は安くはありません。無駄な出費を強いられることにもつながってしまうことでしょう。

    逆転の発想、縦だけ長くすれば…

    今までお話したことはほぼ全てAndroidでのお話です。
    では、対するiOS搭載端末。iPhoneはどうだったのでしょうか。
    初代モデルから徐々に軽量化が行われ、液晶サイズもiPhone4sまでは変わりませんでした。
    iPhone5になり、3.5インチ液晶から4インチへ少し大型化されましたが、縦方向に伸びただけで幅はほとんど変わりませんでした。解像度は640×1136pxになり、今まで3:2だった縦横比が16:9の液晶へと変わりました。
    横幅が変わらなければ片手操作も可能なままで解像度だけをあげることができました。
    もっとも、640pxの横方向への解像度が変わっていないため、なんちゃって高解像度化とも言えてしまいますが。
    現在の液晶技術では限界が近い高精細化なので、ここから先は大きさを変えるか液晶技術がさらに発展するかしかありません。
    個人的には、縦長になるというのはいいことだと思っています。
    iPhoneに関しては次のモデルがどうなるかがひとつの鍵となるでしょう。
    噂レベルではiPad miniとiPhoneの中間サイズにあたるモデルを出すとも言われています。
    私は電話機としてのiPhoneはそのままに、情報端末としてのiOS搭載をリリースしていく方向性は正しいのではと思っています。
    通信費がセット割のようになって安価になれば良いんだけどなあ。

    携帯電話であることを忘れてきたスマホ

    元々、ガラケーでできることに限界が出てきたことから市場に出回ってきたスマホ、情報端末と電話機の融合は昔から行われてきており、やっとそれに見合うだけの時代になったと言うことでしょう。
    しかし、今はそれを離れて情報端末であることだけに焦点が集まってしまい、電話機として使う上では問題が出てきていることを忘れないでほしいと思っています。
    これからスマホを買う人はCMや人からの口伝てだけでは無く、実際に店などへ行って大きさや手触り、重さなどをしっかりと確認してから買うことをお勧めします。
    HDで液晶が大きいからこれがいいよ、といわれて買ったが、実は使いづらい。そんなことにならないように見極めてみましょう。
    また、自分で判断がつかない場合でも冷静に判断してくれる人に相談しましょう。
    詳しいから、というだけで相談をするとだいたいがハイスペックを勧めてくると思うので。
    詳しい人、つまりそういう人はGeekと言われるガジェットオタクが多くいます。使い勝手よりもハイスペック至高主義、そういう方に相談すると後悔することになるかもしれませんからね。

  • まだ見ぬ君のスマートフォンへ~バッテリーの歴史

    写真 2013-01-05 9 50 52

    ここからは通常モードでお送りします。(笑)

    モバイル機器とバッテリーの歴史〜黎明期

    電話機を持ち出したいという考え方は電話機が誕生した当初からあり、やがて自動車の中で使える自動車電話が出てきます。

    image現在よく使われているニッケル水素電池、特性が乾電池に近いため、乾電池の代わりとして用いられることが多い。imageショルダーホン、ほとんどがバッテリーの本体。さすがにこれを使っている人を見たことはありません。

