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カテゴリー: column

  • PS Vitaの予約開始、秋葉ヨドバシでは800人の行列…らしい

     

    世間がiPhone4sに盛り上がっている中、PSPの後継機種であるPS Vitaの予約が開始されました。
    秋葉原ヨドバシカメラでは約800人の行列になったと言うことです。

    PS Vitaは以前書きましたが、ちょっと方向性を誤っているのでは無いかと感じられる携帯型ゲーム機です。
    ゲーム機能以外の所を猛烈にプッシュしており、ゲームが二の次になってしまっているのが残念でなりません。
    また、ちょっと考え物の無線通信プラン(docomo3Gプラン)や、詳細が出てこないWi-Fiモデルなど、発売まで2ヶ月を切ったところでまだまだ不安要素がたくさんありそうな感じです。
    なお、初回出荷は100万台を予定しており、Wi-Fiモデルと3Gモデルを50万台ずつ用意するようですが、PSPの初週売り上げ16万台を超えることができるのでしょうか。
    ここも注目では無いかと思います。

    さて、そんなPS Vitaですが、スマートフォン的な使い方もできると言うことでも注目されています。
    しかし、ソニーエリクソンがXperia Playとして、PSゲームをダウンロードして実行できるケータイを出す予定になっていますし、グループ内でもめ事を起こしている様に見えて残念でなりません。

    ところで、秋葉原ヨドバシカメラの話題は出ましたが、ほかの店舗に関しては全く出てこないんですが、それは何ででしょうね…。
    ここだけが特別なことをしたと言うことなんでしょうか。
    何となくですが、ものすごくこの一件を思い出させるのは気のせいでしょうか。
    ちょっとネガティブな話題でしたが、Vitaにはがんばってもらいたいと思います。
    スマホとしては必要ない、ゲームもほとんどしなくなったtknriiiiでした。

  • [インターネット昔話]第1回 インターネット前夜、パソコン通信

    今回から、不定期にインターネットの昔話をしていきたいと思います。
    そんなことは今更どうでもいいといわれるかもしれませんが、歴史を知っておくのもおもしろいかもしれませんよ。
    まず最初に、インターネット前夜としてまだインターネットが一般的では無い時代、パソコン通信の時代について特に日本の状況をお話したいと思います。
    なお、個人的に偏ったところがあるので、PC-VANの方が本当は上だ、とか、ASAHIネットは無視するのかこの野郎、なんて話はご容赦ください。

    大手企業によるパソコン通信サービス

    まだインターネットが利用される前の時代、ネットワークと言えばパソコン通信のことでした。
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    ダイヤルアップでホストコンピューターと接続し、掲示板やチャットを利用する。
    メールもそのときに利用できていましたが、あくまでも同じサービスを使っている人へのメールで、今のように誰にでも送れるような時代ではありませんでした。
    もちろん画面もテキストベースで、コマンドを打ちながら操作をするCUI(キャラクターユーザーインターフェイス)しかない時代でした。
    大手パソコンメーカーのうち富士通、NECは自社でパソコン通信を行なっており、NECはPC-VAN、そして富士通は日商岩井とともにニフティーサーブを立ち上げ、多くのユーザーを獲得していきました。
    また、草の根ネットと言われる個人営業のパソコン通信などもあり、人気のあるところでは、なかなかアクセスできないといったこともあった時代です。
    この時代は一部の企業以外では社内ネットワークなどもあまり整備されておらず、オンラインでダム端末などを使うような時代だったかもしれません。
    興味本位でパソコン通信へ入りのめり込む、そんな人々が多かった時代でもありました。
    1990年代初頭まではPC-VANが優勢でしたが、やがて商社が営業についているニフティーサーブが力を伸ばし、インターネットへの移行直前ではニフティーサーブの会員数が200万人を超えていた時代もありました。
    それでもまだまだネットを使う人は少ない時代、初心者お断り的なところがあった事も否めません。

    コマンドはやりづらい、ならばやりやすくすればいい

    私はニフティーサーブしか使ったことがないので、ほかのサービスについては余りよくわかっていませんが、CUIでの操作なので見た目はシンプルだが操作は大変だった時代、「素」の状態では使いづらいことが多かったのも事実でした。
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    メールを見るにも/go mail read 1などとコマンドで処理を行なうか、一つ一つ画面上で数字を選んでいく事で進む。
    コマンド選択方式の初期のアドベンチャーゲームの様なものだ。
    操作に慣れるまでに時間が掛かるが、当時はパソコンを使っている人であればコマンドラインは日常的に利用しているので、わからないから使えないと言うことは少なかった。とはいっても、めんどくさいものはめんどくさい。
    それに、つないでいる間は料金が掛かる従量課金、電話代だって馬鹿にならない。
    ならば、ログを残せるようにして、後から読めばいいじゃ無いか。と言うことで、自動でデータを取得するオートパイロットと言われるソフトが誕生していった。 image
    wtermなどマクロを組めるものもあったが、会員数が増えていき自分では対処できないいわゆる「ライトユーザー」が増えてくるとオートパイロットソフトはそういったライトユーザーに対応できるものへと進化していった。
    また、それとは全く別に「チャットアダプター」と言われるチャット専用のツールも用意されるようになっていった。

