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カテゴリー: cloud

  • 素朴に感じた、オンラインストレージの容量

    クリップボード01
    今あるオンラインストレージは、基本5GBくらいあって、それ以降の容量を使おうとすると追加料金がかかると行ったものが多く、古くはDropboxで2GB、まあこれも色々とやると10GBくらいまでは増やすことも可能でしょう。
    というわけで、これらオンラインストレージを集めてみたらどれくらいになるのかな?とふと思った。

    クライアントをインストールする、Dropboxタイプのものだけに絞ってみた。
    Dropbox 2GB
    skydrive 7GB
    Googledrive 5GB
    Nドライブ  30GB
    Yahoo!Box 5GB
    Box 5GB
    sugarsync 5GB
    有名どころはこんなもんかな。家はDropboxが12GBとskydriveが旧ユーザーなので25GB使える。
    となると、全部あわせると12+25+5+30+5+5+5=87GBある。ぶつ切り状態にはなりそうだけど、これだけあれば結構使えるような気がする。
    実際には、スマホから撮影した画像はDropboxへと送って、その他の大きめのものはskydriveへ。とやっていると、転送速度などの問題もあってそれほど大容量なのは使わないことがわかる。
    ちなみに、スマホで撮った画像はピンぼけして消したのを除けば1年で約3GB程度。端末のSDカードに置いといても問題がなさそうな容量しか使っていない。
    人によってはこれが数GBに及ぶんだろうけど。というわけで、ライトユーザーならばDropboxとskydriveあたりがあれば事が足りると思う。ちょっとワードっぽいことがしたいなどの要望があるならばGoogledriveもあっていいかも。
    ちなみに、キングソフトというなんちゃってオフィスを出しているメーカーも50GBまで使えるサービスがあるんですが、クライアントがスパイウェアの疑いがあって使う気になりません。
    あのソフトメーカーはあんたのパソコン感染してる!とか嘘の表示出してウィルス対策ソフトを買わせようとしたりするんで信用できませんしね。

  • Web AppとGoogle Docs、個人用比較をしてみよう~その1

    私は文章を書くのは好きだが、学が無いためにおかしな文章によくなる。
    少しでもそれを防ぐために、私はメモ帳などで下書きをして推敲をなるべく行うようにしている。
    同時に、ちょっとしたことをネタ帳としてまとめておいて、後から清書したり切り貼りして記事にしたりしている。
    Cloudサービスを使うことでこれらがオンラインで気軽に、便利に使う事ができる。  
    メモを作成したり、文章を書くということではEvernoteが古株として居るのだが、いかんせん無料ではできることが限られてしまう。
    そのため今回はEvernoteは除いて、マイクロソフトとグーグルのサービスを比べてみたい
    まずは一発目、マイクロソフト側からOneNoteを紹介する。

    Microsoft SkyDrive with OneNote


    マイクロソフトWeb Appでも一番単純なメモアプリの位置づけになっているのがこのOneNote。
    簡単に言うと、マイクロソフト版Evernote(機能簡略版)と言ったところだろうか。
    機能は少ないが、ちょっとしたメモなどであれば十分な機能を持ち合わせている。
    すべての機能を使うためにはパッケージ版を買ってね、となるので注意が必要だ。
    インターフェイスは現在はoffice2010準拠であるが、プレビュー版ではすでにのっぺりした2013準拠のインターフェイスに変更されている。 
    skydive自身を利用するためにはMicrosoft Live IDを取得する必要がある。
    最近はLiveがリストラされてMicrosoft IDと名称が変わっている。
    どちらにしろフリーメールアドレス1つで登録が可能で、@live.jpのメールアドレスをついでに取得することも可能だ。
    SkyDriveとしては7GBまで利用が可能なので、ストレージとしてある程度利用しつつオンラインオフィスを利用するのがいいでしょう。

