PC好き、ガジェット好き、平凡な日常大好き

月: 2011年6月

  • WordPressのテーマ作成ソフト Artisteer

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    WordPressのテーマは星の数ほどあるが、どうしても自分でオリジナリティを出すためにテーマを自作したいと考える人は多いだろう。
    しかし、テーマの作成はかなり面倒な作業だ。phpやcssを覚え、ヘッダー、フッター、記事、アーカイブなどそれぞれ表示させるための形を作っていく。
    作成をしたページを微調整し,形を整えていく。
    そういったマクロな作業が続く。
    Artisteerはそういった作業を抜きにして、Wordpressのテーマを作成することができる。
    有料のソフトではあるが、5000円以下で買えるため、紹介させていただく。

    Artisteerは2008年に最初のバージョンがでてから着実にバージョンアップを繰り返し、現在はバージョン3が販売されている。
    今までも使えるソフトであったが、このバージョン3になってからは飛躍的に使い勝手が上がっている。
    基本的に、ブログのテーマを作成するソフトであるが、ウェブサイトの設計なども行えるため、簡略版Dreamweaverとして利用することもできる。

    image作成画面はこのような感じだ。
    上にあるリボン型のツールバーを使って作成をしていく事が可能で、変更した内容は下に表示されているプレビュー画面ですぐにわかるようになっている。
    プレビューまでのタイムラグも設定することができる。

     

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    リボン型のツールバーは、慣れが必要だ。何でもリボン型なら使いやすいというわけではないと思う。
    サジェストを使うと、ランダムにテーマが入れ替わる。
    テーマ全体を入れ替えることも,フォントのサイズと色を入れ替えることもできる。

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    ファビコンの設定もすることができる。
    自作のアイコンを作成して設定することももちろん可能だ。
    細かいところまで行き届いているのがうれしい
    リアルタイムに見た目を確認しつつ変更が可能である事から、CSSに詳しくなくても、PHPを全く知らなくても、カジュアルにテーマの作成を行うことが可能だ。
    Bloggerを利用している人やレンタルサーバーを借りてWordpressを利用している人、Microsoft livespaceから強制移動させられた人など、自作のテーマが使える場合には便利だろう。
    お仕着せのテーマではなく、オリジナリティを出したいと考えている人にはうってつけだ。

    なお、Artisteerには2つのエディションがあり、ホームエディションとスタンダードエディションがある。
    違いは出力できるテンプレートがホームエディションはWordpressとBloggerのみで、スタンダードエディションではJoomlaやASP.NETにも対応している。
    また、サイトの幅や高さなどの細かい調整もスタンダードエディションでないと行えない。
    価格差がかなりあるため、用途に合わせてみると良いだろう。個人的にはホームエディションで十分な気がする。
    ちなみに日本語化はされているが、なんちゃって日本語の部分がある。
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    ブロックはサイドバーの各ブロックの事だが、アイデアをブロックするでは意味がおかしい。
    このあたりはご愛敬と言うところなのだろうか。
    今回は簡単にソフトの概要を書いてきたが、次回は具体的にテーマの作り方をご紹介しよう。

     

    Artisteer3.0
    価格 ホームエディション $49.95(現在1ドル80円のため、4000円程度)
    スタンダードエディション $129.95(10500円程度)
    公式サイト http://www.artisteer.com/

  • モバイルのお供

    モバイルジャンキーにとって一番の恐怖、それは電池切れ
    今回はバッテリーについてお話ししよう。

    電池切れの恐怖から逃れるために、できれば緊急用の充電器、充電池を備えておいた方がいいだろう。

    特にiPhoneユーザーの場合は、様々な専用充電池が用意されている。
    その中の一つがプロテック iWALK モバイルバッテリー。
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    これは充電口に直接差し込んで使える上にそれほど大きくないので、挿したままでも利用可能な充電池だ。
    ただし、容量が800mAhと小さく、iPhone4のバッテリ容量約1400mAhを完全に充電することはできない。
    約60%程度の充電が可能と言うことだが、大きさを考えると仕方がないだろう。
    価格はおよそ2800円程度なので、やや割高に感じられる。
    大きさと利便性を考えたときにはベストチョイスの一つかもしれないが、ずっと使い続けるヘビーユーザーには向かない大きさだ。
    緊急用として持っておくのであれば、この程度の容量があれば問題はないだろう。
    このメーカーは、ほかにもバッテリー容量が1500mAhある機種も出している。