    こちらは、ログを取っておくこともできたことから、一部で重宝された。

    閉じられたネットワークの中で

    オフラインミーティングと言われる、早い話直接会って飯に行ったり遊びに行ったりという事も盛んに行なわれ、一つのコミュニティーとして形成されていった。
    中には事件なども発生し、問題となったこともありました。
    ユーザーが増えるにつれて知識がないまま使って問題に巻き込まれるという事も少なくありませんでした。
    1994年頃にはニフティーサーブが頭一つ抜け出して、200万人近いユーザー数を獲得していたようで、まさに絶頂期だったパソコン通信。
    しかし閉じられたネットワークからオープンなネットワークへと世界は流れ始めていきました。

    インターネットへの流れ

    まず最初にパソコン通信から離れていったのはグラフィカルな部分、つまり画像を扱うような分野でした。
    CUIで圧縮したファイルをアップロードし、各自がダウンロードして展開して中身を見る、そんな面倒なことが必要のないインターネット、GUIの世界へと移動していきました。
    htmlに画像を貼り付けて、WEBとして公開すれば難しいことは必要なく画像を見たり載せたりする事が可能となっていく。
    これは、パソコン通信では行えなかった新しいやり方です。
    一番ユーザー数が多かった1994年以降は、ほぼ横ばいのまま1997年頃にはインターネットへの流れに歯止めが掛からぬままパソコン通信は衰退していきます。
    コミュニティーに集まっていた情報はインターネット上で同じようにえられるようになり、インターネット上の方が早く正確な情報が掲載されるようになると、わざわざCUIのパソコン通信へ接続するメリットはなくなってしまいました。

    パソコン通信の終焉ともたらされたもの

    パソコン通信は2000年頃にはほとんどなくなっており、サービスもニフティーサーブが2006年まで続けたものの、最後には利用者はほとんど居なかったという。
    立ち上げ当時や新しいものに触れたときの楽しさ、情熱などはどの時代でもあるものだろうが、そんな中でもあの時代は見るもの、触れるものすべてが新しいものに見えていた時代。
    のめり込む度合いも半端ではなかっただろう。
    そして、ネットワーク上でのマナーを持った者としてインターネットの世界へと旅立っていった。
    今となってはすべてが懐かしい時代、インターネット前夜としてはふさわしいのではないでしょうか。

    なお、ニフティーサーブは、今では@niftyとなり、現在25周年記念としてhttp://www.nifty.com/25th/niftyserve/
    こんなサイトを作っている。
    なお、アプリ版では起動時にダイヤルアップのネゴシエーションの音までするものを作っている。
    別に何ができるというわけでもないが(フォーラムごとに掲示板があり、タグを付けてツイートする事が可能になっている)当時を懐かしむ、どんな者だったのかを見てみたいという人はぜひ一度見てみてください。

     

    次回のインターネット昔話は

    インターネットサービスプロバイダー、ベンチャーの夢を見た業者(予定)をお送りします。

  • ソフトバンクがTD-LTEの互換性を持った下り110Mbpsのサービスを開始

    まず最初にお断りしておきます。
    TD-LTEとLTE(docomoが行っている高速データ通信)はまるっきり別物です。
    何となく、雑誌社の記事では混同させようとしているような感じがしていて不愉快なのですが、違うものです。
    技術的な難しいことは書いても仕方が無いのですが、簡単に言うと、LTEと通信方法を変えて速度を速くしようとしているものですが、あくまでも亜流の技術で、主流にはならないでしょう。と言ったところです。

    http://ascii.jp/elem/000/000/638/638445/
    開始するのはXGPというウィルコムが開発した通信規格をぶんどったもので、2.5GHz帯を利用するようです。
    速度をあげたAXGPという通信規格を使います。
    高速通信を売り物にしていますが、どうもauとWiMAXの関係に近い位置にいるように見られます。
    ソフトバンクは主要3社の中では一番不利なマイクロ基地局を利用し、さらに周波数帯も速度と電波の直進性などのバランスがいい800MHz帯を持っていません。
    なので、通信が安定しない事や電波が入らないといった現象が一番起きやすいキャリアでもあります。(さらに入りづらいイーモバイルはとりあえず置いときます)

