Surface Laptopは薄くてそこそこ軽いといったパソコンになっています。しかし、最薄というわけでも最軽量というわけでもありません。そのあたりは中途半端と言えるでしょう。
重さについては1252グラムというのが公称です。13.5インチと少しだけ大きい液晶サイズと大容量バッテリーを搭載したことでそれほど軽くは出来なかったというところでしょうか。液晶は13.3インチより約5ミリほど大きい13.5インチですが、これは重さにはほとんど影響しないでしょう。
とすると、やっぱり大容量バッテリーを搭載したことで重さが増したと考えるのが妥当なところですね。正直、ここまで大きなバッテリーでなくてももう少し軽い方がよかったかな?なんて考える人もいることでしょう。
では、まずはぞの重量を量ってみます。
ちょっと見えづらいかもしれませんが、1255グラムと重心のずれや誤差も考えれば、ほぼ公称通りの重さとなっています。実際には1.25kgもある訳ですが、持ってみると、思ったよりも軽く感じます。薄いからなんでしょうかね。それとも大きさがある程度あるから力量が分散されて軽く感じるんでしょうかね。よくわかりませんが、少なくともCube i7 bookよりはかなり軽いなとすぐ感じられるほどの重量差があります。
ちなみに、持ち歩くことを考えるので、ACアダプターはどれくらいの重さかというと、こちらもあまり重くはありませんでした。
二つ合わせても1.4kg程度、前のCube i7 bookは1366グラム、つまり1.36kgと言う事なので、ACアダプターコミでもほとんど変わらない重さとなります。しかも、モバイルバッテリーは使えないのであまり持ち歩く事も無くなると思うので、これで少しは持ち物が軽くなるかもしれませんね。
そのACアダプターにはUSB端子が1つ付いています。充電用なんでしょうけど、結構便利かもしれません。
ちなみに、このACアダプターから本体側のケーブルは2m近くあるため、ここで充電することは少ないかもしれませんけど、スマホを充電しながら使うなんてのもいいと思いますので、活用したいと思います。
続いて寸法についてですが、正直大きく感じます。普通の13インチクラスのPCよりも大きく感じます。実際大きいんだと思いますけど、使い勝手という意味では、パームレストが大きくて使いやすい点もあります。
液晶に関しては超薄型ベゼルというわけではなくて、それなりにベゼルの厚みがあります。まあ、昔に比べれば小さくなった方だと思いますけど、結構な厚さがあります。これはおそらくタッチパネルにしてある関係上、センサーなどを埋め込むのでこんな厚みになったんだと思います。正直、180度べったりまで開かないので、タッチパネルはそれほど重要じゃないんですけどね。
ベゼルは約12ミリ程度です。今は薄いやつだと数ミリ単位なので、結構厚さがある様に見られます。ここをもう少し削れば本体サイズももう少し小さく出来たことでしょう。ただ、キーボードのキーピッチなどを考えると無理して小さくする必要も無かったのかもしれませんけど。ただ、結構大きく思える本体からすると、この影響からなのか、少し液晶が小さく感じられます。
ベゼルのサイズは下だけ少し大きいと思います。ここはヒンジがあるので当然ながら広めに取らないと行けなくなるので、これはしかたがないことです。
薄さもSurface Laptopではそれなりの売り文句です。イノベーションとエレガンスの融合なんてよくわからない単語で形容されているからには、そのエレガンスの方では薄さや美しさを表してほしいものです。
カタログスペックには14.48mmとありますが、どう見ても手前側はそれより薄く、排気口がある背面側はそれより厚く感じます。ならば、この値は平均値なのかもしれません。
Appleみたいに最薄部で表記しないところが少し正直者だなと感じます。では、実際の厚さはどうなんでしょうか。
手前側の薄いところのサイズです。透明なプラスチック定規なので見えづらいかもしれません。約11ミリを差しています。つまり、平均値と思われる14.48よりは3.48ミリほど薄いと言う事になります。まあ、手前側は薄くしやすいのでこれでいいんじゃ無いですかね。
では厚みのある排気口側の厚さはどうでしょう。
これまた見づらいかもしれませんが、約17.5ミリほどに見えます。前面と背面の平均値を考えるとおおよそ14.48ミリというのは間違いじゃない気がします。この厚さならば、鞄の中に入れてもそれほど邪魔にならない気がします。ただ、本体自体がでっかいので、私の普段使いにしているショルダーバッグには入りません。まあ、持っているバッグが小さいのもあるんですけどね。iPad Airもカツカツやっと入るか入らないかというサイズだったので。
キーボードがややたわむのは軽量化のためにパーツをケチったからなのかもしれません。どっちにしろ、キーボードは他のパーツに比べてやや安っぽい感じがあります。前回60点と評価したのもその安っぽさの点もあります。
そんなキーボードのたわみを動画にしてみました。ちょっと見づらいかもしれませんがご参考に。
パームレストでも押すとこれだけたわむというのがわかります。
このアルカンターラの下は安っぽいパーツなんでしょうね。もう少し頑張れって感じです。
全体的に及第点ではある物の、絶対にこれじゃなければ!と言うわけではありません。たとえば、hpが出しているSpectre 13はスペックも価格も上回っているところがあります。(解像度やバッテリー駆動時間は劣りますが)
なにを優先するかで必要な物は変わってくると思います。正直、Officeも付いていてこの価格ならばまあいいんじゃね?とは思えますが、修理や増設が物理的に不可能に近いこと、パソコンの作成に関しては年数が浅いマイクロソフト製と言う事など、デメリットも結構ある様に感じます。
まあ、もう買っちゃったのでどうすることも出来ませんが、他にも選択肢はあるんだろうなと感じる製品ですね。