スマホ用フッ素コート剤(耐指紋性撥油コーティング)の誤解

スマホ向けのフッ素コート剤はいくつかありますが、中でも私がおすすめしているのは老舗アピロスのもの。ここ最近はコーティング剤より、ガラスコートなどで有名な所です。商品名としてはCrystal Armorだったかな。

コーティング剤の誤解が一部あるかもしれないので、ちょっとだけ書いておきます。旧名称にもあるように「耐指紋性撥油コーティング」撥油とは、油を撥ね返すと言う意味です。なので、全く指紋が付かないという物ではありません。どちらかというと、付いた油が浮いたままになっており、簡単に拭き取れる。という意味合いになります。

ようは、フライパンのフッ素コートなどと同じ意味合いです。アレも油を引かなくても素材がくっつかない。お手入れが簡単等といううたい文句がありますが、それと同等の効果をコーティング剤を用いてスマホに施しているのがフッ素コートです。

以前にもお伝えしましたが、このように滑りが良くなるのも、フッ素の影響です。なお、ここで水滴をはじいている画像が入っていますが、実際に自分のiPadに垂らして画像を撮っています。油でいうなら、油性マジックで試しているのでわかりやすいと思います。

早い話、油を付かなくする。ではなく油が付いても浮いたまま(撥ね返している)の状態で簡単に拭き取れる。が正解です。お手入れが簡単な所とつるつると指が滑りやすくなるので操作がしやすくなる、という2つの効果がある。それがフッ素コートです。

最近ブランドが変わったのか、CrystalArmorのメンテナンスキットとして発売されています。

ここで一つ注意しなければならないのが、これらフッ素コート剤はガラスに対して効果を出します。なので、保護シートなどを貼っていると全く効果がありません。さらに、一部メーカーでは最初からシート(飛散防止フィルム)を貼っていることもあり、これらにも効果はありません。

最近はシートを貼るところも減ったみたいですが、SONYなんかは気をつけた方がいいですね。

また、このフッ素コート剤は永遠に効果が続くわけではありません。フッ素コートフライパンだってだんだんダメになりますよね。同じ事です。フッ素コート剤の効果が薄れたなと感じたときは塗り直しが必要です。どんなときに感じるか、拭き取りがしづらくなった時や指の滑りが悪くなったときなどがあげられるでしょう。そういうときにはまた塗ってみてください。効果は復活します。

スマホにカバーをつけるのもいいですが、せっかく軽く設計された物、そもそも重くてカバーつけるとさらに…という物。実用品である事を考えると過剰な保護はどうなのかなと思ってしまいます。まあ、よく落とす人などは別ですが。そんなときに、使い勝手を一歩よくするフッ素コート剤。おすすめします。

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