    機能

    基本的な編集機能を持ち合わせているが、高度な編集は行えない。
    また、文章を書くという点では同じWeb AppでもWordを利用した方がいいだろう。
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    フォントのサイズや太字、斜体などリッチテキストを編集する機能は標準搭載。当然と言えば当然ですけど。
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    また、見出しや引用など書式を利用することも出来る。
    この項目もよくあるオフィススイートなどに準拠している。
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    挿入メニューでは色々追加をする事ができる。
    図に関しては、フォルダから直接ドラッグアンドドロップをしても貼り付けることは出来ません。
    そのため、挿入メニューから選択していく必要があります。
    また、クリップアートに関してはオンラインでデータを検索しますがカテゴリー検索などは無く、タグをキーワード検索して見つけ出す必要があります。
    あまり使い勝手がいいとは言えない。

    androidにもクライアントがあるが・・・

    実はこのOneNoteはandroidでも利用可能となっている。
    ただ、これも使い勝手はあまりいいとはいえない。
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    メニューで利用できるのはこの4つの編集項目。
    左から、画像の取り込み(ギャラリーもしくはカメラを起動)、段落番号(1.2.としていくやつ)、箇条書きとチェックボックスの表示。
    この4つだけだ。
    太字や斜体などの基本的なリッチテキストの編集はおろか、洗濯した部分のコピー&ペーストすらできない。
    はっきり言って駄作の極みである。
    これを使うくらいなら普通のテキストエディタで事が足りてしまうし、装飾などを施すことを考えれば、当サイト一押しAndroidアプリ、7notesがある。
    Cloudで利用ができると言う1点だけがメリットだ。

    言うほど便利では無いWEB版

    OneNoteはいわゆるスクラップ帳のように利用できるアプリであり、Office2010版などは結構使い勝手がいい。
    しかし、WEB版はその便利な機能をごっそり取り払っていること、図の貼り付けすらできないなど基本機能が劣っている。
    あくまでもパッケージ版を買わせるためのおまけという事なのかもしれない。

    次回はGoogle Docsから「文章」をご紹介します。

  • 結局Cloudサービスはどれが良い その3

    今回もオンラインストレージサービスをご紹介します。

     

    Google Drive

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    サービス開始前からやるやると言われており、情報もだだ漏れだったサービスです。
    方向性としてはMicrosoft Sky Driveとほとんど同じで以前からサービスを展開していたGoogle Docsを統合し、オンラインストレージと、オフィススイートを利用できる。
    さらに昨年から始まったGoogle+というソーシャルサービスとも深く連携が可能になっています。
    また、ファイルをGmailに添付してそのまま送信するなど、他のGoogleサービスと深く関わっているものになります。

    特徴としては他Googleサービスとの連携か

    やはり、他のGoogleサービスと連携して利用できるのがいいところでもあり、無駄なところでもあるのがGoogleDrive。
    たとえば、Gmailとの連携に関しては使いやすいがGoogle+との連携はあまり頂けない。
    ストレージとソーシャルは設定を誤るととんでもない事になる。
    まあ、そんな危ない物をクラウドストレージに置いておくなと言われてしまいそうだが…。
    また、GoogleDocsを総合し、オンラインオフィススイートを利用できるのは大きなメリットになる。

    有料アカウントとの違い

    無料アカウントは5GBのストレージと10GBのGmail、1GBのPicasaが利用可能となっています。
    この容量にはGoogle Docsで利用しているファイルは含まれないので純粋に自分でアップロードしたファイルのみがカウントされるようになっています。
    有料アカウントとしては、2.49ドル/月で25GB、Gmailも25GBまで利用可能となり、Picasaも25GBまで利用できるようになります。
    4.99ドル/月で100GBのプランもあり、金額を足していくことで最大16TBまで増やす事が可能となっています。
    まあ、16TBだと結構なお値段になりますけど。
    100GBのプランでも月額にすると円高の関係もあり、400円程度です。スタバのコーヒーを1杯飲むと考えたら安上がりかもしれませんね。