    自動車電話であれば、移動中でも利用することが可能でシガーソケットを利用すれば電源の問題も解決される。
    ただし、自動車の中でしか利用することができないし、通話料も基本使用料もバカ高くその上保証金も必要。
    更に、エリアも狭く都心などの一部の地域でしか利用できないのが誕生直後でした。
    そして、日本では1985年に今となってはあり得ないような大きさだった肩掛けできる携帯電話機が誕生します。
    ショルダーホンという名前で重量は約3kg、文字通り肩掛けで待ち受け時間は約8時間、通話可能時間40分という大きさの割には…というものでした。
    このショルダーホンは携帯電話ではなく、自動車電話の延長上となる製品であり、シガーソケットにつないで電源供給していたものを単にバッテリーに切り替えただけというものです。
    この重量のほとんどはバッテリーで、でかいバッテリーがメインで電話機部分はそれほど大きくはありませんでした。
    その後、純然たる携帯電話機は1987年に誕生します。
    日本における携帯電話1号機は約900gという重量、待ち受け時間約6時間、連続通話時間約60分と手軽に使える物ではありませんでした。
    とはいえ、ショルダーホンの約3kgに比べれば遙かに軽く、コンパクトになりました。まだ保証金も高く基本使用料も通話料もバカ高いので使うのは一部の人、ビジネスマンなどだけが使う時代でした。
    日本である程度実用的な大きさの携帯電話機としては、TACS方式を採用していたDDIセルラーがモトローラ製の携帯電話機MicroTACを1989年にリリース。
    それまでのNTT製携帯電話機に比べて大幅な軽量化と小型化する事でシェアを取ることに成功します。
    これに対抗すべく1991年にNTTはムーバと名付けた電話機シリーズをリリースします。
    このムーバは軽量コンパクトな作りとなっており、携帯電話の普及に大きく貢献していくことになります。
    この頃で待ち受け時間が12時間、連続通話が60分とバッテリーの問題についてはまだまだ問題がたくさんあり、本当に実用的となるまでには時間が必要でした。
    1980年代はまだ半導体の技術もバッテリーの技術も発展途上であり、主流だったニッケル水素バッテリー(現在でも使用されており、有名な所ではエネループ等があります。)はメモリー効果と言われる継ぎ足し充電を行うと容量が減ったように誤認識される現象があり、携帯電話などの1日使ったら途中から充電、といった用途には向かない事や、電圧が1.2Vとあまり高くないことから、工夫をして利用する必要がある時代でした。

    リチウムイオンバッテリーの改良

    1990年代に入ると安全性が確保されたリチウムイオンバッテリーが主流となり、小型化と大容量化、電圧や電気効率の向上などからそれまでに比べて遙かに小さい携帯電話の開発が進められていくようになりました。
    また、待ち受け時間も長くなった事、そして保証金の廃止や通話料の下落などによって浸透して行き、iモードなどのサービス開始もあってビジネス層だけでは無く、幅広いユーザーに支持されるようになりました。
    電話だけでは無いコミュニケーションツールとして利用できるようになったことから、それまで主流だったコミュニケーションツールの一つ、ポケットベルを一気に駆逐していくことになります。
    リチウムイオンバッテリーの発展はケータイだけではなく、モバイルパソコンの市場にも大きく影響を与え、外出先での利用が難しかった名ばかりのモバイルパソコンもバッテリー駆動にて2~3時間、場合によってはそれ以上の駆動時間と実用的な重量の製品になることで市場が形成されていきました。
    バッテリーの進化は確実にモバイル機器の進化に繋がり、どこでも使えるまさに「携帯電話」となりました。
    しかし、今でもリチウムイオンバッテリーは爆発事故を起こしており、たびたびリコールなども行われていますが、これはリチウムイオンバッテリーの特性上起きえる事です。
    そして、それに換わる新しい物が市場に出てこない以上はこれからも課題になって行く事でしょう。

    ソフトウェアの設計によるバッテリー問題

    今ある半導体はソフトウェアを動かすためには十分なパフォーマンスを持っていますが、技術は更に進化を続けています。

    Automatic Task Killer(日本語版)定番のタスクキラーアプリ。Androidはこういったアプリを利用してタスクの終了を行う必要があるケースが多い。作者によっては、終了させることができるようにアプリ開発を行っているが、それをしないアプリがかなりたくさんある。

