ベンチマークテストはあちこちで行われていると思いますので、私は以前から使っている物と、ストアアプリにあったベンチマークを使います。
今回の比較対象はスマホのベンチで有名なAntutuのストアアプリ版、PCMark8でやってみようと思います。
すでにCube i7 bookは旅だったので、比較するのはデスクトップのCore i5 2500Kを搭載した古いPCです。また、AntutuはPC版ですが評価の仕方がスマホよりなので、あまり評価基準にならないかもしれません。参考程度です。また、いつもの古いベンチマークとしてCrystal Mark2004R7でも試しています。こちらは前バージョンとのスコアの互換性はないとのことですが、以前Cube i7 bookの時に行ったベンチマークをご覧頂きつつ参考にしていただければと思います。
ではまずはそのCrystal Mark2004R7での結果をテキストにて。
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CrystalMark 2004R7 [0.9.200.452] (C) 2001-2017 hiyohiyo
Crystal Dew World [http://crystalmark.info/]
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Display Mode : 1805 x 1203 32bit (ClearType)
CrystalMark : 187718
[ ALU ] 42444
Fibonacci : 14726
Napierian : 10879
Eratosthenes : 6883
QuickSort : 9934
[ FPU ] 34965
MikoFPU : 5161
RandMeanSS : 16511
FFT : 9038
Mandelbrot : 4233
[ MEM ] 46195
Read : 10340.25 MB/s ( 10340)
Write : 11917.40 MB/s ( 11917)
Read/Write : 11812.48 MB/s ( 11812)
Cache : 121046.39 MB/s ( 12104)
[ HDD ] 38912
Read : 491.06 MB/s ( 7955)
Write : 219.90 MB/s ( 6199)
RandomRead512K : 384.91 MB/s ( 7424)
RandomWrite512K : 220.43 MB/s ( 6204)
RandomRead 64K : 169.01 MB/s ( 5380)
RandomWrite 64K : 187.51 MB/s ( 5750)
[ GDI ] 14486
Text : 5805
Square : 1316
Circle : 3727
BitBlt : 3638
[ D2D ] 0
Sprite 10 : 0.00 FPS ( 0)
Sprite 100 : 0.00 FPS ( 0)
Sprite 500 : 0.00 FPS ( 0)
Sprite 1000 : 0.00 FPS ( 0)
Sprite 5000 : 0.00 FPS ( 0)
Sprite 10000 : 0.00 FPS ( 0)
[ OGL ] 10716
Scene 1 Score : 7789
Lines (x1000) : (1314906)
Scene 1 CPUs : ( 128)
Scene 2 Score : 2927
Polygons(x1000) : ( 144264)
Scene 2 CPUs : ( 64)
トータルスコアで18万程度。Core i5 2500kを搭載したデスクトップが21万程度だったのですが、違いはCPUのスコアだけで他はほとんど変わらず(D2Dが失敗しますが全体のスコアからすると微々たる物です)、ほぼ純粋にCPUの違いだけが現れている感じがします。また、CPUもデスクトップのは95wのTDPですが、こちらは15w程度。電力費を考えると十分な高性能と言えるんじゃないでしょうか。
そして、他のテストではこの差が更に縮まります。3D系の物が加わるためです。
続いてはAntutuを試してみます。AndroidやiPhoneでは有名なベンチマークソフトですね。まず最初にデスクトップから。機種名にPC-MK31LBZCCと書かれていますが、この機種名でググるとCore i3 2100の機種が出てくると思います。私はこいつにCore i5 2500kを換装して使っているという事です。
意味の無い比較でしょうが、iPhone 6Sがスコアとしては13万程度です。意外とiPhoneも処理能力が上がっているという事を言われていますが、同様のベンチマークを取るとこれだけ差が現れるんですね。まあ、デスクトップ用のCPUとARMを比べちゃいけないんでしょうけど。
続いてSurface Laptopの出番です。
2000ポイントほどの差がありますが、CPUの値では2万ほどの違いがあります。つまり、3D描画の性能が第2世代Core iシリーズと第7世代Core iシリーズでの差が出てきているんでしょう。しかも、モバイル向け低電圧CPUと当時のハイスペックデスクトップ用CPUとで比較してもこれだけ差が出てきています。
まあ、ちょっとしたことをやる上ではそこまで3Dグラフィックの影響は無いと思いますけど、ここまで差が出てきているとなんとなく、「あーあ…」って感じもしますね。
もう一つ、PCMark8での結果です。ディティールを取り忘れたので最終的なスコアのみになります。
モードはcompatibleで行っており、OpenGLは噛ましていません。まず最初にデスクトップから。しかし、こちらのテストではこんな結果になるとは思ってもみませんでした。
続いてSurface Laptopです。
ほとんど差がありません。元々グラフィック要件の強いベンチマークなので、ある程度は予想していましたが、ここまで差が無くなるとは思ってもみませんでした。
まあ、そんな訳でストレージの容量以外はもう私のデスクトップマシンは時代遅れも良いところという話ですね、ハイ。ただ、十分使えているので買い換えるつもりは全くありませんけどね(笑)
今回は3種類のベンチマークテストを行ってみましたが、いかがでしょうか。やっぱり新しいマシンといえども、省電力CPUを使っている以上、何でもかんでも古いPCより速いというわけではありません。
ましてやこいつはCrystal Markによれば、SSDもそれほど速いわけではなく、メモリの速度もそんなに速くないと言う消費電力を抑えるために色々とスペックを落としているのかな?と思える部分が見え隠れしています。
まあ、仕方がないんでしょうけどね
次回は外見などの全体的なところを探っていきます。