    iPhone専用であればこのほかにも様々なものが出ているが、iPhoneだけを持ち歩いているユーザーばかりではないだろう。
    私のように、ノートPC、携帯電話、モバイルルーター、iPod touchと、モバイルガジェットに囲まれて生活をしている人も多くいる。
    それぞれ専用の電池を用意するのは得策ではない。やはり大容量の汎用性が高いバッテリーを持ち歩く方が良いだろう。
    私がおすすめするのはエネループを使って充電する方法だ。
    一般的に使われている方法だろうが、エネループ自体が少し安くなっていることもあり、充放電できるものを買っておけば問題ないだろう。
    といいつつ、私は充電器と放電器を別々に持っている。
    自宅では、エネループを4本充電できる充電器を持っており、持ち出してモバイル機器を充電するときにはまた別のものを使っている
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    SANYO NEW eneloop スティックブースター USB出力専用ブースターセット(単3形2個セット)

    これだ!と言えるほど良いものではない。
    形状がペンタイプなので、鞄に入れていてもそれほど苦にならないと思ったが、意外とかさばる。
    そして、充電スイッチが甘くて勝手にONとなり、いつの間にか電池が放電されていたなんてこともざらにある。
    ただ、私のiPodや光ポータブル、WM3500Rなどを充電するには十分なものであり、活用している。
    画像の右側にあるのは縮尺がおかしいのだが、標準でついてくるMicroUSBへの変換コネクターだ。
    同じエネループを利用する充電器では
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    eneloop mobile booster KBC-E1AS

    こちらは電池への充放電可能だが、なぜか同じ電池を使って放電できる時間が前述のスティックタイプより約20分短い。
    厚みが前者はΦ18mm(直径18mm)、後者が厚み25mmと7mmの厚さが異なり、幅は42mm後者が大きいが、長さは82mm短い。
    鞄にしまうという意味では、mobile boosterの方が使い勝手が良いかもしれない。
    充電機能はUSBでのみ充電が可能なため、やや手間がかかるのが難点だ。
    どうせならば、コンセントをつけてAC充電が可能であれば良いのに…。

    eneloopを利用して、USB機器への充電は標準品ではこの2つしかない。
    リチウムイオンバッテリーを利用している充電器は数多くあるが、いざというときに乾電池も利用できるの利便性の高い2つの商品だと思っている。
    eneloopを含めたニッケル水素電池はボルト数が低いため、一部機器ではちゃんとした充電ができないこともある。
    ちまちまと充電するのが面倒なときなどはこんな商品もある。
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    Energizer(R) XP18000

    18000mAhの容量を持つバッテリーだ。
    出力ポートも3つ持っており、19V、10.5V、USB用5Vの3種が利用できる。
    変換アダプターも様々なものが用意されており、ノートPCからiPhone、ネットブックも携帯電話も充電は可能だ。
    オプションで16v出力、12v出力なども取りそろえられており、しかも18000mAhという大容量。
    まさにモバイルジャンキーにうってつけの一台といえよう。
    今、私が使用しているモバイルPCはバッテリー容量5600mAhであるため、約3回分にも匹敵する。
    最大8時間稼働できるノートPCなので、24時間+8時間と数日お泊まりになっても持ちそうな稼働時間を得ることができる。
    もっとも、値段も重さも大容量なため、本当に長い時間使う必要がある人、電池が切れたら死んでしまうというような人向けだろう。
    私も購入検討しているが、値段が値段であるため、なかなか手が出ないのが実情だ。

    今回は、モバイルに欠かせないバッテリーについて書いてみたがいかがだったろうか。
    省エネ、エコが叫ばれる昨今、消費電力の少ないモバイル機器がさらに注目を浴びていくことだろう。
    しかし、電子機器である以上は電気を使うわけで、今後は充電池もさらに見逃せない分野となるだろう。