    しかし、バッテリーは高密度技術がすでに限界に近く、バッテリー駆動時間の問題が再燃し始めています。
    ユーザーは今よりも速く、長時間駆動する端末を求めています。
    それに見合う製品が出たとして、半導体部品の消費電力をある程度抑える設計を行っても、ソフトウェアが問題となる事があります。
    その一つの例となるのがAndroidとiOSです。
    AndroidはGoogleが出しているマルチタスクOSで、今では日本のいや、世界規模で60%以上のシェアを誇るスマートフォン用OSです。
    マルチタスクOSということは、複数のアプリを同時に動かす事ができます。
    つまり、CPUは絶えず何かの処理を行なう事が可能な設計になっています。
    なにか処理をすると待機時に比べてはるかに大きな電力を利用することとなり、バッテリーへ負荷をかけることになります。
    また、システムレベルではアプリを終了させる仕組みを持っておらず、アプリ側の設計が悪いと裏でずっと動いていると言うことが珍しくありません。
    何か裏で通信をしていたり、情報を操作していたり、ろくな事をしないと言われることもありますし、実際に動いているアプリによっては本当にろくでもない動きをすることも少なくありません。
    これはiPhoneに比べてバッテリーがもたないと言われる理由の一つです。裏で通信を行うためにバッテリーを消費し、よくわからない処理をさせていることからCPUに負荷をかけてバッテリーを消費、どんなに大容量のバッテリーを積んでいても切りがありません。
    対してiPhoneに使用されているiOSはマルチタスクではありますが、一定の動作以外のことを制限する様になっています。
    画面の上に表示されているアプリ以外は裏でずっと処理を続けることは無く、例えば通信中に別のアプリに切り替ると通信は一度中止され、勝手な通信は行なれない(一部アプリ等を除く)
    バックグラウンドになったときにそのまま一時停止するような作りとなっています。
    また、マルチタスクバーから簡単にアプリを終了させる事も可能なので、気になるときにはどんどん終了してしまう事ができるようになっています。
    この辺りはAndroidはiOSよりも後発でありながらなぜか劣化している、むしろ裏で何か情報を得るためにあえてこのような仕組みにしているのでは無いかと邪推してしまう事もあります。

    今後のバッテリーは…

    益々バッテリーには辛い時代になっていくでしょう。
    特にスマホの液晶の大型化、チップの消費電力の上昇、技術の停滞。
    杜撰なソフトウェア設計など、様々な問題があります。
    正直、もっとスペックが上がったとして、どこまでの人々がついてくるのでしょうか。
    スペックの向上だけで発展する市場は、いつしか【これ以上のスペックはいらない】と思われてしまい、需要が大きく低下することが考えられます。
    フィーチャーフォンことガラケーは長い時間をかけて話すだけのケータイから通信端末へと進化し、付加サービスとしておサイフケータイやカメラなどを搭載し、様々なアプローチで進んできました。
    今はそれらは最初からあり、次に何をするのかというとスペックアップ以外になにもありません。
    ただバッテリーを大きくし、液晶を大きくし・・・肥大化していく先にはどうしても「自滅」という言葉が見えてしまいます。
    リチウムイオンバッテリーよりも効率よく、かつ安全なバッテリーが出てくるのを祈りつつ今回は終わりにします。

     

  • 出そろった各社のLTE、サービスと価格を見比べてみよう。~通話編

    ちょうど一年ほど前、docomoはXi用の通話プランを発表しLTEへの移行を促す本格的な営業を始めた。
    データ通信をメインに据えていたイーモバイルは2012年3月にサービスを開始。
    au、SoftBankもiPhone5の発売と同時にサービスを開始。これで各社がLTEそろい踏みとなった。
    そこで今回は各社の料金プランやオプションサービス、そして何より帯域制限などのデメリットを見比べてみたいと思う。
    サービスが始まったばかりなので、期間限定の無料サービスやお得なプランもあるが、あえてそれらを無視して比較してみたい。

    まず簡単に、LTEって? 使う人にメリットはあるの?

     image
    現在は最大75Mbps、今後さらに速度は上がっていく。

    LTEは、Long Term Revolutionという技術を利用した通信方式のことで、よく言う3Gとか、WiMAX、CDMAなどと同じような意味合いだと思えばいいでしょう。
    今まで使っていた、FOMAなどの技術を拡張して、より早くより遅延を減らし電波の有効活用を行おうとするのがLTEというものです。
    これを利用することで、ユーザーにとっては通信速度の向上によってWEBサービスの体感速度の向上、利便性の向上につながります。
    テクノストレスと言われる、待ち時間に対するいらいらが軽減されることや肥大化するスマートフォン用アプリのダウンロードに関しても使い勝手の向上につながっていくことでしょう。
    今現在最大と言われている速度75Mbpsに関しても、今後はさらに速度が向上していく事になり、docomoでは2012年度までに一部地域では115Mbpsまで対応すると発表しています。
    115Mbpsとなると、VDSL方式の固定回線を凌駕する速度となるため、固定回線が不要となる事が出てくると期待されています。
    さらにその先には4Gと言われる新しい移動体通信技術が使われる予定になっています。
    しかし、まだそちらは試行錯誤しており、すぐに出てくるというわけではありません。