    対応するクライアント

    Windows、Mac、Android、iOSに対応しており、WindowsPhoneは無視されています。
    ここは、SkyDriveをAndroidに出さないMicrosoftと対立しているというか、同じ方針というか、ユーザーにとってはあまりうれしくない対立です。
    もっとも、WindowsPhoneならばSkyDriveを利用した方が使い勝手がいいので、無理してGoogleDriveを利用する必要は無いかもしれません。
    なお、Android版のクライアントはGoogleDocsで編集中に回線が切れる(圏外になる)と編集そのものが出来なくなってしまいます。

    Nドライブ

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    NHNが提供するオンラインストレージサービスがNドライブです。
    ネーミングはひねりも何もありませんね(笑)
    ネイバージャパンやライブドアの親会社であるNHNがリリースしています。

    無料サービスで最大級の30GBの領域を持つ

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    Nドライブのweb版画面。excelシートやWord文章はアイコンが異なる。

    NドライブはSkyDriveをも上回る30GBの無料領域を持っているのが特徴です。
    また、他社と同じく同期用のクライアントを持つため扱いも簡単です。
    そして、もう一つの特徴としては、編集は行えないがweb上にてWord文章やexcel、PowerPointプレゼンテーションなどを開くことができる。
    編集ができなければ意味が無いと考える人も居るでしょうが、ビュアーとして少しでも利用できるのであればものすごく便利なものと言えるでしょう。
    無料でここまでついてくるのはたいした物ではないでしょうか。
    とはいえ、日本ローカルサービスなのかあまり連携できるアプリケーションなどは開発されておらず、 Android版クライアントの自動アップロード機能もいまいちちゃんと動かないことが多い様です。
    そのあたりが改善されればDropboxより容量が多いので使ってみてもいいかな?と考える余地があるでしょう。
    オンラインストレージとして大きめの容量がある。それしか現時点でのメリットはなさそうです。
    また、一部の嫌韓の人は元締めが韓国系企業であることから嫌がっているようですが、LINEの普及なども含めてそれほど気にする必要は無いのでは、と感じています。

    有料アカウントとの違い

    有料アカウントはありません。
    無料サービスのみ提供されています。すごいなと思う反面、どうやって利益を出すつもりなんだろう?と考えると先行き不安定な気がしてなりません。

    対応するクライアント

    Windows、Mac、Android、iOSに対応しており、WindowsPhoneは無視されています。
    Windows phoneはこのままこけてしまうんでしょうかねえ。
    8で巻き返せるのかどうかが楽しみなところでもあり、不安なところでもあります。

    色々サービスを紹介しましたが…

    さて、いくつかのサービスを3回にわたって紹介しました。
    どれもメジャーなところなのでもっと細かい説明をしているサイトはいくつもあるでしょう。
    個人的にこれがいい!というクラウドサービスを言わせてもらうとSkyDriveが筆頭にあげられます。
    ストレージ容量が他社より多め、そしてオンラインオフィスを利用可能な事。しかし、いかんせんAndroid版のクライアントが存在していないので、Androidスマートフォンを利用している身としては悲しい限りでして、是非とも対応してもらいたいとは思っています。
    オンラインストレージとしてはケータイで撮った画像をそのままアップロード出来る機能が使えるDropboxがかなりいいのですが、これもAndroidではGoogle+への自動アップロードと同じ事が可能になったというだけなのかもしれません。
    ただ、インスタントアップロードと違って単にストレージへアップロードするだけなので、Dropboxをインストールしているパソコンへわざわざ画像の転送を行う必要が無く、自動的に同期できるため結構便利に使っています。
    そして、サイトの下書きとして一番利用しやすいのはEvernoteです。
    Android版のクライアントもそれなりにしっかりしており、Windowsでも利用可能。そして、回線が切れていたとしても接続時に同期が出来るので文章が消えると言ったこともない。
    最終的に画像などを添えて投稿する時には別のアプリケーションで、細かい修正を入れるだけですむのもいい。
    パソコン利用だけを考えるとSkyDriveがいいのですが、どうもブラウザ上で文章編集するというのが好きでは無いというか、ショートカットキーで間違ってよく落としてしまうので、別途クライアント上で編集するEvernoteの方が好きというだけです。
    Evernote+Dropboxでサイト編集。旧アカウント持ちならばストレージとしてSkyDriveを利用しつつ、Wep Appも利用するのはいいでしょう。
    一長一短があるサービスなので、一つに絞る必要はありません。
    といっても全部入れているとタスクトレイがなんだかなあ、という状態になる事も否めませんけどね(笑)

