PC好き、ガジェット好き、平凡な日常大好き

投稿者: tknr@tknriiii.net

  • 再上陸は成功するか、MOTOROLA PHOTON(ISW11M)

     

    こんにちは、tknriiiiです。
    先日、ITメディア様、モトローラ・モビリティ様主催のブロガーミーティングに参加して来ました。
    MOTOROLA PHOTONの実機を触ってみた感想をメインに書いてみたいと思います。
    メーカー主催の為、良い事を書くべきでしょうが、良くないところもわからないと偏ってしまうので、私は少々残念な所をメインに書いてみたいと思います。
    恐らく、ほかに参加された方は良いところをたくさん書くと思いますので。

    まずは基本スペック

    CPUnVIDIA Tegra2(GHz)
    デュアルコア ARM Cortex A9アーキテクチャ
    ストレージ16GB(イベントのテスト機は空き容量8GB)
    通信EVO-DO RevA(auの主力通信)、WiMAX、無線LAN(b/g/n対応)
    Bluetooth2.1
    サイズ幅67x長さ127x厚さ13mm
    厚さは最厚部
    外部
    メディア
    MicroSDカード、SDXC対応
    最大32GB
    重さ約158g
    連続
    通話時間
    530分
    カメラメインカメラ800万画素CMOS
    インカメラ30万画素
    ディスプレー解像度540x960px
    4.3インチ約1600万色
    その他MicroUSB端子、HDMIマイクロ端子、イヤホン端子

    スペックを見る限りでは、現時点でほぼフルスペックに近いもので、まさにハイエンドスマートフォンにふさわしいスペックです。
    ストレージがやや心ともない感じもありますが、MicroSDカードが使えるので、補完可能じゃないかなと思います。
    大きさや重さも一般的なスマートフォンとあまり変わりません。
    イベントで準備されていた個体は空き容量が8GBと半分になっていましたが、その分プリセットと思われるアプリが結構な量入ってました。
    この辺は後で画像で紹介します。

    いじってみてどうだったのか。

    私自身はiPhoneも持ってないし、スマートフォンも持っていません。
    現状使っているのはiPod touch(第四世代)をイーモバイルの回線で利用しています。
    iPod touch第四世代のCPUはApple A4なので、iPhone4と同じ。シングルコアのCortexA8ベースのものです。
    それでももっさりした感じはあまり無いのですが、このPHOTONはさらにひと味違ったパフォーマンスを持っています。
    ファイル操作やウェブの切り替え、アプリの切り替えなど、「引っかかる」という感じがほとんど感じられません。
    ここはデュアルコアの恩恵を受けていると言うことなのかもしれませんが、さすがハイスペック機と思わせる動きです。

    ここでちょっと画像を紹介

     

     

     

     

     

     

     

     

    ややピンぼけ気味ですけど、本体正面です。
    下の方に見えるのがAndroid特有のボタンたち、ハードウェアキーではなく、静電容量式パッドになってます。

     

     

     

     

     

     

     

    端子類。
    上からMicroUSB、その下がMicroHDMI端子です。
    実に小さいですね。これは正面からみて左側についています。

     

     

     

     

     

    続いて右側、こちらはいろいろとボタンがついています。
    といっても、音量の上下とカメラのシャッターの3つですけど。
    電源は上にあるので、ボタンは計4つ、ガラケー時代のようにいっぱいボタンがついているのはあまり見かけませんもんね。
    そのためのタッチパネルな訳ですし(笑)
    一番厚いところで13mmとありますが、カメラの出っ張りの部分でしょう。
    1mmに満たない出っ張りが一番厚いところですね。

    カメラはどんな感じ?

    ハイスペックです、終わり。
    というだけでは味気ないので少々…。
    ガラケー一辺倒だった私ですが、シャッターを半押ししてピントを合わせ、本押し(というとおかしいか)するとシャッターが切れる。
    これがケータイ以前から、オートフォーカス搭載のカメラからの伝統、そう思っていました。
    最近は半押ししなくてもいいんですね。

     

     

     

     

     

     

     

    ピント合わせはこんな感じの端っこにあるやつでやりました。
    もちろん、シャッターボタンでも半押しなしで撮れます。
    画質は800万画素なだけにまあまあよさげでした。

    Webtop機能については「おまけ」と考えるといいかも

    ウェブトップというOSがこの機種には搭載されており、専用ドッグを使ってTV出力などが可能となっています。
    メーカーの方の説明でも「ブラウザメインの利用になると思う」と言っていたように、スマートフォンの画面では小さいと感じる時に使うウェブクライアントという位置づけに近いようです。
    専用のアプリケーションについては「鋭気追加していく」と言うだけにとどまり、何となくですが、深く突っ込まないでくれという空気が見えました。
    まあ、この辺は仕方がないところかもしれませんね。
    専用のHDステーションは8000円程度の価格で量販店にて販売予定。
    auショップでの取り扱いは予定していないようです。

