さて、最近スリーブケースからキーボードを多用するようになってキーボードカバーを利用しています。そして、いつもの病気のこれじゃない病も発病しています(笑)
今回は、そんな中でもでたばっかりの新品を人柱モードで購入してみた。iBUFFALO(株式会社バッファロー)の製品で、この4月にでたばかりのBSKBB25BKを利用してみた。
なお、この内容については私の主観に基づくもので、製品の品質や性能、使い勝手を保証するものではないのっであらかじめご理解いただきたい。
でたばかりの製品なのに、なぜか安売りをしていたECカレントから購入。税込みで5347円+送料540円、標準小売り価格が9800円、量販店では7000円台で売られていることを考えるとかなり格安だ。それもそのはず、たまたまGW特価をやっていたという事だったようだ。値段、間違っていないか?と見直したらすでに完売となっていた。
さて、そんなわけで思ったより格安で手に入れたアイテム。安いという事は何か問題があるんじゃないかと思うのがひねくれ者の性。翌日には届いてきたので早速試してみることとした。
この手のキーボードに最近増えてきたのはフタをするときにはスマートカバーのようなヒンジがある部分に取り付け、利用するときには立てかけるという使い方だ。この方法はロジクールなども使っており、割と使い勝手が良くなっているのが特徴だ。このやり方だと持ち運びにも便利だ。
ただ、個体差なのかどうかはわからないが、お世辞にも強力な磁石とはいえず、本体を持ち上げると落ちてしまうことも多い。また、ケースとしての作りは甘く、私の個体ではヒンジがゆがんでいて微妙にずれが発生する。定価ベースとはいえ1万円近い製品としてはこれはどうなんだろう。
逆に、キーボードに刺した状態。つまりノートパソコンスタイルで利用する際の磁石は意外と強力で、本体を持ち(笑)あげてもキーボードが落ちることはほとんどない。これは地味にうれしいことで、ちょっと場所をずらすといった時に片手で持ち上げて移動することができる。以外と使いやすい特徴の一つだ。
差し込む場所はプラスチックで作られているため、傷が気になる人にはおすすめ出来ないが、正直言って液晶の下、ベゼルなので傷がついてもだからどうしたって私は思ってしまう。元々ゴリラガラス、プラスチックよりも強度があるので傷がつくことはあまり気にしていない。
フタを閉じればオートスリープが動作するのもこの手のキーボードカバーでは当然のこと。こちらは不都合無く動作させることが可能だった。
重さは267グラム。その前に買った軽量型のキーボードカバーが約240グラムだったため、重量は増加。本体とあわせた重さも745グラムと増えてしまった。しかし、それでもUltrabookよりは軽いし何よりiPad4とほぼ同等という事になる。(スマートカバーをつけたiPad4と同等)これならば、持ち歩いて使うにも何とかなる重さだ。
キーボード別持ち+スマートカバー付きiPad Airよりやや軽いところもいいところだろう。総重量が軽ければ軽いほどいい。
では、本質のキーボードとしての性能部分について確認してみよう。
キーピッチは15ミリと狭い。一般的なノートパソコンでは19ミリ、コンパクトキーボードでも17ミリはある。たかが2ミリ、されど2ミリ。この違いはかなり大きいものだ。キーピッチが狭いという事は、キーそのものも小さいという事につながる。決して手が大きいとはいえない私でもちょっと小さいなあと感じてしまうし、実際に指をおいてみてもちょっと微妙な感じはある。
キーサイズはおおよそ12ミリ程度。とても小さいキーボードだ。前回買ったキーボードはキーサイズ14ミリ、キーピッチ17ミリと一般的な大きさであったため、このサイズの違いには戸惑いそうだ。また、打鍵感はサイズが小さいことであまりよくない。
キーストロークも2.2ミリと深いため、結構強くキーをたたかなければならない。ただ、パンタグラム方式であり、キー自体はしっかりと作られているのかたわみはほとんどなく、キーが引っかかるような感じもほとんど見られていない。がりがりとキーを打つ人にはあまり問題とならない部分だろう。
もう一つ打鍵感でいうならば、上下のサイズも小さいためか一番下の列、つまりNやMなどのキーがいまいち打ちづらい。また、Appleのキーボード全般にというか、英語キーボード全般にいえるのだが、何でshiftキーがenterキーよりも大きいんだっつーの。これは仕方がないこと無いことなのだろうが、未だに気に入らない。
これまた相性の問題なのか、ATOK Padで文字を打っていたら、キーの二重入力が一部で見られた。この現象は以前に買ったキーボード、エレコム製TK-FBM036でも発生していたので、相性なのか単に作り込みの問題なのかはちょっとわからない。これが地味にイラッとする。
キーサイズに関しては、左右のベゼルと言うか、余分な部分が広すぎており、その影響でキーが小さくなったのかなと考えている。というのは、前回買ったキーボードカバーはぎりぎりまでキーがあるせいかキーピッチはなかなかよかったからだ。
カバーにしたときのズレというか歪みというか、こちらも詰めが甘いというか作り込みが甘いのかなと感じている。磁石が弱いところも取り外しを考えれば仕方がないのかもしれないが、少し残念なところだった。そういうところも含めてもう少しどうにかならなかったのかな?と思わせるところが多い。二重入力しかり、キーストロークしかり。
まだ買ったばかりでなじんでいないので、しばらく使っているうちになじんでいくんだろうけど、なじむ前にイラッとして別のキーボードを買っちゃわないように気をつけたいと思う。