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    Cloudサービスx5のタスクトレイ(笑)

  • 結局オンラインストレージサービスはどれが良いのか その2

    前回に引き続きオンラインストレージサービスについて書いていきます。
    前回は表題がクラウドサービスだったのですが、よく考えたら紹介してるのはストレージ関連だけなのでちょっと題名を変えました。

     

    SkyDrive

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    Windowsを擁するMicrosoftはSky Driveというサービスを展開しています。
    元々25GBという大容量サービスでしたが、あまり使い勝手がいいとは言えませんでした。
    最大の特徴としては、オンライン版のオフィススイート、Microsoft Web Appが利用可能で、前述のDropboxでの共有よりも一歩進んでいます。
    つまり、Microsoft Officeをインストールしていないパソコンであっても、オンラインで利用できるワードやエクセルである程度の編集をすることが可能です。
    また、Live Meshという複数のパソコンでデータを同期するサービスもあります。コレはDropboxのようなオンラインストレージというより、複数のパソコンを利用する際に、同じデータを自動的に同期するというサービスで、利用にはwindows liveアカウントが必要です。

    格段に使い勝手が良くなったSkyDrive

    AndroidとGoogle、Google Driveとの兼ね合いでしょうか、今まで単なるストレージに近かったSkyDriveはDropboxライクのクライアントをリリースし、同期と共有が行ないやすくなりました。
    同時に容量を減らし、今までの25GBから7GBへと変更。他社のサービスに対抗できるサービスへと変貌しました。
    以前から登録しているユーザーは引き続き25GB使えますが、そのためにはブラウザからログインし無料の容量追加を行なう必要があります。
    一気に減らしたのはいただけませんが、実際に25GB近く使っていたのは全体の0.06%しかユーザーは居なかったそうなので、使い勝手が良くなった分、容量も他社サービスに見習いました。と言うことかもしれません。

    容量の維持はWEBから行いましょう

    容量維持するにはWEBからログインして設定をする必要があります。
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    ログインするとこのような画面に変わります。
    びっくりマークのリンク「SkyDriveの無料ストレージが変更されます。無料で25GBを獲得しましょう。」をクリックしましょう。
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    既存会員であれば一番上のSkyDrive無料という項目が表示されます。
    無料のアップグレードをクリックすれば25GBを維持することが可能です。これを忘れると7GBに制限されてしまうので注意しましょう。
    使っていなくても、どうせなら容量は大きくしておいた方がいいかもしれませんしね(笑)

    有料アカウントとの違い

    SkyDriveでは容量の違いで有料サービスがあります。
    年間800円で20GB追加。(旧登録ユーザーならば25GB+20GBの45GBが利用でき、新規ユーザーの場合には27GBとなる)
    他に年間2000円で50GB追加、年間4000円で100GB追加のプランがあります。
    容量が増えても特に割引価格にはなっておらず、1GBあたりの単価は0.025円/年。
    Dropboxに比べると約1/4の価格になります。
    マイクロソフトとしてみれば、このサービスで大きな利益を得る必要は無いため、価格を他社サービスより抑えているのでしょうね。
    旧ユーザーであれば、無料で使える部分に関しても7GBは変わるのでお得感はさらに上がるかもしれません。
    新規ユーザーはその逆になってしまいますけどね。

    対応するクライアント

    Windows、Windows phone7.5、Mac、iOSが対応しており、SkyDriveアプリはAndroidにはありませんし、今後も未定と言うことです。
    ただし、メモアプリOne NoteをAndroid版でリリースしており、ほんの一部の機能だけは利用することができる。
    Google Driveと同じくらいの環境で利用できるようになることを切に願う。