    それではお待ちかね、残念なところ

    まず、売りの一つになっているウェブトップ、はっきり言っておまけ程度です。
    SNSを一括管理できるというMOTOblur、電池くいになるようです。
    それに、画面の大きさの制限もあって、アイデアはものすごくいいんですが、使い勝手は微妙なところがあります。
    メディアリンクという動機ソフトもいざ使ってみると、それほど使いやすいとも思えない。
    動画や音楽の管理ならば、windowsメディアプレイヤー経由でさくさくいけてしまう機種なので、そちらで十分な気がします。
    ストレージ16GBという割に、ユーザーで使えるのが10GB程度、結構小さく感じられてしまいます。
    ここは、MicroSD必須と思っていく方がいいんでしょうね。
    どうしても音楽プレイヤーから派生したiPhoneとは設計思想が違うのかもしれません。
    個人的には、AndroidというLinuxから派生したOSを搭載しているのだから、どうせならウェブトップを前面に出して、ストレージももっと大きくしてしまえばよかったのに。
    という感覚はあります。
    せっかくの動作の機敏さがあるのだから残念ですね。
    あと、これは使っていて発生したのですが、たいしたことではないんですけど…

    [youtube http://www.youtube.com/watch?v=Vr2qiAOlDMU&hd=1]

    そうはいっても・・・

    なかなかいいように仕上がってるのも事実です。

    テザリング能力もかなり高いようですし。
    実際に3G回線でつながっていた現場で試した結果、スクリーンショットはなくしてしまったんですけど、手持ちのAS3830Tで試したら2Mbpsくらい出てました。
    自宅でWiMAX経由にしたところ、最大で14Mbpsと確かに自宅回線いらずで使えそうなところもあります。
    でも、WiMAXは場所によって使えるところと使えないところがあるので、あくまでも一例として考えてください。

    迷うところではあるが

    今回出た2機種のどちらがいいのかは好みもあると思う。
    htcのEVO 3Dはストレージが1GBでカメラも500万画素、昨日見た限りではPhotonもEVOも同じ価格なのが不思議。
    また、この後出てくる本命、富士通製ISW11Fも気になる。
    こちらは、Photonにおサイフケータイとワンセグと防水、SIMカード対応となっているので、さらにスペックは上といえます。
    液晶サイズも上ですし。
    ただ、まだ価格が見えていないので何ともいえませんが、少なくとも同じ価格ならばISW11Fを買った方がいいような気もします。
    ま、そんなことを言いつつ私は買っちゃったんですけどね(笑)

  • [インターネット昔話]第1回 インターネット前夜、パソコン通信

    今回から、不定期にインターネットの昔話をしていきたいと思います。
    そんなことは今更どうでもいいといわれるかもしれませんが、歴史を知っておくのもおもしろいかもしれませんよ。
    まず最初に、インターネット前夜としてまだインターネットが一般的では無い時代、パソコン通信の時代について特に日本の状況をお話したいと思います。
    なお、個人的に偏ったところがあるので、PC-VANの方が本当は上だ、とか、ASAHIネットは無視するのかこの野郎、なんて話はご容赦ください。

    大手企業によるパソコン通信サービス

    まだインターネットが利用される前の時代、ネットワークと言えばパソコン通信のことでした。
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    ダイヤルアップでホストコンピューターと接続し、掲示板やチャットを利用する。
    メールもそのときに利用できていましたが、あくまでも同じサービスを使っている人へのメールで、今のように誰にでも送れるような時代ではありませんでした。
    もちろん画面もテキストベースで、コマンドを打ちながら操作をするCUI(キャラクターユーザーインターフェイス)しかない時代でした。
    大手パソコンメーカーのうち富士通、NECは自社でパソコン通信を行なっており、NECはPC-VAN、そして富士通は日商岩井とともにニフティーサーブを立ち上げ、多くのユーザーを獲得していきました。
    また、草の根ネットと言われる個人営業のパソコン通信などもあり、人気のあるところでは、なかなかアクセスできないといったこともあった時代です。
    この時代は一部の企業以外では社内ネットワークなどもあまり整備されておらず、オンラインでダム端末などを使うような時代だったかもしれません。
    興味本位でパソコン通信へ入りのめり込む、そんな人々が多かった時代でもありました。
    1990年代初頭まではPC-VANが優勢でしたが、やがて商社が営業についているニフティーサーブが力を伸ばし、インターネットへの移行直前ではニフティーサーブの会員数が200万人を超えていた時代もありました。
    それでもまだまだネットを使う人は少ない時代、初心者お断り的なところがあった事も否めません。

