【iPadアプリ】Microsoft純正のiPad用リモートデスクトップリリースされる

Microsoft Remote Desktop 8.0.0(無料)

カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化
現在の価格: 無料(サイズ: 12.6 MB)
販売元: Microsoft Corporation – Microsoft Corporation
リリース日: 2013/10/18
現在のバージョンの評価: (18件の評価)
全てのバージョンの評価: (18件の評価)
App + iPhone/iPadの両方に対応


マイクロソフトが純正でiOSとAndroidにリモートデスクトップアプリをリリースしました。利用できるのはビジネス向けエディションのXP以降のPCがホスト側、クライアント側はiOSは6以降、Androidは2.2以降となっています。

今までリモートデスクトップはサードパーティー製のアプリが多く出ていたのですが、ホスト側にも独自のソフトウェアを入れる必要があったり、月額有料制だったりと個人でちょこっと気ままに使う。というわけにはいきませんでした。純正のアプリが出たことによって、気軽に使うことが出来そうですね。

実際に試してみた

では、実際に試してみましょう。現在は英語版しか出ていないのですが、とりあえず入れて使ってみました。

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設定するところは多くなく、ローカルエリアで使ったりLTE経由などで使う場合には5カ所設定すればOKです。

 

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この二つは必須です。PC nameは文字通りPC名なのですが、AD(Active Directory)を利用していない場合には振られている固定IPなどを利用します。ローカルならば192.168~などを指定すれば良いでしょう。外から使う場合にはこのアプリ上では無く、別のところで一工夫が必要になります。簡単に言えば、外からアクセスできるようにする必要があるので、ルーターの設定などが必要となります。

グローバルアドレスも普通は固定では無いでしょうから、DDNSサービスなどを利用して使うのが良いでしょうね。もっとも、その分セキュリティ対策も必要とはなりますが。

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コンソールを利用するか否か?なのかな。オンオフどちらにしてもあまり挙動は変わりませんでした。サウンドはPCから音を出すか、クライアント側から音を出すか(つまり、iPadやiPhoneから)を選択できます。また、音を出さない設定にも出来るので、不要なときには設定しましょう。

スワイプ マウス ボタンはよくわかってません(笑)オンオフどちらでも操作できたのであんまり気にしていませんが、操作に変更があるんだと思います。自宅PCがwindows8なので変わりがなかったのかな?7などだと変わるのかもしれません。

ここだけを設定すればとりあえずつながります。作成されたRDPの設定をタップすると、こんな感じの窓が開きます。ちなみに、PC nameに律儀にPC名を入れてもADが無ければつながらないので、ホストが見つかりません、という英語エラーが出ることがあるので家庭で使うのであればIPアドレスにしましょう。

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  <p>しばし待つと…</p>  <p><a href="https://tknriiii.net/wp-content/uploads/2013/10/image13.png" rel="lightbox"><img title="image" style="border-top: 0px; border-right: 0px; background-image: none; border-bottom: 0px; padding-top: 0px; padding-left: 0px; margin: 0px; border-left: 0px; display: inline; padding-right: 0px" border="0" alt="image" src="https://tknriiii.net/wp-content/uploads/2013/10/image_thumb12.png" width="244" height="184" /></a></p>  <p>こんな感じでデスクトップが出てきます。ここではコンピュータを開いた状態になっていますが、直前にホスト側で作業していた物がそのまま出てくるって事ですね。まあ、RDPだから当然なんですけど。そして、iPad側に操作が移るとホスト側はログアウトされた状態になります。再度ログインするとiPad側が切断されるというこれもごく一般的なRDPでの操作となります。</p>  <h4>パフォーマンスはどうなんだ?</h4>  <p>実際のパフォーマンスですが、ローカルでWi-Fi環境で使う分には十分だと思います。そんなに重いとは感じずに操作ができますし、でかいファイルで無ければExcelの編集なんかも行えそうな感じがあります。しかし、移動通信となると微妙です。</p>  <p>うちはのぼりが10Mbpsしか出ないJCOMなので、それも影響しているのかもしれませんが、ブラウザを開いて何かしようとすると再接続を繰り返したりします。ちなみにクライアント側はiPad4なので、2.1GHzのみ対応のLTEで試しています。操作する内容にもよるんでしょうし、ルーターや回線の性能にもよるんでしょうけど、ちょっといただけない感じの操作感でした。</p>  <p>しかし、ホスト側に余計なアプリケーションを入れなくても済むこと、クライアント側も設定項目が少ないことなどから、出先でちょっとなどというときには十分使えるのでは無いでしょうか。まあ、昨今の電気料金を考えるとPCをつけっぱなしにしておくというのもいかがな物かと考えられるので、個人でどこまで使うかは不明ですが、これはありだと思います。</p>  <p>ちなみに、ローカル環境で使った場合には、YouTubeの再生も行えたりしましたし、結構良いかも。これでwindows8の操作に慣れてもらってあわよくば…ってのがMSの狙いなんでしょうかね。RDP上ではタブレットならではの操作も味わう事が出来るので、試してみてはいかがでしょうか。
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