    最大の特徴でもあるオフィススイート

    ブラウザベースで利用可能なオフィススイートであるOffice
    Web Appは、マクロを利用していないファイルであればだいたい開くことが可能で、簡単な集計や文章作成であれば問題なく利用できる。
    個人だけで使うのがもったいないとも言えるサービスだ。

    新生SkyDriveは使い勝手が遥かによくなり、Windows8を見据えたサービスへ変更された。
    容量が減ったのはいささか残念だが、年間で800円という格安で大容量を得られるのはいいかもしれない。
    残念なのはAndroidを切り捨てていること、Windows Phoneに関係してくるから仕方がないのかなぁとは思うけど…。

    Yahoo!ボックス

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    ポータルの大手Yahoo!も同様のサービスを行っている。
    行える事はまんまDropboxと同じでこれといった特長はない。
    日本でのサービスでは、Yahoo!BB等のISPサービスを利用中であれば50GBの容量を利用できる。
    とはいえ、大々的に広告を出しているわけでもなく、どちらかと言うと競合他社がやっているのでやっていますという雰囲気が否めない。
    サービス内容としては、Dropboxと大差はなくこれといった特長もない。

    有料アカウントとの違い

    Yahoo!プレミアムに登録をしている場合には5GBプランまでは無料。今後提供予定となっている1000GBプランは300円。(月額)
    通常価格は1000GBプランのみ提供で、月額1000円。
    月額制なので、年間の単価としては1GBあたり12円/月となる。他社に対抗できる価格設定ではありません。
    Yahoo!BB会員は1000GBプランも無料となっており、単にISP契約をしているユーザーに対してのサービスを割高ながら外部にも提供すると言う程度の内容かと思います。

    色々残念なYahoo!ボックス

    どう見ても本気で他社と対抗しようという気がなさそうなサービスです。
    ただ、Yahoo!は各国の連携がいまいち微妙で、日本では特にソフトバンクが独自のサービスを展開しているため同じサービスが提供出来ていない事も多々あります。
    今回のサービスも日本でのみ提供されているようです。

    次回はGoogleDriveおよびその他のサービスについて書いてみたいと思います。

  • 結局Cloudサービスはどれが良い その1

    無料で使えるストレージサービスやオンラインノートなど、多くのCloudサービスが出てきた昨今、結局どのサービスを使うのが一番いいのでしょうか。
    もちろん1つに絞る必要はありませんが、様々なファイルをあちこちのCloudへ置いておく、それじゃあまり意味がありません。
    ここでは、基本無料で使えるストレージサービスをメインにご紹介します。
    今回は最も基本となるEvernoteとDropboxについてお話しします。

    Evernote

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    ノートアプリとして、ウェブクリップとして、何でも使えるものとして機能の充実したソフトウェアです。
    個人的にはオンラインで保存できるという点と様々なファイル形式に対応しているという点で、ヘタなワープロなどよりよっぽど役に立つサービスだと思っています。
    メモ帳としてはローカルで利用できるものとして、MicrosoftのOnenoteやジャストシステムのネタの種(こちらは販売終了しています)などがあり、単にウェブクリップすると言うだけの観点から言うとEvernoteが最初というわけではありません。
    使えそうなものはとりあえずとっておき、後で精査すればいい。
    もしかしたら、そのデータが何かの役に立つかもしれない。そういう観点で使うサービスでしょう。

    有料アカウントとの違い

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    アップグレードすると、PDFファイルのOCR機能(PDFファイル内の文字列の検索)も可能になる。