    コマンドはやりづらい、ならばやりやすくすればいい

    私はニフティーサーブしか使ったことがないので、ほかのサービスについては余りよくわかっていませんが、CUIでの操作なので見た目はシンプルだが操作は大変だった時代、「素」の状態では使いづらいことが多かったのも事実でした。
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    メールを見るにも/go mail read 1などとコマンドで処理を行なうか、一つ一つ画面上で数字を選んでいく事で進む。
    コマンド選択方式の初期のアドベンチャーゲームの様なものだ。
    操作に慣れるまでに時間が掛かるが、当時はパソコンを使っている人であればコマンドラインは日常的に利用しているので、わからないから使えないと言うことは少なかった。とはいっても、めんどくさいものはめんどくさい。
    それに、つないでいる間は料金が掛かる従量課金、電話代だって馬鹿にならない。
    ならば、ログを残せるようにして、後から読めばいいじゃ無いか。と言うことで、自動でデータを取得するオートパイロットと言われるソフトが誕生していった。 image
    wtermなどマクロを組めるものもあったが、会員数が増えていき自分では対処できないいわゆる「ライトユーザー」が増えてくるとオートパイロットソフトはそういったライトユーザーに対応できるものへと進化していった。
    また、それとは全く別に「チャットアダプター」と言われるチャット専用のツールも用意されるようになっていった。

    こちらは、ログを取っておくこともできたことから、一部で重宝された。

    閉じられたネットワークの中で

    オフラインミーティングと言われる、早い話直接会って飯に行ったり遊びに行ったりという事も盛んに行なわれ、一つのコミュニティーとして形成されていった。
    中には事件なども発生し、問題となったこともありました。
    ユーザーが増えるにつれて知識がないまま使って問題に巻き込まれるという事も少なくありませんでした。
    1994年頃にはニフティーサーブが頭一つ抜け出して、200万人近いユーザー数を獲得していたようで、まさに絶頂期だったパソコン通信。
    しかし閉じられたネットワークからオープンなネットワークへと世界は流れ始めていきました。

    インターネットへの流れ

    まず最初にパソコン通信から離れていったのはグラフィカルな部分、つまり画像を扱うような分野でした。
    CUIで圧縮したファイルをアップロードし、各自がダウンロードして展開して中身を見る、そんな面倒なことが必要のないインターネット、GUIの世界へと移動していきました。
    htmlに画像を貼り付けて、WEBとして公開すれば難しいことは必要なく画像を見たり載せたりする事が可能となっていく。
    これは、パソコン通信では行えなかった新しいやり方です。
    一番ユーザー数が多かった1994年以降は、ほぼ横ばいのまま1997年頃にはインターネットへの流れに歯止めが掛からぬままパソコン通信は衰退していきます。
    コミュニティーに集まっていた情報はインターネット上で同じようにえられるようになり、インターネット上の方が早く正確な情報が掲載されるようになると、わざわざCUIのパソコン通信へ接続するメリットはなくなってしまいました。

    パソコン通信の終焉ともたらされたもの

    パソコン通信は2000年頃にはほとんどなくなっており、サービスもニフティーサーブが2006年まで続けたものの、最後には利用者はほとんど居なかったという。
    立ち上げ当時や新しいものに触れたときの楽しさ、情熱などはどの時代でもあるものだろうが、そんな中でもあの時代は見るもの、触れるものすべてが新しいものに見えていた時代。
    のめり込む度合いも半端ではなかっただろう。
    そして、ネットワーク上でのマナーを持った者としてインターネットの世界へと旅立っていった。
    今となってはすべてが懐かしい時代、インターネット前夜としてはふさわしいのではないでしょうか。

    なお、ニフティーサーブは、今では@niftyとなり、現在25周年記念としてhttp://www.nifty.com/25th/niftyserve/
    こんなサイトを作っている。
    なお、アプリ版では起動時にダイヤルアップのネゴシエーションの音までするものを作っている。
    別に何ができるというわけでもないが(フォーラムごとに掲示板があり、タグを付けてツイートする事が可能になっている)当時を懐かしむ、どんな者だったのかを見てみたいという人はぜひ一度見てみてください。

     

    次回のインターネット昔話は

    インターネットサービスプロバイダー、ベンチャーの夢を見た業者(予定)をお送りします。

  • ITメディアのイベントに参加してきます。

    なぜかたまたま応募したら、たまたま当たったので行ってきます。
    中身に関してはこっちじゃなくて、puppeteer.meの方に書くと思いますけどね。

    5日は会社帰りなので、いつもの大荷物持って行くのか、ちょっとめんどくさい気もする(笑)
    さて、それだけではナンなので…

    auでiPhone5が出るってのはすでに決定事項だといわれていますが、その時期に関しては一貫して「ノーコメント」を貫いています。
    ま、Appleがそう言うの嫌うのでそうなるんでしょうけど…。
    でも、au側がちょっとやらかしました。

    image

    あーあ、お漏らししちゃった…。
    ということは発売日は10月21日ってことなのかな。
    あと半月くらいか、どうなることやら。

  • 和食の朝食は外で食べると何故高い?