    なので、通信の逼迫を軽減させるためにもXGPをベースとした通信を行えるようにしたのでしょう。
    ただ、WiMAXを使った人間として言いたいのは「2.5GHz帯は室内で絶望的な結果となるという所を頭に置いてほしい」という事。
    正直言って、ものすごく絶望的です。
    特に鉄筋コンクリートの建物では。これは、周波数によるもので、通信規格でどうにかなるというわけでも無いので、あまり期待ができるものではありません。
    それに、2012年2月からサービス開始とありますが、下手をすればその年の暮れ頃にはWiMAX2が出てきて最大200Mbpsで通信が可能になってしまうかもしれません。
    速度のメリットはどこまで続くのか、そもそも位置づけとしてWiMAXの様な形にしてしまうのか。
    今回は出ませんでしたが、AXGPと3Gと両方で通信が可能なスマートフォンを出してくるのか、それとも全く別のサービスとして展開していくのか。
    別のサービスならば、本物LTEが近くまで来ているのであまり得策では無いと思っています。
    ソフトバンクの事だからなりふりかまわぬやり方をしてくるでしょうから、今後に期待をしたいと思います。

    もちろん、生暖かく見ると言う意味も含めてですけどね(笑)

  • テザリング+定額に本気モードのau auの携帯電話を使ったテザリングサービス「アタッチWiFi」提供開始

    こんにちは、tknriiiiです。
    auのなりふり構わぬやり方にちょっとびっくりしています。

    <p>アタッチWi-Fiを利用することで、既存のガラケーでテザリングが行える。    <br />それも料金はPCサイトビュアーを使った上限と同じ金額。 </p>  <p>&#160;
    

    もちろん制限もあります。

    月1GBまでの利用については下り最大9.2Mbps、1GBを超えた場合は速度制限 (128kbps) がかかります 。「アタッチWi-Fi」を使ってインターネットを楽しむことができる機器は、Wi-Fi対応のPC、タブレット端末、携帯ゲーム機、電子書籍端末、音楽プレーヤーなどです。

    通信速度に関しては、古いケータイならば3.1Mbpsな事もあるでしょう。
    1GBって事は1日あたり33MB程度、かなりの制限となりそうです。(2012年2月までは制限なし)
    このアタッチメントは、私の様な使い方をしているユーザーにとっては魅力的な部分もあり、制限によっては微妙な所もあるサービスです。
    スマートフォンへ買い換える必要がなくなる可能性があるわけです。
    auにとっては、帯域をWiMAXへ少しずつ移動させつつ使わせたいという意図から反することになるわけで、だからこそ帯域制限が厳しいのかな、と思うわけです。
    人によっては福音となるか、それともこんなのいらないとなるか。
    ソニースタイルのみの販売、1年縛り、という所もネックになりそうです。

    見た瞬間は お?と思いましたが、よく読んでいくうちに「これは無い」となってしまったtknriiiiですが、誰か人柱になってもらえませんかね。

    Puppeteer.meの諸君、誰かよろしく。

  • au、2011年秋冬モデルに搭載されているCPUたちについて

    こんにちは、tknriiiiです。
    今日発表されたスマートフォンに搭載されるCPUたちのことを少しだけ書いてみたいと思います。

    公式サイトのミス

    まず、Motorola PHOTONについて。
    公式サイトにはCPUにMDM6600と書いてありますが、これは通信モジュールです。CDMA2000 EV-DOに対応したチップセットの事で、CPUとは違います。
    まさか、グローバルモデルとして販売されているやつをわざわざ変えるとは思えません。
    GSMなどでも通信できる万能君のようです。
    ホントに搭載されているCPUはnVIDIAのTegra2デュアルコアです。
    その性能としてはARM Cortex A9に準拠しており、現時点では高性能ARMに位置づけられます。
    デュアルコア1GHzで、グラフィックスはGeForce6シリーズに相当していると言うことで、2005年頃のメインストリームグラフィックに相当するようです。
    PS3がGeForce7600相当なのを考えると、かなりのものではないでしょうか。
    動画処理にも長けており、このあたりはグラフィックチップメーカーであるnVIDIAの強みが出ていると感じます。

    ISW11Fに搭載されるOMAPって?

    ISW11Fに搭載されるのはOMAP4430というCPUで、テキサスインスツルメンツが作っています。
    OMAP自体は古くはFOMA901i等でも使われていたCPUで、ケータイではシェアをかなり持っていると言う事です。
    そのCPUにPowerVR540を搭載しています。
    PowerVRと言うと、古いゲーマーには思い出されるDreamcastに使われていたのは有名な話。
    ちなみに、PowerVR543+と言うのがPSVITAには利用されています。
    つまり、ISW11Fも少し足りないが結構なハイスペックグラフィックを搭載していると言うことになります。

    SnapdragonはQualcomm製のCPUです。

    タブレット端末やスマートフォンで採用されているので結構名前は知られています。
    通信モジュールも一緒になったQualcommのCPUで、正直言って採用例が少なくてどんな感じかが全くわかりません。
    シングルコア時代のSnapdragonはややもっさりすると言うことも言われていましたが、さてさてデュアルコア版はどうなんでしょう。
    触ってみないと何とも言えなさそうですね。

    ちなみに、シングルコア版は京セラの端末やXperiaなどに搭載されているので、知り合いにXperia acroを持ってる人が居れば触らせてもらえば何となく感覚がわかるかもしれませんね。

    何にせよ、これだけいろいろなものを用意して、それで純増1位とれなかったら目も当てられませんな(笑)

    それではまた。