  • イー・モバイルの21Mbps対応ルーターGP01

    gp01-2
    イー・モバイルを契約して2年、今回機種変更をかねてプランの変更も行った。

    おかしな契約

    スピードアップキャンペーンにて、契約をしたデータプランG4、にねんMプラン。キャンペーンによって、高速対応ルーターが無料だったため、端末も変更を行った。
    新しい端末はGP01と型番がついており、とあるロボットが検索結果にたくさん出てくるような型番だ。
    この端末は、モバイルルーターの火付け役ともなったPocket Wi-Fiの21Mbps対応モデル。
    契約に関しては、実は失敗をしており、端末は届いているが、契約はまだ7.2Mbpsのプランでありながら、端末は21Mbps対応とややゆがんだ契約になっている。
    契約はさておき、端末は利用することができるので、早速光ポータブルから乗り換えてみて、今までとの違いなどを含めGP01について書いていきたい。

    大きさ

    約48.6(幅)×95.5(高さ)×14.1(厚み)mmと非常にコンパクトに作られており、光ポータブルの
    64.4(幅)×95(高さ)×17.4(厚み)mmに比べて、同じように縦置きにしたときには少しスリムになった感じになる。
    gp01-3gp01-4

    光ポータブルの上にGP01を乗せてみた。
    縦はほぼ変わらないが、幅がかなり小さくなっているのがわかる。
    厚みに関しては、3.6mm変わっているが、あまり気になる大きさの違いではない。
    約80グラムと光ポータブルの約105グラムより25グラムほど軽くなっている。
    25グラムといえば、500円玉3枚+50円玉1枚に当たる。
    小銭入れが少し軽くなったのと同じ感覚だろう。
    重量は標準バッテリーを搭載した場合であり、震災の影響で発売延期になっている大容量バッテリーを搭載すると厚く、重くなるだろう。(厚みについては、21mmになることは発表されているが、重量については公式発表されていない)
    大きさや重さについては、GP01の方が優れているように見えるが、そもそも連続通信時間が光ポータブルの約6時間に比べ、2/3にあたる約4時間の通信時間だ。
    軽量コンパクトなのも、駆動時間が短いことを考えるとメリットとしてはあまり考えられない。
    むしろ、光ポータブルくらいの大きさがあったとしても6時間通信とした方が良いのではないかと思う。
    また、形状が角張っていないため小さく見えるし、手で持つときには角がじゃまにならないのも良い。
    手に持って使うことはあまりないだろうが、手のひらサイズという表現がぴったりの大きさだ。

    機能

    GP01はイー・モバイルのハイスピードプランに対応したルーターであるため、機能もモバイルに特化している。
    以前WiMAXで利用していたNEC製WM3500Rと同様に、他社回線などを併用することは前提とされていない。
    WM3500Rはファームアップによって、無線LANアクセスポイントの機能が追加されたが、それもクレードルを使っている前提だった。そして、そのクレードルは別売りだったことを考えると、あくまでもおまけ要素的なものだったのだろう。
    光ポータブルはNTT東西が提供しているルーターのため、固定回線で使うことも前提条件となっている。
    両者の設計思想は違うため、単純に比較することはできないが、家でも外でも使えるという事を考えると、光ポータブルの方が機能は上と言えるだろう。
    クレードルも用意されていない。光ポータブルは標準、WM3500Rは別売りとはいえ、有線LANを利用して接続することも考えられているのとは大きく異なる。
    光ポータブルはクレードルにハブを入れれば複数台のPCで有線接続も可能だったが、GP01は有線接続はUSBのみであるため、1台しか接続できない。
    無線機器は5台まで接続可能となっているので、あまり問題ではないかもしれない。
    無線LANに関しては、IEEE802.11b/g/nに対応しており、初代PocketWi-Fiよりよくなっている。
    一般的なルーター機能は持ち合わせている。SSID隠蔽やMACアドレスフィルタリング、IPマスカレードも利用可能だが、ダイナミックDNSへの通知機能などは持ち合わせていない。
    また、同じルーターにアクセスしているパソコン同士で通信を行えなくするルーター分離機能がついている。
    これを使うことで、複数のパソコンが独立してネット接続が可能だ。
    固定回線で利用することが前提とされている光ポータブルに比べると、GP01は劣って見えてしまうのは仕方がないことなんだろう。