    3Gに使われているGはジェネレーション(ここでは世代という意味)で、通信制限などで使われるGはギガ(接頭語)なので、全く意味が違うことに注意した方がよい。

    キャリアは現在の設備を置き換えることでサービスの提供が可能なため、新たにアンテナ用地を取得する必要などが無く、比較的安価な設備投資となる。
    そのことは、ユーザーへの提供価格の低下へもつながると言うことです。

    各社の通話プランを見てみよう

    2012年10月現在でイーモバイルは音声通話を行うプランを持っていない。
    つまり、データ通信だけのプランと言うことになる。
    ほかの3社は音声通話とデータ通信のプランを組み合わせて利用させるという今までと同じ手法でサービスの提供を行っている。
    ここで一つだけ注意しなければいけないのは、通話に関してはLTEであっても3G回線を利用するというところだ。
    そのため、auで利用している3G通信の規格は通信と通話が両立できない。通信中に電話がかかってくると通信をいったん切断して通話に切り替える。という事を行う。これはLTEでも同じだ。そのうちにすべての基地局がLTE対応に切り替わり、LTE-Advanceと言われる通話もLTE回線を使う仕組みに切り替われはこの現象は収まるだろう。
    ただ、それはいつの話かはわからない。
    ではまずは通話のプランを比較してみよう。ここでは参考までに3G、つまりFOMAやら何やらのLTE以外のプランも乗せてみたいと思う。
    また、持ち込みや端末費用のほぼ全額負担になる高いプランに関しては今回は比較対象外とする。
    そういう特殊なプラン使う人は自分で考えているでしょうから。

    docomoの通話プラン

    image

    通話に関して言うと、自社同士のサービスに重点を置いたXiとデータ通信メイン以前からの流れを持ったFOMAと感じられる。
    通話料も無料をつけることを辞めることで収入源として考えているのか、そもそもSkypeを含めたIPサービスを使うことをメインとして考えているのかはわからない。
    どちらにしろ、通話メインの企業の場合にはXiは不利といえるだろう。
    社内利用で携帯電話同士ならば逆にXiにしてしまうことで夜中2時~21時までの間docomo同士ならば定額となるためランニングコストを抑えることは可能だが、フィーチャーフォンを含めた一般的な電話機端末を用意していないことが難点かもしれない。

    auの通話プラン
    image

    3Gのプランに関してはdocomoとほぼ同じだが、オプションとして3番号だけ通話定額とするオプションがある。
    また、LTEプランもdocomoと同じく無料通話料の無いプランのみ。ただし、au電話同士の24時間通話が無料になるオプションはdocomoより200円安い。また、ソフトバンクのWホワイトのように他社電話を含めて割引になるサービスも用意された。
    現時点ではLTEはiPhone5しか利用できないので、iPhone5専用プランとなってしまっている。
    通話が半額になるオプションがあるとはいえ、やはり通話に関してはLTEは案配が悪い。
    端末もまだこれから発売されるであろう事からiPhone5をどうしても欲しい人以外は時期尚早かもしれない。
    プランLTEはdocomoと同じように夜中2時~21時までの間au同士無料通話が可能となっている。
    それを24時間に拡張するオプションがあると言うことだ。
    1つ注意が必要なのは、プランLTEには留守番電話サービスがついていません。
    CDMA WINでは無料でついてきたので、ここも地味に値上げしている。月額315円の値上げとなる。

    ソフトバンクの通話プラン
    ソフトバンクはdocomo、auと同じ料金体系のプランを持っている。
    そのため、料金プランとしてはあまりにも多い。
    そのため、ここではソフトバンク独自のプランだけを紹介しようと思う。つまり、ブループラン、オレンジプランに関してはシカトすると言うことだ。

    ホワイトプラン 980円
    オプション
    Wホワイト 他社携帯を含め通話料が半額となる 980円
    24時間通話定額 自社携帯電話の通話料が24時間定額になる 500円

    無料通話料などがあるプランに関してはブループラン、オレンジプランに限っており、ソフトバンク独自プランとしては持っていない。
    実際にはこのプラン一択の状態なので、表にするまでも無いことから直接書いてしまった。
    シンプルではあるが、無料オプションでこれだけついていますと公式サイトに色々書いてあるが、実は同じ事がauでも出来ていると言ったところやWホワイトのほかに自社同士24時間定額となるオプションが期間限定申込(おそらく延長されるだろうが)となっていたり、提供開始が1月15日からとなっている。