    無料で利用できるのは月間60MBのアップロード、ページ数は最大で10万ページ(有料ユーザーも同じ)で、有料アカウントにすることで月間アップロード1GBまでに拡張される。
    同期されるファイルも有料アカウントであればすべて、無料では一部制限が掛かるようになる。
    1つのファイルの大きさも無料アカウントでは25MB、有料アカウントでは50MBと倍の大きさになります。
    と は言ったものの、ライトユーザーとして利用するのであれば、無料アカウントでも十分なスペックを持っており、資料を見ながら文章をまとめる。という使い方 やちょっとしたブログ記事を書くのに複数のパソコンで編集が行いたい。などという用途では十分なものを持ち合わせているので、とりあえず使ってみたいとい う人にとっては無料アカウントでも十分ではないでしょうか。
    毎月450円と缶ビール500ml2本分よりも安い金額なので、日々の晩酌からちょっとビールを減らすだけで有料アカウントにできます。ビール2本の価値があるかどうかは使う人次第ではありますが。

    対応するクライアントOSは

    Windows、 Macintoshのみならず、BlackBerryやiPhone(iOS)もちろんAndroid、WindowsMobileや WindowsPhone7.5。さらにはPalmや今後ガラケーにも対応という話もあるくらいで、現在ネットワークに繋がっている一般向け端末はほぼ網羅されていると言ってもいいでしょう。
    実際に利用する上で、対応していないから諦めるということが一番少ないのがEvernoteの魅力の一つでもあるでしょう。
    [単にファイルを保存しておくオンラインストレージ]を期待している方には残念ですがおすすめできません。
    感覚的には図書館で勉強をしていたあの頃を思い出すサービスですね。

    Evernoteは100年続く会社を目指す

    シリコンバレーの企業としては珍しく100年続く企業を目指していると言います。
    いわゆる「老舗企業」になるのを目標としているとのこと。京都の老舗などと同じように堅実で信頼のあるサービスを長く続けて行きたいということです。
    人様の情報を預かるということはとても重要で信頼が必要という考え方、一時的に儲けて後はうっぱらって金を得るという山師のような考えが少ないのは好感が持てますね。
    Evernote社が、米 Inc 誌の「Company of the Year」受賞 « Evernote日本語版ブログにも100年企業を目指すと書かれています。)

    Dropbox

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    オンラインストレージの草分け的存在なのがDropboxです。
    それまでもオンラインストレージが無かったわけではありませんが、FTPを起動してファイルを送るという作業が必要だったり、ブラウザ上から転送すると言った煩わしさがありました。
    それだけに初心者にはやや敷居が高いところもあり、オンラインストレージ自体が一部のヘビーユーザーだけのものでした。
    しかし、このDropboxは端末側にフォルダを作成しそこにファイルを入れておくことでオンラインストレージと自動的に同期し、ユーザーが意識しなくてもデータのやりとりをする 事ができます。
    この手法は、ユーザーがサービスを使っていると意識せずとも利用でき、オンラインストレージサービスの裾  野を広げる事にもなり、爆発的に普及しました。(普及した理由は別にもありますが後述)
    また、たとえネットに繋がっていなくてもオフラインでローカルフォルダにファイルがあるため編集や閲覧が可能で、何が何でもネットに繋がっていなければイケないというサービスでは無いところもちょっとした魅力です。

    有料アカウントとの違い

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    1TBのTeamsは5ユーザー利用でき、年間795ドルから

    Dropboxは有料アカウントにする事でストレージの容量を増す事ができる。
    無料アカウントでは初期2GB、その後チュートリアルなどをこなすことで1.25GB増加させることが可能です。

    他に容量を増やすために友達紹介システムを採用しています。つまり、自分が紹介したユーザーがDropboxのクライアントをインストールして利用し出すと紹介者と新規利用者(紹介された側)の両者に250MBの追加容量をプレゼントするというサービスです。(現在は一人紹介するごとに500MB追加容量が増える)
    そうして増やしていくことで、最大8GBまでの両々を無料で利用できた。現在では最大で18GB(+初期値2GB+追加容量16GB)までが無料で提供されている。