    1回目はGP01の概要について簡単に説明させてもらった。
    駆動時間や実際の速度に関しては、G4契約に完全に変わってからまた書いていこうかと思う。

  • イー・モバイルの契約変更の注意点

    現在では、データ通信はイー・モバイルが頭一つ抜けており、それをWiMAXと携帯電話各社が追いかけるような構図となっている。
    2010年に始まった帯域制限で、イー・モバイルを解約検討するユーザーも多いことだろう。

    イー・モバイルのほとんどのユーザーは長期契約のプランに入っている。
    それが「にねんMAX」かも知れないし、「にねんS」かも知れない。
    それらは24ヶ月使うことで割引が行われるプランだ。
    24ヶ月過ぎたユーザーは、次にどうするか考える。
    契約を延長するのか、辞めるのか、それともプラン変更するのか…。
    それぞれ手続きが必要となるが、手続きが乱雑でわかりづらいのでかいつまんで説明しよう。

    解約時

    解約をする場合には、電話連絡の上、解約用紙を取り寄せて手続きが必要となる。
    かなりめんどくさいが、解約させないようにするというのはどこもやることだ。
    この場合、解約手続きは25ヶ月目、つまり2年と1ヶ月に入ってから行わなければ違約金対象となる。
    1ヶ月の猶予の間に手続きを済す必要がある。
    かなり解約に苦労をしている人がいるようなので、都心部に在住であれば、イー・モバイルショップへ行ってしまうのが良いだろう。
    なお、イー・モバイルショップとスポットがあり、スポットでは解約を即日受けられないケースがある。
    ちなみに、電話連絡に関しては本人以外の連絡は受け付けないと言っているので、こちらも注意が必要だ。
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    解約時は、25ヶ月目に手続きを行う必要がある。

    プラン変更、機種変更

    イー・モバイルは下り最大7.2Mbpsのプランと最大42Mbpsのプランがあり、現在はキャンペーンを行って速度アップを促している。
    速度の速いプランの方が月額料金も高い。
    実際には、どれだけのユーザーが恩恵を受けられるかはわからないが、都心や主要都市であれば恩恵は受けられるのではないだろうか。
    帯域制限を受ける恐れもありつつとなるため、本当にプラン変更が必要かどうかはよく考えよう。
    この契約変更の場合には、契約最終月にあたる24ヶ月目に行ってかまわない。
    25ヶ月目に入ってしまうと新しいプランの適用は翌月からとなり、1ヶ月の空白の期間が発生する。
    その空白の期間はベーシックプラン、つまり割高な料金体系となる。
    データプランであれば、5980円だ。にねんMで契約したときより1000円高くついてしまう。
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    何が言いたいのか

    機種変更(プラン変更)と解約では、契約手続きを行う月が異なる。
    機種変更(プラン変更)のオンラインショップのページなどでは、「期間満了でないと違約金がかかる」という事は大きく書かれているが、機種変更の場合にはどの時点で行うかは明確に書かれていない。
    書いてあるのは

    契約期間満了月の翌月より自動的に移行される契約種別は、契約期間満了時点での料金プランと契約種別の組み合わせにより異なります。なお、契約期間満了月に料金プラン変更をお申し込みいただいた場合は、お申し込みの料金プランと契約種別の組み合わせに応じた契約種別に自動的に移行されます。

    いまいち言っていることがわかりづらい書き方だ。
    なので、事前に知っておかないと、契約改定月が過ぎてから変更手続きをしようと考えていると、1ヶ月高い料金を支払わなければいけなくなってしまう。
    言ってしまうと、私がその罠にはまった。
    今までにねんMAXで契約をしており、途中からライトデータプランからデータプランへ変更することで500円安くなるキャンペーンを使ったので、ベーシックでも支払う料金は変わらなかった。
    だから、仕方がないと考えるんだが、もうちょっとわかりやすくして欲しいね。
    契約時と解約時、契約時には良いことを言って解約の時にめんどくさいとこういう不満を言うユーザーが多く出てくるから、気をつけて欲しいと思う。