    LTEに関してはほぼ横並びのプラン

    docomoが最初にLTE向けのプランを出したが、それ以前から他社では3Gで980円のプランは出ていた。
    docomoは高い料金体系をとっていたというのも過去の話で、今ではシェアが徐々に下がっていることから、各社ともほぼ横並びの価格体系となっている。
    それにしても、LTEは今まであった無料通話料を削る代わりに自社同士のサービス強化が著しい。
    これは各社が囲い込みを行いたいがためだろうが、今ではIP電話サービスがあるため、パケット定額をつけていれば通話料を気にする必要が無いと考えているのか、単にARPU(Average Revenue Per User:簡単に言えば1契約に対する客単価)を通話料でも稼ごうとしているのかは不明だ。
    また、auに関して言えば、LTEで留守番電話を外したのは実質値上げとなる。
    もちろん、docomoも留守番電話を利用しようとするならば有料サービスとなるため、3Gの頃からの流れでLTEを利用しようとするならば、ソフトバンクが一番安いと言うことになるようだ。
    ここでいくつかのケースで料金がいくらになるのかを考えてみよう。
    端末料金やサンクスキャンペーン、スマートバリューなどは除いて考えてみる。

    1.自社同士24時間通話をしたい

    docomo   基本料金780円+Xiカケ・ホーダイ700円=1480円
    au          基本料金980円+au通話定額24  500円=1480円
    SoftBank 基本料金980円+24時間通話定額500円=1480円

    2.留守番電話をつけたい

    docomo   基本料金780円+315円 =1095円
    au          基本料金980円+315円 =1295円
    SoftBank 基本料金980円+無料   = 980円

    3.他社携帯への通話料を下げたい

    docomo   プランなし
    au          基本料金980円+980円 =1960円
    SoftBank 基本料金980円+980円 =1960円

    4.1と2を組み合わせたい

    docomo 1480円+315円=1795円
    au        1480円+315円=1795円
    SoftBank1480円+無料 =1480円

    5.1と2と3つを組み合わせたい

    docomo   基本料金780円+700円+315円=1795円(ただし他社携帯への通話料は30秒/21円のまま)
    au          基本料金980円+500円+315円+980円=2775円(他社への通話料は30秒/10.5円)
    SoftBank 基本料金980円+500円+980円 =2460円        (同上)

    代表的なプランを考えると、すべてのオプションを利用する上ではSoftBankが一番安い。
    といっても、これは留守番電話が絡んでいる関係なので、留守番電話が不要であればauとSoftBankは横並びとなる。
    また、何もオプションもつけない場合には780円のdocomoが最安値となるが、SoftBankもブループランとして同じプランを持っている。
    ただし、SoftBankのブループランは自社同士夜中2時~21時までの無料通話がつかない。

    少し長くなってしまったので、パケットに関しては次回とします。

  • まだ見ぬ君のスマートフォンへ~ガラケー化するスマートフォン

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    スマートフォンへ変更するメリット、それは手軽にちょっとしたことを調べたりアプリを利用して様々な楽しみを見いだしたりする事でしょう。
    小さいパソコンなので音楽や動画を楽しむことも出来ますし、ゲームだってある程度できます。
    そしてもちろん通話やメールなども可能です。様々な事に利用できるのがスマートフォンの特徴とも言えます。
    しかし、本当にそこまで必要なのでしょうか。

