【飯シリーズ】大月の老舗中華料理屋は家庭的でした-宝来軒

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金曜日に出張というか、遠い客先へ行くために富士吉田まで行く必要があって、途中の大月でピックアップして貰うことになりました。そのため、大月で軽く飯を食ってから行こうかなあなんて考えていたわけで。

ただ、あまりいろんなものがないところなので、ちょっと調べてもほとんど店がない。ただ、ここはちょっと特徴がありそうな中華料理屋だなと思って行ってみました。

ご老人の夫婦で営んでいる小さい街の中華料理屋。それがここ宝来軒でした。店も小さくて、裏路地にあるのでぱっと見どこにあるのかわからないと思います。といっても、今はGoogleマップなどの便利なツールがあるので、それを頼りに駅から徒歩5分ほど。

ちょっと盛りが良いラーメンがある様なのでそれを頼んでみることにしました。

もうね、民家まんまって言う感じの佇まい、こういうの懐かしいと言うのもあるしちょっとそそられます。この赤いのれんも昔からよく見かけましたが、逆に今ではほとんど見かけなくなった気もします。ラーメン屋がおしゃれでちょっと傲慢で、高くて高級料理店へと変わりつつあるからでしょうかね。町の定食屋、食堂なんてもう絶滅し掛かっていますからね。とくに都心では。

肉揚げラーメン　800円

豚肉の竜田揚げがたっぷり乗ったラーメンです。竜田揚げもつゆに浸かっていないところはさくっとしていていい感じ。つゆに浸かっても衣が取れる事も無いので、これまたいい感じ。そして、この竜田揚げの下にはたっぷりのもやし。あっさりした二郎って感じですかね。

もやしとネギがたっぷり。スープは王道の東京風醤油ラーメンで、あっさりしています。しかし、当然のことながら竜田揚げの脂が入るのでしつこくなりそうですが、それがそうでもない。このあたりも良いですね。もう脂ものばっか食べると胸焼けするんですが、これではそういうこともありませんでした。

横から見ても壮観です。そびえ立つ山のようですね。竜田揚げは薄い肉を使っている関係でさくっとしていますがかみ切れないなんて事も無くいい感じ。ボリュームもありますし、最高ですね。

これを食べるために糖質を考えて朝飯抜きにしていたんですが、量が結構あったせいで晩飯も軽く酒飲んで終わっちゃいました。麺の量はそれほど多くはなく、よくある縮れ麺でしたが、満足感があります。

末永くやっていって欲しいと思いますが、ご夫婦の年齢を考えたらそう長くはないのかもしれませんね。それはそれで残念ですけど。

おいしゅうございました。

ごちそうさまでした。