    有料アカウントでは、月額9.99ドル(現在のレートでは約800円程度)か、年間99.9ドル(同じく8000円程度)で50GBの追加が可能。
    月額19.9ドルもしくは年間199.9ドル支払えば100GBまでの追加が可能となる。
    どこまで利用するかによるが、ちょっとしたファイルを共有したい、友人同士でファイル置き場にしておきたいなどという場合には無料アカウントでも十分でしょう。
    ちなみに私はあまり友人紹介をしていないので、8.8GBという中途半端な容量が利用できるようになっている。
    画像ファイルをすべて置いておくには小さすぎるので、ちょっとした共有したいツールや動画などを置いておくのに利用している。

    対応するクライアント

    Dropboxも様々なプラットホームで利用することが出来る。
    WindowsMobileやWindowsPhone7.5にはクライアントが無いため利用できない。
    また、Android版のクライアントは設定をすることで撮った画像を自動的にアップロードする機能がついた。
    Google+のインスタントアップロードと同じ機能ですが、Dropboxにおいておけばクライアントを入れているパソコンすべてで同期が可能なので、スマホでとった画像をいちいち転送すると言ったことが不要になります。
    こんな使い方をしていたらあっという間に容量が埋まっていくような気もしますが…。

    おもしろい使い方としては

    ファイル共有が容易に出来るため、フォルダやファイルを共有にして公開アドレスを渡すことで、簡易的なウェブサイトを構築する事も可能です。
    もちろん、大がかりなものは構築出来ませんがちょっとしたお遊びには利用可能です。
    また、ファイル共有をさせることで同じファイルを大人数で編集する事ができるようになるため、文章の添削やスプレッドシート(表計算)の更新などが行えます。
    たとえば、こんなものを作ったよフォルダを作っておき、そこを仲間内で共有しておく。
    それを他のメンバーが覗いて修正したり、だめ出ししたりする事で、それまで行われていたCDなどの媒体による受け渡しやメール添付で送るといった事が不要になります。

    ただ共有している人誰でも編集が可能なため、誰かが悪意を持って改ざんすることや不用意なファイル削除などが行われることもあります。また、更新されていても確認しなければわからない事が多いため添削依頼をしても気がつかないという事も発生する危険性もあります。
    ユーザーが意識せずに利用できると言うことは、大切なことは自分で意識しなければいけないという事にも繋がってしまうわけです。

    2~3GBといえばSDカード1枚分、それほど大きい容量ではありません。
    しかし、友達紹介システムやイベントなどを使い容量を増やすことでDVD1枚~4枚分までは増やす事が出来ることを考えると、自分だけが使うストレージとしてだけでは無く複数の人で共有して使う事で今まで以上に簡単なデータ共有を行うことが可能となります。
    Dropboxは敷居を低くしただけでは無くクラウドとは何なのかというお手本を見せたようなサービスだと思っています。
    アカウントは持っておいて損はありません。
    といっても、ただ単に登録するだけではつまらないので、もしもまだ登録していない人がいたら・・・。
    http://db.tt/M5T6d4O
    ここから登録してもらうと500MBお得ですよ(私が(笑))

    紹介者がどうしても増えない、手間を掛けても増やしたい人は…

    紹介者がどうしても増えないという人、それでも容量はほしいという人もいらっしゃると思います。
    本来はこういった使い方はほめられるようなものではありませんが、簡単ではない、めんどくさい増やし方を紹介します。
    用意するものはフリーメールと仮想OS環境。
    あ、これでわかりました?早い話、フリーメールを仮想OSで受け取ってクライアントをインストール。これで1人紹介。仮想環境はざっくり消して何度も繰り返せば容量は最大まで増やせます。
    が、恐ろしく手間が掛かるのでそこまでして増やしたい人だけに推奨します。
    私は面倒で止めましたが(笑)

    今回は2つのサービスをご紹介しました。
    この2つは同じクラウドサービスでも毛色が違うため単純な比較は出来ません。
    オンラインで情報をクリップして自分の辞書を作り上げるEvernote、自分のデータファイルをバンバンぶち込んで保存しておけるDropbox。
    併用して使うのはありですし、この二つのどちらかを選ぶというのはちょっと無理かもしれません。
    次回はYahoo!boxとSkyDriveについて書いてみたいと思います。