     早い話、ガラケーをやめたいメーカーたち

    スマートフォンの普及に大きな影響を与えたのがiPhone、初代はGSMといわれる通信方式のみ対応だったため日本では発売されませんでしたが、アメリカでは600万台を売り上げるヒット作となっています。
    そして、その後Androidが現れます。Androidとは、OSの事で簡単に言えばWindows、MacOSと考えればいいでしょう。
    これを利用することで、メーカーは独自にOSを開発する必要がなくなります。
    ソフトウェアの開発費用を抑えることが出来る事で、利益を上げやすくなるということでしょう。
    また、世界で使われているOSを利用することで日本のみでは無く海外へ出荷することも可能になり、さらに売り上げを伸ばすこともできます。
    現に、パナソニックモバイルは海外向けに一度は撤退したものの、2012年に再度参入することを発表しています。
    高機能なだけでは無く、日本流の軽量コンパクトな「防塵・防滴(防水)」のモデルをひっさげて。
    スマートフォンは使いやすいかもしれないが、日本が培ってきたフィーチャーフォンの文化もそれほど悪いものではありません。
    むしろ、閉じられた空間に限られていたために使いやすい部分がたくさんあります。
    しかし、これらは日本以外では売ることが出来ない。iモードもEZwebも海外では利用できない、日本という限られた中でしか有効では無いサービスなのです。
    フィーチャーフォンを売ることが出来ない日本メーカーは出来る事ならばフィーチャーフォンの開発を辞めてしまいたい。
    コンテンツホルダーだってわざわざ専用サイトを作る必要がなくなる。確かに一般向けのサイトでは月額費用を取ることが困難になる可能性もあるが、パソコン向けのサービスに入会する機会を作る事になるかもしれない。
    割高のフィーチャーフォン向けサービスで得られなくなる月額料金を、パソコン向けなどでもっと高額なサービスへ切り替えさせる事ができるかもしれない。
    そう思っている矢先にiPhoneのヒットがあり、Androidの登場となった。
    フォーマットを世界標準にしてしまえば、海外需要も見込めるし無駄なソフトのコストも抑える事ができる。
    メーカーにとってはいいことずくめなのがスマートフォンなのです。

    使い勝手が逆行していくスマートフォン

    日本独自の機能を搭載しつつも、海外モデルではそれらをつけない(利用できない)ようにすればいいだけのことです。
    そうしたモデルで海外でも売れるようにがんばろうとする努力のかけらは見られます。
    しかし、iモードに始まった文化はなかなか払拭することが出来ません。
    1999年から始まったサービスなので、10年以上も使われてきたシステムです。そう簡単には皆がなじむわけではありません。
    フルブラウザと呼ばれる、一部高機能フィーチャーフォンに搭載されていたPCと同じサイトを閲覧できるサービスも出てきていたとは言え、その機能は限定されており解像度の問題などから常用するというところにまでは至らないのが一般的でした。
    そしてスマートフォンが登場しパソコンと同じように、それこそFlashがあるサイトやhtml5、動画サイトだってみることが可能になっていきました。
    しかし、パソコン向けのサイトはさらに発展していき、スマートフォンの解像度では事足りない事が出てくるようにもなっています。
    特に縦持ちが多いスマートフォンでは、横長のパソコンディスプレイと根本的な構造が異なり、やっぱり見づらいところが多々ある。
    ではどうすればいいのだろうか。
    簡単だ、スマートフォン用のサイトを作ってしまえばいい。そうすれば、スマートフォンに特化した見やすさを得られる事になります。
    あれ?
    コンテンツホルダーからしてみれば、結果としてスマートフォン用のサイトと一般パソコン向けのサイトを構築する事になってしまう。
    手間が増える割に、スマートフォンむけサービスは専用のポータル、AndroidならばGoogleplay、AppleならばApp Store。
    それぞれがっちりと入り口を押さえており、フィーチャーフォン時代のようにキャリアが生殺与奪の印を持たなくなる。
    コンテンツホルダーの思惑は外れてしまうこととなる。
    ましてや、スマートフォンではYouTubeやニコニコ動画なども容易に見ることが出来る。
    フィーチャーフォンにあった「着メロ」もMP3ファイルを直接扱えるスマートフォンでは存在する意味が無い。
    自分で買ったCDなどから直接音楽や動画を取り込むことが可能になってしまうのだから。
    すべてとは言わないが、コンテンツホルダーとしては手間が増えても利益が増えない散々な結果になってしまっている。
    また、デコメといわれるデコレーションを販売していたところにも影響が出ている。
    というのも、デコメはキャリアメール(@docomo.ne.jpなどのメールアドレスを利用するサービス)でこそ真価を発揮し、Gmailなどのパソコンで使われているサービスではあまり利用されることは無い。
    また、SNS(ソーシャルネットワークサービス、Facebookやmixiなどのサービス)やメッセンジャーサービスでも利用されることはほとんど無い。
    いちいちデコメサイトで有料サービスを受けなくても版権がらみで無ければ有志が作成したものを落とすことも可能となってしまっています。
    オリジナリティを出し切れないコンテンツホルダー、サービスそのものが不要となってしまっているコンテンツホルダー、雨後の竹の子のように現れた数多くのサイトのうち、多くのサイトは廃業やコンテンツの変換などを強いられることだろう。