    いつも思うんですけど、外で朝飯を食べる時に、洋食だと安くて和食だと高いという傾向が見られます。
    何でなんでしょうね。
    ちょっと考えてみました。

    簡単にいってしまうと原価が高いんでしょうけど、その原価は「原材料を仕入れて現場で調理する」のと、「仕入れてきた商品を並べて売る」のでは大きく原価が変わるって事なんでしょうね。
    たとえば、洋食だと卵を目玉焼きにするか、スクランブルエッグにするか、ベーコンとソーセージなどを添えて、後はハッシュドポテト、生野菜にご飯もしくはパン。

    大手チェーンであれば、卵1個10円程度の仕入れでしょうから、卵を2個使うとして20円程度。
    ソーセージやベーコンを添えても40円~50円程度でしょう。後は野菜とご飯かパン、100円程度ですかね。
    対して和食の場合は、ご飯と味噌汁、納豆に焼き魚。
    まず納豆は自作できません。なので、仕入れてそれを売るという効率の悪いやり方が必要で、なおかつファミリーレストランであれば常時出すメニューでも無いため、仕入れ、管理に費用がかかります。
    焼き魚も同様でしょう。ま、だいたいどこでも焼き魚=焼き鮭なんですけど、常時出すメニューじゃ無いです。

    逆に、朝定食がそこそこ安値で食べられるのは吉野家をはじめとした和食系チェーン。ただし、のんびり食べられる所では無いので、居心地などを考えると、朝飯くらいゆっくり食わせろ。と感じる所とは対局に当たります。
    まあ、仕方が無いのかもしれませんけどね。
    結局、ファミリーレストランでは特別メニュー扱いなので和食が高いと言うことなんでしょうね。
    仕方が無いことですけど、やっぱり朝はご飯と納豆と味噌汁、はほしいと感じる関東人のtknriiiiでした。

  • やっぱり15万の壁があるのか、東芝DynaBook R631 東芝が放つウルトラブック

    こんにちは、ウルトラブックが思ったより高くて、その割にちょっと微妙な感じがしていてぐんにょりが続くtknriiiiです。

    いやー、予想していましたが、ここまでとは…。

    東芝DynaBookと言えば、20年近く続くブランドで、薄型にもRX1で物欲をそそられるモデルを出していました。
    それから数年、ウルトラブックとしてR631をリリースしました。
    本体サイズは316x227x最薄部8.9mm、最厚部15.9mmとほかのウルトラブックに漏れず、薄い本体となっています。
    重量も1.12kgとちょっと前のネットブックと変わらない重さです。
    最大バッテリー駆動時間は9時間で、価格は15万円前後とのこと。
    以前紹介したAcer Aspire S3に比べるとCPUが劣り(Aspire S3はCore i7)、Bluetoothもなし。代わりにWiMAXが搭載されるようです。
    SSDの容量もAspire S3の半分、後の使用はほぼ横並びです。
    でも価格は同じような価格となるようです。
    バッテリー、メモリーの増設および取り外し不可、こんなところまでMacBook Airのまねをしなくても良いと思いますが…。
    重さがAspire S3より280グラムも軽い事、信頼の東芝ブランドと言うことを考えると、無難なお値段なのかもしれません。
    1000ドルで、と言っていたIntelの話はどこへ行ったのでしょうか。
    製造原価が1000ドルなんでしょうか。
    ウルトラブックの話が出てから、機種を発表していたメーカーで価格と発売日が出ていないのはASUSのUX21とUX31、そしてhpとレノボですが、価格はこれ以上安くならない様な気がします。
    特に、高解像度モデルのUX31は20万を超えてくるでしょう。
    でも、考えようによっては、現在出てきたウルトラブックは、MacBook airで言えば最上位モデルと液晶を除けばほぼ同じスペックです。
    値段も同じようになってしまうのは仕方が無いことなのかもしれませんね。

    11インチモデルで安いのを出した方が良いような気もしますけど、どうなんでしょうね…。