PC好き、ガジェット好き、平凡な日常大好き

月: 2015年10月

  • iOS9でPC化するiPadはどこへ向かおうとしているのか

    iOS9がリリースされました。このOSの大きな特徴としては、マルチタスク化やキーボードショートカット、そして3Dtouchによる新しいインターフェイスなどが挙げられます。しかし、これらは本当に必要な機能なのでしょうか。

    iPadは元々PCではなくてタブレット端末として2010年にリリースされました。発売当初こそそれほどの勢いはありませんでしたが、iPhoneでリリースされていた数々のアプリのおかげでタブレットが多くの人にも受け入れられることになってPCの出荷台数を脅かす存在へと変わっていきます。

    これは、ちょっとしたメールや文章作成、ウェブサイトの閲覧ならばiPadで十分事が足りるという点と、軽量コンパクトでバッテリーの持続時間も従来のノートパソコンに比べると格段にいい。これらの理由からタブレットというものが認識されるようになっていきました。まだ、ライバルであるAndroidは完成されたとは言いづらいバージョンであった事や、後追いで出来たAndroid3.0はタブレット専用としたことで逆に混乱を招き、巨人Microsoftはこれらに対抗するすべをまだ持っていなかった。

    そして、様々な機能を搭載しつつ2015年にはついに11インチを超える大きなモデルが登場してくる事になりました。このサイズはMacBook Airとほぼ変わらない大きさであり、キーボードなどを取り付ければノートパソコンの代わりとして十分使えるレベルにまでなってきました。これは、前述のiOS9の機能であるマルチタスクや簡単な編集であれば可能となったMicrosoftのOfficeスイート達のおかげもあります。

    しかし、ここまでノートパソコンのように利用できるとしているが、その反面今までの機動力を損なう事にもなり、実際にはノートパソコンへと回帰しているだけになっていませんでしょうか。おそらくここには、ここ1年近くで大きく販売台数を伸ばしている、とある存在が見え隠れしています。

    タブレットだけでは物足りない、だけどノートパソコンでは重くて…という層に対して、ノートではなくてタブレットの形状をしていますよ。でも中身はフルスペックのWindowsなのでOfficeも使えるし今までのアプリケーションも利用出来ますよ。というWindowsタブレットが多く出ています。

    さらにブラッシュアップされた物がMicrosoft直々にSurface Proとしてリリースされました。個人で所有している人はまだ少ないかもしれませんが、個人向けであればもっと安いタブレットがたくさんあります。それでは補えないビジネス向けという分野をSurfaceがフォローしています。

    このSurface Proに対して、フルスペックというわけではないiPadを対抗させるためにiOS9で更にPC寄りの設計となりました。しかし、Surface Proはあくまでも「タブレットの皮を被ったノートPC」であり、その対抗に「タブレットとして完成していた物をなんちゃってノートPCにした物」ではそもそもの方向性が異なっているように感じられてなりません。

    私はタブレットとしてのiPadは評価しますが、ノートPCの代わりになるかと言われると、IMEがアレだったり、意外と使い勝手が悪いアプリが多かったり、そもそも画面分割程度でマルチタスクでやれまっせ。なんてのは違うと思っています。

    少なくとも、あのクソIMEをどうにかしないとどうにも使いづらくて仕方が無いと思いますけどね。こんな意見は私だけでしょうけど。

     

  • 【T400s購入記】メモリを4GBに、HDDをSSDにしました

    先日17,800円で買ったT400s、そんなにパフォーマンスが悪いわけでもなく、使い勝手も悪くないWindows7を搭載している事から、タブレットもメインPCもを蹴散らして普段使いに重宝しています。

    単にパフォーマンスの問題だけではなく、キーボードの良さや寝っ転がって操作できるところ、そしてウルトラナビと言われる乳首マウスとタッチパッドの併用が可能である点など、様々なメリットがあるPCです。

    最近はLenovoのセキュリティ面でろくな話がありませんが、ThinkPadに関しては影響もあまり多くなく、それでいてやっぱり使い勝手がいいなあ、と思える点がいくつもあります。この辺はかつてIBMで開発されていた過去の経緯が生かされているのかなと思っています。

    そんな中、メモリを2GBから4GBへ、そしてHDDをSSDへと交換しました。メモリはまあ2GBでもそんなに重い処理をしなければ不都合はありませんが、とりあえずそんなに高い物でもないので。それよりもHDDをSDDに換えたことが大きなメリットとなります。

    元々この機種は1.8インチの小さいHDDを搭載しています。そのために、ディスクのパフォーマンスが著しく低い。通常ノートPCに搭載されている2.5インチのHDDでも遅いと感じるのに、更に遅いHDDを搭載しており明らかにここがボトルネックとなっています。

    1.8インチのSSDというのも実はなかなか無くて、SATAもMicroSATAというこれまたなかなかない物。なので、こういうmSATA(MiniSATA)のにアタッチメントをつけるというのが一番格安のようです。取り付けの時にちょっと工夫が必要ですが、HDDよりも軽くて速くていい感じです。