    過渡期のナンセンスな「専用サイト」

    現在はまだスマートフォンへの過渡期とも言えるでしょう。
    そのため、専用サイトを作成するというナンセンスな事が行われています。普通に考えれば、スマートフォンにすればパソコンと同じように扱えるので、専用サイトなんて必要無いというのが理想型なのですから。
    ここ最近出ているハイエンド機で横持ちするならばこの症状は少し押さえられるかもしれません。
    1200×720ドットという解像度ならば、ワタシが普段利用しているノートPC、TimelineX AS3830Tの解像度と大差が無いのですから。(1366×768ドットの解像度を持っている)
    パソコンはこれらの解像度を11インチや13.3インチといった大きさで表示している。(1インチは2.54センチメートル)
    ほぼ同じ解像度を5インチや4インチ程度で表示しているのだから、その文字の細かさは「ご理解ください」と言ったところかもしれない。
    かといって、スマートフォン専用サイトを作るのはナンセンスだ。
    そういうことをするのであれば、「何のためのスマートフォンなの?ガラケー(フィーチャーフォン)で十分なんじゃない?」と感じさせてしまうことがあるからだ。
    メーカーは自社の思惑の関係でコンテンツホルダーを殺し、利用者をも理不尽な世界へと向かわせているのでは無いでしょうか。

    日本のパソコンの歴史を見ているようだ

    歴史は繰り返すと言うが、この流れは20数年前を思い出してしまう。
    巨人NECの98シリーズとEPSONの互換機、企業ベースに食い込んでいたFMR(FMVシリーズの前身でなんちゃってDOS/vマシン)シェアは少ないが小穴ユーザーが多いX68000。
    それぞれOSも異なり切磋琢磨していたがDOS/vという黒船が現れNEC以外はすぐにDOS/Vへ転換、NECも数年の間を置いて転換していったあの頃。
    海外メーカーの安価で高性能なパソコンが出ることで駆逐されていった日本メーカー。
    フィーチャーフォンで独自性と独自OSを持っていた各社、Androidという統一OSが現れそちらに流れていく各社。
    間違った方向で付加価値をつけていき、市場に受けいられなかった日本メーカー。
    独自性を出せずに海外メーカーに駆逐されていく様をみていると、同じ事が起きているのかなと思ってしまう。
    日本向けのサービスを付加価値とすることで生き残りを図る各社、しかしそれは生き残りの手段では無い事は誰の目から見ても明白だ。
    そのときのことがフラッシュバックしている。
    それらをつけて生き残るのならば、フィーチャーフォンで十分なのだから。
    おそらくこの流れは止まることが無く、個人的にはNECや富士通は市場から撤退するのでは無いかと思っている。
    シャープもいまの状況を見る限り撤退の可能性もあるし、そうなると日本メーカーとしてはパナソニックしか生き残らないと言うことになってしまう。
    あ、ソニーもあるがアンチソニーなのであえてごめんなさい、スルーします。
    パソコンとしてもパナソニックはレッツノートという名作を生み出し、いまでも市場で生き残っているがultrabookを名乗る各社に苦戦を強いられている。
    良くも悪くもガラケー文化から抜けきらないいまの日本メーカー、歴史は繰り返すかもしれない。
    出来る事ならばそうなっては欲しくないと思っています。
    こうして考えると、スマホは必要か?でも書いたとおり、無理してスマホにする必要って何でしょうか。
    単にメーカーがガラケーを駆逐したい。という一点に絞られてしまっているのでは無いでしょうか。
    それはさすがにどうかと思ってしまいます。

    といいつつ、ワタシはグローバルモデルのMOTOROLA PHOTONを使っているんですけどね(笑)
    おサイフケータイやワンセグなどに興味が無い私のようなユーザーも多くいることをわかって欲しい。
    だって、それらが無ければだめというならば、iPhoneがあんなに売れるわけは無いのだから。

     

    今回はだらだらと愚痴っぽく書いてしまいました。
    でも、日本メーカーが今後飛躍して欲しいと思う気持ちはあります。
    あ、ソニーは嫌いなのでつぶれてもいいですけどね。

    次回は未定です。